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忘れてしまいたい・・・  作者: naomitiara-tica
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12/15

第3の女あらわる

この作品は、全て妄想であり、創作です。


私達の営業の世界には個人での営業成績バトルはもちろんだが、チーム対抗戦とういのが必ずある。それを突き詰めれば、次は営業所対抗戦であり、その次は支社対抗戦という事になるわけだ。


だいたい県を4つ、東京などの都会は8つとかに地区分けをして営業する。しかしだいたい決められているだけで、営業マンはどこの県でもどんなところにも出向く。契約書が貰えるのであれば・・・・そして、エリア担当外とか前回のような担当者がだぶったりしてクレームが勃発した時にその営業所のマネージャの出番という訳だ。


しかし、男は納めるどころか煽る作戦で、当時の営業所の雰囲気はとにかく悪かった。


そんな時、毎年の表彰大会があった。個人の営業成績はもちろん、組織総合力、未入金率、解約率、新規獲得率など細かい数字の規準があり、全国5支社から、優秀者が本社がある横浜の有名ホテルに招待される。一つの要素が該当しただけでは駄目で、招待されるのはなかなか至難の業だ。



私はチーム長になってから毎年8年連続でその大会に呼ばれて来た。


営業所の中から優秀営業チームや優秀テレアポチーム、優秀総務チームなどが該当するとそこの営業マネージャーが、一緒にご招待される寸法だ。もちろん優秀マネージャー制度もあり、それは私達とはまた別格の経営側の手腕を問われる、これまた非常に難易度の高い規準が設けらている。優勝営業所賞をいかにたくさん取って、優秀営業員をいかにたくさん排出したかが今後の出世の鍵になるわけだ。


毎年2チームか3チームが該当だったのだが、マネージャーの煽り作戦が功を奏して、その年の表象大会は私達の営業所から営業4チーム全部とテレアポチームが表彰に該当した。

これはなかなか凄いことで、当然、最優秀営業所賞というのにも該当した。


その時の男の浮かれようと言ったらなかった。一流ホテルでの生演奏付きの豪華な食事、ワインやシャンペン・・・招待された私達もドレスコードと相場が決まっておりみんなそれぞれ煌びやかなドレスを身に包み、髪をアップにしたり、それぞれがいい女っぷり、男っぷりであった。


私は清美の事件からすっかり男に興ざめしたものの、泣かれてからズルズルを別れられず、相変わらずたまにの逢瀬を重ねていた。


男に、表彰大会の当日、パーティをちょっと抜け出して飲み直さないか?と言われていたが、私はどうも男に嫌気をさしているとことがあったので、前のようにそんな提案にも喜ばなくなっていた。生返事で適当にあしらっていたら、珍しく男がしつこく誘って来なかったので、まあおとなしく飲んでいるんだろうと思っていた。


が、やっぱり違っていた。別のチーム長を狙っていたのだ。私の性格からそんな日は誘っても断るの分かっていたに違いない。もし私にバレて別な女と会ってることを私に責められたら、お前の事を誘ったのに断ったろうと言うに違いない。なんて嫌な奴なんだ・・・


気が付いたら男が居なかった。酔っ払っているのだろうかと、探しに行ったのが間違いだった。女をトイレから出てきたところを捕まえたのか示し合わせていたのか分からないが、オブジェの影で男は右手でそのチーム長の腰を抱きかかえ、キスをしながら、左手で女の長いスリットのところから手を入れて下着をまさぐっているようだった。女ももうベロベロに酔っ払っており、立ったまま男にされるがままで、足を男に絡めていた。



私に観察されているのも知らず、男は夢中で愛撫しているようだった。よっぽど携帯(当時、スマホはなかった)で写真を撮るべきだったのだが、あと、やっぱり目の前で見るのはなかなかショックなもので、またまた女のプライドが邪魔をしてそこまで出来なかった。


その別なチーム長の女は私と同年代だが、昔はかなりの美人だったと思われる。今は若干、お太り気味だが。かなり気が強いのが玉に傷で、誰ともかれともケンカするが、営業成績だけは毎回、私とまさに五分を張るほど優秀だった。彼女のほうが上のときも何回もあった。ただ組織力が弱く、次々と新人が辞めてしまうということで、高い評価を受けることが少ない。


男はどうやら、私と理香子 -もう一人のチーム長- を競わせるつもりのようだ。両方自分の女にして、両方のチームを煽るつもりなんだろう。


私は男の考えている事が全て読め、いいかげん腹が立ったが、とにかく清美の例もあるしで、まずは男と理香子の様子を観察することにした。


パーティを抜け出した2人は知らんぷりの顔で30分ぐらいで戻って来た。

マネージャーはもともとワインで真っ赤な顔をしていたし、理香子はほつれた髪を気にしながらあとスリットの乱れを気にしながら。しかし理香子の機嫌は絶好調で、この世の春のようだった。やっと自分も女としての魅力が、みんなの憧れのマネージャーに認めてもらえたんだ・・・てとこだろうか?


まあ、私も最初そうだったから気持ちは良くわかるわ・・・


さて、また次の女の影ですが、佐藤チーム長、どう戦いますか?

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