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9/9

1か月後・・・

 そんな暮らしをしつつ1か月近く経った


「ビッグラビットがそっちにいった」

「わかった」


 俺達は、今ビッグラビット狩りをしていた。


「グアアアー!」


 ビッグラビットがこちらに向かってくる。


「ルカ、倒せ」

「ああ」


 俺は剣を構える。


「グアアー!!」


 ビッグラビットは、突っ込んで来る。


「ふぅー……」


 落ち着け、今までやってきたことを思い出すんだ。

 俺は、落ち着いて構える。

 そして、ビッグラビットが目の前まで来た時、横に飛び回避する。


「グアアッ!」


 ビックラビットが地面に着地する瞬間、俺は飛び上がり上から突き刺す。


「グギャアアアー!!」


 断末魔をあげて、絶命した。


「ふう……」

「うまそうだ」


 俺は強くなった。

 いっしょにモンスターを狩っていたからか

 モンスターを食っていたからか

 レベルが上がったからか

 理由はわからないが、ここのモンスターとも戦えるようになってきた。

 1か月前とは、比べものにならないほど、俺は強くなった。

 でもドラネルにはまだまだ敵わないだろう。


「今日は、もう帰るか」

「いや、腹減ったし」

「そうか、では帰るとしよう」


 俺とドラネルは、家に帰ることにした。


「なにかいる」


 森の中を歩いていると何かがいる気配を感じた。

 囲まれているようだ。


「ドラネル、気づいていると思うけど、囲まれている」

「うむ」


 弓矢が飛んできた。

 矢を避けて、矢が飛んできた方向に俺は走る。

 そこには、モンスターじゃなく人間がいた。


「何者だ!」

「答える必要はない」


 そう言うと、男達が襲いかかってきた。

 しかし、ドラネルの方が早い。


「グアアァッ!」

「ぐわぁっ……」


 ドラネルの攻撃により、男は吹き飛ぶ。


「この野郎……」


 仲間がやられたのを見て、他の奴らが武器を構えてきた。

 こいつら……。


「おまえらはなんだ?」


 ドラネルが聞く。


「知る必要は無い」


 また男が襲ってくる。

 今度は2人だ。


「はあっ」

「うおっ……」


 一人が倒れる。


「うおおぉ」


 もう一人の攻撃をかわし、腹に蹴りを入れる。


「ぐうぇ……」


 2人目も気絶させる。

 あと3人いるようだ。


「くそが、なめんじゃねぇぞ」

「やってやるぜ」


 3人は、一斉に襲い掛かって来た。……遅い! 俺は、避けながら1人ずつ殴り飛ばす。


「がはっ……」

「うげっ……」

「ぐえっ……」


 最後の1人も同じように殴った。

 全員倒すのに10秒もかからなかった。


「なんだったんだ、あいつら」

「わからん」

「とりあえず縄で縛っておこう」


 俺は、近くにあった木にロープを縛りつけた。

 これで大丈夫だろ。


「さて、起きたら、どうして俺たちを狙ったか聞かないとな」


 そして起きるのを待った。


「目が覚めたのか」


 俺は、起き上がろうとする男たちに話しかけた。


「あんたらは、俺達を襲った理由を教えてくれないか」

「くそが……」


 まあそうだよな。

 どうするか……。

 その時だった。

 ナイフが捕えていた男たち全員の喉に突き刺さった。


「やっぱ殺人ギルドのゴミ共じゃだめだな」


 聞き覚えのある声がした。


「おまえは……」


 顔に包帯を巻いているが、声でわかった。

 俺たちをここに連れてきた奴……リベルトだ。


「ドラネルう、お前のおかげで、俺は火傷を負って死にかけたんだよぉ」

「うまく転移魔法で逃げれてなかったのだな」

「火傷は回復魔法でも治らなくてなぁ」

「私の炎は、回復呪文を弾く」

