旅は道連れ
どうやら彼女は国峰秋人と言う名前を覚えている様子。それを聞いて秋人は問いかける。
「そいつに関して他に知っている事はあるのか?」
「えっと、それだけです、ごめんなさい」
2人の間に重い空気が立ち込める。そんな中、先程から会話に紛れ込めていないアオナがこれをどうにかしようと話題を作る。
「ねえ、ヒュウガ?だっけ、ステータス画面って出る?」
「ステータス画面なら出ますよ」
「見せてもらえない?」
「はい、これで良いですか?」
ヒュウガの近くにステータス画面が出てくる。それを2人は覗き込む。
ヒュウガ・レキシントン
旅人 Lv.12
生命力 86
攻撃力 35
防御力 29
魔法力 5
素早さ 25
「能力」
砂利を掌から放つ能力Lv.3
「砂利を放つ?」
「それはですね実際に見せた方が早いかな?」
ヒュウガが腕を構え、発射!と叫ぶ。
その瞬間、砂利がヒュウガの掌からまるで銃弾の様なスピードで遥か彼方に吹っ飛んだ。それを見てアオナは感嘆の声を上げた。
「何気に戦闘に便利な能力ね」
「この能力がなければ死んでたと思いますよ…」
「所で、お二人のステータスも見せてもらってよろしいですか?」
2人はステータスを出現させる。
「俺らの見てもつまらんと思うぞ?」
「ヒュウガのを見といてよく言うわね、同じ様な物でしょうに」
2人のステータスをヒュウガは見終わり、本来の目的を果たす為に辺りを見回す。
「ありがとうございます」
「いいのよ別に、それより早く出発しない?」
「はい、もとよりそのつもりです」
「じゃあ、そろそろ行きましょう」




