4.5
「あ~、ひどい目にあった。」
「海人くんがちゃんとやらないからだよ~。次からこうしないと今日みたいになるからね~。」
「そ、それはガンバリマス・・・。」
そんな会話をしているうちに今日が終わりそうになっていた。
まだ一日しか経っていないのに、ずいぶん疲れてしまった。一日が濃すぎる!!
「そろそろ寝ようと思ってるんだけど、海人くんはそれでいい?」
「あ、はい。もう寝ます。だいぶ疲れたし・・・。」
俺とルーさんは寝室に向かうと・・・・って!!忘れてた!?!?
ベッドって一つだった!!
どうしよう、一応これでも男だったしここは譲ってあげたほうがいいか?
いやいや、俺をこうしたのはルーさんだぞ!もうこれは俺も添い寝・・・くらいなら、いいのか?
「じゃあお先~。」
俺が考えているうちに、ルーさんはもうベッドに飛び込んでいった。
「も~、しょうがないな~。俺リビングで寝てくるから。おやすみ~。」
「え?こっちで寝ればいいじゃん。」
「ん?」
「え、だから、こっちで寝ればいいじゃん。」
「俺、これでも一応男だったんですよ?」
「今は女の子じゃん。」
「そ、そんな正論かまされても・・・。」
「だ!か!ら!こっちで寝な!」
いいのか?本当にいいのか?
急に緊張するな!俺!ただ美人な人と添い寝するだけだぞ!
こんな経験前の人生じゃ一生できないくらいのことだぞ!!
俺はやるときはやれる男だろ?って今は女か・・・。
でも、ちょっと眠たくなってきたし一度ベッドに座ってっと・・・
・・・なんて狡猾な罠なんだ!?!?
俺の心理が読まれただと?!このままでは一緒に寝てしま・・・
「ひゃっ。」
急に俺の腰回りを触られた・・・ってルーさんか・・・え?!ルーさん?!?!
「もう、変な声出させないでくださいよ。」
「いや~、どんな反応するか気になって~。一日目で結構女の子になったんじゃないかな~。」
暗くてあまり顔までは見えないが、そんなことを言っているルーさんは、ニヤニヤしているのだろう・・・。
ちょっと悔しい。
まぁでも、とりあえず今日は疲れたし、ちょっと目をつぶt・・・・
・・・
・・・・寝落ちした!!
窓からは少し暖かい日差しが差し、朝が来たことを気づかせる。
体はもとに戻っては・・・いないか〜。やっぱり今日も俺の体は女の子らしい。
「海人くん、起きたの?おはよう。」
「あ、おはようございます、ルーさん・・・ってそういえば一緒に寝たんだった!」
ルーさんは朝起きてすぐなのにめちゃくちゃ元気そうだった。すげーー!!
「海人くん寝顔かわいかったよ〜。」
「何言ってんだよ!男にかわいいとかって・・・!いや別にかわいくはねぇけど!!!」
「いや〜、照れちゃってやんの〜。」
「照れるわけないだろ~。」
そんな会話をしているうちに徐々に頭がさえてきた。
すると、ふと俺の頭の中にこんなことを思い浮かぶ。
なんか朝だからか股間の方に違和感がある・・・。
朝、朝・・・・朝?!
ってか、これはやばいのでは?!
そう思った瞬間、俺はすぐに布団を下半身に引き寄せた。
急に引き寄せたせいかルーさんが驚いたようで
「なに?何があったの?」
と聞いてくる。
俺は布団を俺だけ見えるようにずらし、自分のズボンの下を恐る恐る見る。
すると、俺が思っていたよりも最悪なものがそこにはあったのだ。
それは、小学校には卒業していたアレだった。
おねしょをしてしまったーーーーー!!!
もうこれはお嫁にいけない・・・。
顔面蒼白な俺を横目にルーさんは俺の見ているところをのぞき込む。
「あぁーー!!!海人くん、おむつからやり直してみる?」
半分はからかい、半分は引き気味のルーさんがそんなことを言う。
そして、自分の黒歴史を見ながらこう言うのであった。
「うん、もう何でもいいや。」
前世の俺へ
俺はトイレすらままならない女の子になってしまいました。
やはりこの体には悩みが絶えません!!!!
読んでくれてありがとうございます!!!
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今作でやっとスタート位置まで来ましたね!




