このあとのお話
御覧の通り更新停止しております。
以下は書こうとしていたもののあらすじです。
駆け足になるのと、謎の解けない部分が出ようかと思いますが、(特に9th10th)どうかご容赦ください。
いつか書けそうなら隙間を埋めるように書いていきます。
The 7h Attack!!
Love The Way You Lie
"こんな風にしかできない"
クラージュはおかしくなってしまった。
電磁気力魔法にあまりに都合がいい百銅鉱脈を花奈が肩代わりして以来、クラージュの機嫌はよすぎるほどだった。
銅の有用性に全く無自覚の花奈はクラージュに求められるまま銅を与える。
「クラージュの役に立ててうれしいよ」
触媒を持たなくても花奈一人で間に合う万能感はクラージュから理性を失わせ、要するに調子に乗らせた。
葉介と幹也が日本での大成を望まなくなっていることも都合よく解釈し、クラージュは外務省の相澤へ情報をリーク。電力供給、放射性物質の処理(弱い力魔法)などの餌をちらつかせ、三つ子たちへの干渉を止め、恩を売ろうとする。
The 8th Attack!!
Dance in the Dark
"踊るだけ壊れてく"
外務省はクラージュを信用しなかった。特殊部隊が多良木を封鎖・占拠し、池の通路からのゲルダガンドへ侵入、電磁気力魔法技術の奪取を狙わんとする段になり、花奈は、事態の悪化をようやく悟る。
主にクラージュのせいだと幹也は切って捨てたが、彼を力に狂わせたのは自分の銅の過剰供給もあったのだと花奈は自分を責め、クラージュを切り捨てることができない。
クラージュは、余裕しゃくしゃく、電線をのっとって、電磁気力魔法で特殊部隊を制圧してしまう。花奈はクラージュがもはや制御できなくなったことも悟らされる。
魔王となったクラージュは止まらない。K市は大停電の暗闇に包まれる。
The 9th Attack!!
Come into My World
"モザイク的・コラージュ的・点描的世界へさよなら"
花奈は一転、特殊部隊からも、クラージュからも逃げなくてはならなくなる。花奈は池の通路にまで追い詰められ、とうとう、通ってはいけない時空の穴を使ってしまい、迷子に。花奈はトンネルの中で、この先の世界にも『花奈』がいることに気づいてしまう。この先に出会ってしまうだろう『自分のためにいる家族ではない家族』を恐れるが、穴の先にはジュノがいた。
ジュノは、なぜかすべて知っているようで、(花奈を含めた)三つ子たちから花奈をかくまう。
ジュノは、問われるまま、今までこうやっていつも、花奈を自分のデスクの影へかくまってきていた、自分がここから動かなかったのはそれを迎えるためだったとさえ話した。
最初、葉介のために花奈の放り込んでいたがらくたは、葉介を迎えるよりも以前からジュノのもとに届き続けていた。花奈もたった一人、ジュノを訪れ続け、ジュノは子供のころからそれを迎え続けていたのだ。ジュノは花奈を「ともだち」と呼ぶ。以前ジュノが(花奈からとってみればらしくなく)手を握り返したのも、がらくたを迷惑がらずに保存していたのもそのためだった。
花奈は迷子になったこれからの自分が、目的を持って時を遡り続けていたことを知り、ジュノからも離れ、神話時代の過去を目指す。
The 10th Attack!!
Never Say Goodbye
"こんにちは世界"
ついに花奈は大地の神ゲルダガンドと対峙する。
電磁気力魔法、重力魔法の二種類とも、鉱脈の力はそぐわない。
花奈は苦しむ者のもうないように、「鉱脈」の魔法の力を返させてほしいと申し出る。
未来に起こる悲劇をゲルダガンドは予期していなかった。鉱脈と従者が百代続く(ナルドリンガ=98代目の紅玉鉱脈従者=ほぼ百代続いている)ことも。
「鉱脈」システムは彼女ら彼らの持参金として、条件を処女としたのは「恋人たちが生まれ変わって、幸せな結婚をすれば不必要となるように、従者は神の一部であった。神は詫び、花奈の望む通りに、世界から鉱脈の力が失われ、大地の神ゲルダガンドが未来に再臨する。
(花奈とソワレの鉱脈の力が肩代わりが可能だったのは、鉱脈が神からの、持参金、ただの財産だったから。試さなかっただけで、鉱脈の力は放棄もできたのに、人間の欲深と結びついて、当初思っていたようにはいかなかった)
もはやあらゆる目的を失い、神代で無為に過ごす花奈へ、ある日、迎えがやってくる。花奈の進んだ足跡をさかさまにたどった、故郷の葉介と幹也だった。
力を取り戻したゲルダガンドは葉介を見て、もはや未来の鉱脈たちが、自分の恋人たちとは似ても似つかない存在になっていることを改めて悟る。
神は三人を未来へ帰す。
花奈は、ジュノともクラージュとも、改めて、人間同士の関係を築くべく、固く決意し、三人手をつないで、仲良く日本へ帰宅する。
長きにわたりお付き合いいただきましたのに、
ふがいない真似をして申し訳ありませんでした。
大きなお話を終わらせる能力に欠けていたためです。
また別のお話を書くとしたら、短く、完結させてから投稿しようと思います。
御覧いただき、ありがとうございました。