「ポーションで痛みは、抑えられたが火傷跡がひどくてなぁ」

「それは、災難だったな」

「ドラネルおまえだけは、許せないから殺してやるよ」

「やれるものならやってみるがいい」

「ああ、殺してやるよ」


 リベルトは、ナイフを4本投げる。

 そして、ナイフは転移してドラネルの包囲する。


「そんなナイフで、私の肌は、傷つけられないよ」

「それはどうかな」


 そう言って、リベルトは右手から玉を出す。

 玉は、光だすとドラネルの叫び声が聞こえた。


「グアアァー!!」


 俺は、驚いた。

 ナイフがドラネルに突き刺さったからだ。

 ドラネルは、今までどんな攻撃でも無傷なのに。

 右腕、右足、左腕、左足に突き刺さる。


「おまえだけは、簡単に殺さないぞ」

「なにをした!?」

「この玉は、ドラゴンの力を封じるアイテムさ」

「そんなものが!?」


 玉が、割れて粉々になる。


「一度しか使えないアイテムで、高級品で城が買える値段だけど、おまえを殺せるなら安いもんさぁ」


 俺は、ドラネルを守るように間に割り込む。

 ドラネルに回復薬を渡す。

 そして、剣を構える。


「ドラネルは俺が守る」

「ほう……、あの時みたいにビビッてるわけじゃないようだな」

「当たり前だ!」

「まあいい、おまえから先に死ね」


 リベルトが、ナイフを投げる。

 その瞬間、同じように転移して、ナイフが俺の周りを囲む。

 俺は、剣を振るいナイフを弾き落とす。


「なにぃ!? なんで、Fランク冒険者に俺の攻撃が弾かれるんだ」


 次々とナイフが飛んでくる。

 俺は、避けながら前に進む。


「うおおおぉ」


 そして、リベルトの前に来た。


「終わりだ」

「調子に乗るな」


 リベルトは、短剣で俺の剣を受け止める。


「Aランク冒険者のこの俺が、こんなやつに負けるかぁ」

「俺は、ここで送られたことで強くなれた」


 俺は、リベルトを短剣を弾き飛ばした。


「ぐわっ……」


 リベルトは、吹き飛び転がっていく。


「くそが……」

「もうあきらめろ」

「どいつもこいつもAランク冒険者の俺を追い抜かして、見下してくる、腹が立つ」

「だから初心者冒険者たちを狙って、ここに送ったのか」

「くそがあああああ」


 リベルトが叫ぶ。

 そういうと、光だした。


「まさか、覚醒!?」


 ドラネルが、そう言うと。

 リベルトと俺とドラネルは、空中にいた。

 下を見てみると、雲に近い距離まで高いこころにいることにきずく。

 そして、落ちていることに。


「このままじゃ、やばい」


 リベルトは気絶をしているみたいだ。

 強くなってるからといっても、この高さからだと、死ぬ


「ルカ!!」


 ドラネルは、ドラゴンの姿に変身する。

 飛べないといってた、ドラネルの羽は、大きく広がる。

 ドラネルは、翼をはためかせ、空を飛ぶ。リベルトも一緒に飛ぶ。


「飛んでいる!?」


 俺を背中に乗せて、リベルトを口に加えて、ドラネルは飛んだ。

 そして、地面に降りる。

 リベルトを降ろして俺は、縄で縛る。


「ルカ、飛べるようになったああああ」

「ありがとうなドラネル、おまえがいなかったら死んでいた」

「おまえを助けようと思ったら、飛べるようになっていた」

「ドラネル、このまま飛べるのなら、街に帰れるんじゃないか?」

「うむ、休憩は必要だが、飛べるなら問題なく帰れるだろう」

「リベルトを縄にくくって、こいつの悪行をギルドに報告しよう、ダンバルさん、リリアナさん、ライドさん、クレナさん、スレイさんを蘇生してもらえば、証言してもらえるだろうし」

「そうと決まったら乗れルカ」


 ドラネルは、そういいドラゴンに変身する。

 俺は、そのドラゴンの背中に乗り、最初の街を目指した。

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