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3/12

3・六本木の象徴。キャバ穣ラナと異端ヤクザ八木原


黒服「ラナさん入られますっ」

黒服「おはようございます本日もすでに3件のご予約いただいております。」


ラナ「はいっ。すぐにフロア入ります。」

黒服「お願いしますっ」


ここは六本木では圧倒的な売り上げを誇るキャバクラだ。

東京一・・といっても間違いではないだろう。

正確には他の店がどれくらい売り上げ上がってるかは分からないが、

圧倒的集客力と客単価・・だとは思う。


このラナという六本木のアイコン・・象徴を作り出したのは本当にプラスだ。

これぞ六本木のキャバ穣、不良・・というのを。

お客も六本木を味わいに来るのだ。

六本木に居る。遊んでる・・という何かイケてるんだぞ感を出しに。


ラナ「イェー♪」

お客「せんきゅありがと」

黒服「いえっお返しします」


黒服に自分のスマホを渡してラナとの乾杯写真。

まぁ120%SNSにアップする用だろう。

まぁこういう客は本物ではない。どちらかというと詐欺系小金持ち。

だがこういう輩はどこから情報持ってくるのか、スピードだけには驚かされる


お客「さて六本木はそろそろで・・」

お客「だな・・」

ラナ「あら、この後はどちらに行かれるんですか?」


六本木はそろそろということは、次は別の繁華街に行くのだろう。

普通なら2件目も歩きで行ける六本木のはずだが・・


ラナ「最近新しくいいお店あるんですか?」


お客を入口まで送りながら失礼のないように探りを入れてみる。


お客「あはははっ最近中々面白い子・・話題の子がいてね」

お客「まぁ楽しませてくれるのよ」


そう言ってお客はタクシーに乗り込む


ラナ「ありがとうございましたぁ」

お客「・・ぁさか」

タクシー運転手「承知いたしました」


赤坂か・・まぁ確かにすぐそこだ。

港区には繁華街はいくつもあるが六本木と赤坂は何か兄弟の様な・・


その後も指名なしのフリー客なども対応して・・


お客「動きそうだよな」

お客「ふむ。」


何やら謎の金持ち風のオジ達まで


「赤坂が」


何か最近敏感な狼達から『赤坂』のワードが増えてきている。

金持ち・インフルエンサー・半グレ・そして・・


八木原「赤坂かぁ・・」


ヤクザまでもが。


この八木原はこの六本木にある巨大ヤクザ組織の若頭にわずか27歳で就任した異端のヤクザだ。

前代未聞と言っていいだろう。二十代の若者が日本最大級のヤクザのナンバー2なんて。

まぁ私も入れていわゆる『六本木グループ』のトップが八木原だ。

六本木のキャバ穣・不良・ヤクザ・・今の時代の六本木の顔達の。

その八木原が店に来て何やら不穏な・・ヤクザな会話


「状が・・・」「本当に何もないのか・・」

「薄いとこではある・・」「だが出入りは・・」「他の組織は・・」


状・・逮捕状?破門状?


ラナ「ちょっと失礼いたします」

  「おう」


私も忙しいので・・


ラナ「はいっラナぁ来たよぅ!飲むぜぇ」

お客「おーう。待ってたぜぇ」


八木原の会話も気になるが他の指名客も居るのでテーブル移動


黒服「・・切り替えがすごいですね」

黒服「ああ・・」


ちゃんと今日、今、の客の求めている空気にうまく切り替えてる。

これが一流のキャバ嬢だろう。


ラナ「自分まだ現役バリバリの不良っす」

  「ラナさん今日も単車で出勤してたんですよぅ。」

お客「あはは。いーねー。いぇーい。」


つまんねぇ・・つまんねぇ・・つまんねぇ・・


黒服「ラナさんっ次のテーブルお願いできますか・・」

ラナ「はいっすぐに」


センキューっ黒服っ。


そう・・

死ね・・死ね・・死ね・・


ラナ「失礼します・・」


八木原「・・・するか?」

   「まぁ・・」


八木原は話に夢中でこちらに目もくれない


死ねっ!死ねっ!死ねぇえええ!


八木原「・・・何笑ってんだ?」

ラナ「いや、あははは・・」


気づいてるよ私だって・・不穏な流れ・・

最近の赤坂ワード・・


ラナ「・・・・・いつでも突っ込めるよ」

八木原「・・・・・そういうのじゃねぇ・・」


ラナがいつでも喧嘩出来るよと・・


ちっ・・ラナの奴、なんか知ってんのか?

まだヤクザしか知らない情報、事実だぞ・・

大体まだ煙もたってねぇ・・・・絶対ぇ勝手な事するんじゃねぇぞ・・


ラナ「赤坂ぁ?」

八木原「・・・・・・・・・うるせぇ黙れ・・」


へー・・・そう?久しぶりじゃん・・そういうの・・

でもそういうのってさ・・

絶対バカがさ、勝手に突っ込むんだよ・・・・


そう・・始まるぞ・・また・・きっと・・聞こえてくるぞ・・


「東京のてっぺん六本木参上だぁこの野郎!」


熱き咆哮が

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