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忘れてしまいたい・・・  作者: naomitiara-tica
10/15

第2の女を追い出す

この作品は、全て妄想であり、創作です。

女とは不思議な生き物だ。今回が、三角関係と果たして呼べるのかどうか?

男には嫁がおり、私にも清美にも旦那がいる。

たった契約一本、男の掩護がどちらかに傾いたか、たったそれだけの事で、般若と化す。冷静に考えて非常に馬鹿げた話ではないか?


しかもAの契約を取られたからって、しばらくしたら、Aの別の子供で契約を追加して自分の成績としてやり返せばいいだけの話なのだ。


しかし、私の営業所No.1としてのプライドがどうしても2人を許す事が出来なかった。いや、清美に関しては女のプライドが許さなかったと言った方が正しい。男は間違いなく清美と身体の関係がある。それは絶対的な勘であった。私はある日男にカマをかけた。男が、清美と同行名目で、一日中営業所に居らず、帰ってきたあたりの夕方の時間を見計らって、しらばくれて、髪を右にかけていつもの誘いのサインを出したのだ。男の反応が笑えた。セブンを咳き込みながら吸い、気のせいか顔が青ざめている。そして資料を渡しながらそっと私に

『今日、あいつ《嫁のこと》が珍しく外食しようって言うから早く帰らなきゃならないんだ』と言ってきた。


嘘付け。嫁は実家の新築パーティーに出かけてると、この前私にウキウキとメールして来たばかりではないか。

さっきまで、清美としけこんでたから、これから夜に私とは、さすがに出来ないんだろう。


ふん、今に見てろ!


私はハラワタが煮えくりかえったが、

『わかりましたぁ。マネージャーもお疲れのようですしね』と明るく言った。


もちろんAの契約が、清美で上がったなど、一言も私に言う気配も無い。ちょっとでも、今回は新人を助けると思って大目に見てやってくれ、埋め合わせは必ずするからとでも口先だけでも謝ってくれたら、私の気も済んだかもしれ無いのに。


私はまず、清美の旦那がヤクザもんで、今のアパートの住人も困ってるらしいと言う話を、上手に噂で流した。清美の旦那の話は私が男から聞いただけで、知ってる人は少ないはずだった。


人はそんな噂が好きなものだ。


普段から男があきらかにヒイキしていて、最近微妙に態度が大きくなった清美に対して、途端にみんなが嫌悪感を出すようになったのだ。今までは、私に対して向けていた競争意識を清美にぶつけるようになった。


果たして面白いように相乗効果が出始めた。

私以外の営業チーム長達が、男に抗議したのだ。


『家庭環境とか何かと評判の良くない清美さんを、営業チームからテレアポチームに戻して貰えませんか?マネージャーと枕営業してるって噂、お客様から言われましたよ』と。


これは嬉しい誤算だった。

私は一言もそんな話はしていない。噂が勝手に1人歩きしたのだ。


男ははさすがに清美から手を引かざるを得ず、男の支援を失った清美の成績は途端に落ちた。給料は一気に下がり、テレアポチームに戻りたくとも営業所の目は全員冷たく、居場所が無くなって清美は退社した。


これからも男と付き合うかもしれないが、私にはもう関係の無い話だった。勝手にすれば?


しかし、一件落着と思ったのはほんの束の間だった。

女を追い払いましたが、次の事件がまたありそうですね?

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