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ーAUTUMN-  作者: 中村翔


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12/13

右か左か

クロエ「智夜。今日学校だっけ?」

智夜「うーん?今日は休みだよ。」

電話を置くクロエ。

今日は夏休み。

クロエ「プール行くかあ。」

『もしもし?クロエちゃん?プール?いくいく。』

黒電話を置く少女。クロエの友達にあたる” ”だ。

” ”は黒電話のダイヤルを回す

” ”「クロエちゃんに誘われたんだけど行く?」

共通の友達である、ユーシュアに電話をかけたのだ。

ユーシュア「ん、いくいく。 待ち合わせはどこ?」

” ”「待ち合わせは駅前かな?」

ユーシュア「了解。」

ユーシュアとの電話を切ると自転車に鍵を挿しこみ、駅前へと走り去っていった

” ”はユーシュアを待つ間、アイスクリームを買いこんでいた

クロエ「” ”?アイスクリームなんて買ってるの?この寒いのに。」

” ”は人数分のアイスクリームを買いこむと後ろを向いて”死ね”と呟いた

クロエ「” ”?重いの?持とうか?」

” ”はクロエの後ろからナイフで刺した。

” ”「”死ね”」

クロエ「?。なんか痛いな。蜂にでも刺されたかな?」

” ”「”死ね””死ね””死ね”」

クロエの目には” ”は映っていないのか、刺されても刺されても平気な顔をしていた

” ”が刺すたびに返り血が飛び散っていく

どちゃっどちゃっ!

ふと後ろに気配を感じて” ”は刺すのをやめた。

ユーシュア「クロエちゃん?」

ユーシュアの目線の先には小さな切り傷があった。

ユーシュア「リバテープいる?怪我はほおって置いたらひどくなるからね。」

クロエはリバテープを受け取る。

クロエ「うーん...?どこで切ったんだろう...?」

” ”「ユーシュア!よっ!」

ユーシュアは今、気付いたかのように” ”に挨拶をする。

ユーシュア「よっ!” ”!久しぶり!元気してた?」

クロエたちは話しながらプールへと入っていった。

”きゃっきゃっ!”

「あれってクロエじゃない?」

少女の目線の先にクロエがいた。

「驚かしてやろうよ。」

「いいねぇ~!」

プールの裏へと一人が消えていった。

「クーロエ!」

” ”「クロエ。呼んでる。」

クロエにそう伝えると” ”はユーシュアに話しかけに行った

(クロエに裏までついてきてもらってっと)

クロエ「なに?ついて来いって?」

クロエを伴って裏へと行った。

「・・・・・・。」

クロエ「何?何か用?」

「”右か左か”」

「えっ?なに?」

「「「右か左か」」」

クロエ「?。私に聞いてるの?それとも...」

「んー?私にも聞いてる?私は左で。」

クロエ「私は右かな?」

少女Aが少女Bに左手を伸ばしてきた。

ばたっーーーん!!!

少女の左手があたまに触れるか触れないかのあたりで少女Bは意識を失って倒れたのだ。

クロエ「えっ???」

間髪入れずに少女が右手を差し出してきた。

クロエ「きゃあーーー!?!?」

クロエはそこで気絶した。

ユーシュア「クロエちゃんは??どこいった?」

” ”「知らんが?」

キーンコンカーンコン♪『クロエちゃんというお子様をお知りの方は迷子センターまでお越しください。黒いリボンに白いスクール水着。ネームはクロエちゃんとなっているお子様のお知り合いの方は迷子センターまでお越しください。』キーンコーンカーンコーン

クロエ「ん、、、」

視界がぼやける。隣にはユーシュアと” ”がいた。

さすがにユーシュアには何が起きたのかは分かったようだった。

ユーシュア「大丈夫?裏で倒れてたんだってね?」

クロエ「なんかよく覚えてないけど...。」

クロエ(なんかむらむらする...)

ユーシュア「寝てな?後のことはユーシュアちゃんに任せて。」

クロエ「うん」

” ”(これであとはクロエが暴走するだけ)

クロエの後ろから声が聞こえた

♪ーー♪ーーー♪ーーー

携帯だ。

クロエ「はいもしもし。ひまねぇ?うん。うん。今から帰るね。じゃ。」ぷつっ・・・ツーツー...。

帰ろうか?

ユーシュア「私は捜査して帰るから。」

” ”「私はもう少し泳いでいくかな。」

クロエは帰り道で友達に会った

智夜「だーれだ?」

クロエ「智夜でしょ?」

ふさがれた視界を取り払うと振り向いた

ふみ「クーロエ♪ひさしぶり♪」

ふみは一歩下がったところでクロエを見ていた

クロエ「?。だれよ?」

智夜は友人を紹介をした

智夜「こいつはふみだよ。ほら!挨拶して」

クロエ「お、おはよう?」

ふみは智夜の後ろに隠れると話し始めた

ふみ「私はだれでもない。私はだれにもなれない。」

クロエ「は?なに言ってんの?」

クロエの意識がだんだんと遠のいていく

ふみ「私はね?ユーシュアの能力だよ。」

クロエ「ぐっ!?ユーシュアちゃんの??」

智夜「ばいばいクロエ ま た ね 。」

クロエが起きると周りには誰もいなかった

クロエ「はぁはぁ...。いない...。」

クロエの後ろから声が聞こえた

???「カリバーン。」

ぐさっ!

クロエは刺されて死んだ


25つ目の能力=たましいのからだの

26つ目の能力=無意識下の放浪者(とうめいにんげん)

27つ目の能力=ユーシュアの能力

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