↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うむ。なるほど。  作者: たなかそう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/47

第十七話

リルとミームが普通に男女の夫婦だったから、それがこの世界の「普通」だと思い込んでいた。

乳母のペトと、その旦那のリャンだってそうだったしな。

なのに。

どうやらこの世界では、恋愛において男女の差なんてたいして意味を持たないらしい。


ふくよかな胸が好きなのか、それとも力強い大胸筋(だいきょうきん)が好きなのか。

それは前世の俺たちの感覚で言うところの、「胸派か、尻派か」という、単なる個人の好みの違いのようなものらしい。

メフィスレスは、デリケートな人間の恋愛事情に関しても無駄に博識である。


映像のショックがあまりに大きかったため、二日ほど自室のベッドに籠ってボーっと過ごした。

だが、根がポジティブな俺はすぐに退屈して外に繰り出した。

男同士も女同士も当たり前な世界が何だというのだ。一歩視点を変えれば、これもある種のエロチートではないか。

男同士の劇物が存在するなら、女の子同士が至高のイチャイチャを繰り広げている楽園だって存在するはずだ。

そう信じて、俺は高速ハイハイで城内中を狂ったように動き回った。


だが、何故だ。

何故、待望のおにゃの子のにゃんにゃんが見れないのだ。

おにゃの子を探しに出たはずなのに、俺の視界に映る人間は、ほとんどがむさ苦しい男ばかりであった。

ペトとリル以外に女性なんて一人もいないんじゃないか?


しょんぼり気味に肩を落として部屋に戻った俺に、メフィスレスが教えてくれた更なる衝撃の真実。

なんと、この世界の人口の九割は男で、女はわずか一割しかいないのだという。

メフィスレスは、知りたくない闇の真実まで恐ろしく博識である。

……おい、何処のエロゲだ。あれ系か。いわゆる腐った方面の、女性向けとかいうやつか。


だが、俺は絶対に諦めない!

一体何のために、わざわざこの国の第一王子に産まれたというのか!

いまこそ、王子という圧倒的な強権(ちから)を発動すべき時だ!


俺はミームに突撃する事にした。一国の王たる奴には、絶対に最高峰のハーレム(らくえん)があるはずなのだ!

ミームのハーレムには、嫌というほどに可愛いおにゃの子が溢れ返っている!……はず!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。