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104/104

AIとの共同執筆です。

ロルフは、手帳に記された「今日中にあとゴブリン最低20匹討伐」という数字の呪縛に囚われていた。

実は今日はとある地方貴族からの要望でゴブリンの舌を期日までにギルドに持ち込めば買取額3倍という破格なイベントの最終日であった。

ギルドにいたものは皆「ゴブリンの舌なんて何に使うんだ!?食べるのか!?」などという疑問もあったが何より「買取額3倍」という破格の報酬に冒険者達は俄かに湧き立ちその日から大規模なゴブリン狩りが始まった。

近隣のゴブリンが絶滅するのではないかと思われるほどの乱獲の中、彼は奇跡的にゴブリンのまだ未発見の集落を森の中で発見した。

しかしあまりにゴブリン討伐に熱中しすぎたため、受け付け時間である日の入りまで後わずかとなっていた。

「まだいける!後少し!」

その欲が一流の冒険者であるはずの彼の五感を完全に麻痺させていた。

「いた……!最後にあいつらを討伐して帰ろう!」

視線の先に、傷ついた様子のゴブリン。普段のロルフなら、それが「あまりにも無防備すぎる」ことに即座に疑念を持っただろう。あるいは、周囲の草木が不自然に折れ、死角に別の気配が潜んでいることにも。

だが、彼の脳内は「3倍の報酬」という数字に占領されていた。

確認を怠り、泥靴で一歩踏み出した場所。そこには、初心者の冒険者ですら見抜けるような、原始的な「くくり罠」が仕掛けられていた。

「……ッ!?」

足首を締め上げる乾いた音。

宙吊りになった彼の視界に、茂みからニヤニヤと這い出てくるゴブリンたちの下卑た面構えが映る。

「こんな、ガキの遊びみたいな罠に……俺が……」

冷静なら鼻で笑って回避できたはずの「低レベルな罠」。

彼は逆さ吊りのまま、自分が欲のために捨て去った「安全確認」の代償を、首筋を裂く石剣の冷たさで支払うことになった。

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