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(2)アデル・グランツ
6日目(?)です
走った……
走った……
体中が血と泥でドロドロだった。悪臭もしなくはないだろう。
彼は領主の息子つまりは貴族だった。まだ彼は、自分自身に溺れる事はなく、日々鍛錬をしていた。
彼の心はまだくじけていなかった。
彼は父のことを尊敬しており、その父からの調査の命を受けた。彼は途中で投げ出そうとはしなかった。
彼は心に決めていた。
「絶対に生きて帰る」と、
廃村から自分の領地までは3キロあった。途中上り坂もあった。下り坂もあった。川もあった。そして、途中で魔物も何度か出た。
だが彼は足を止める事はなかった。普通なら3時間程度かかる道のりを1時間で帰ると言う偉業成し遂げた。
そして彼はたどり着いたのである。自身の領地へと、
彼はすぐにでもお風呂に入りきれいになりたかった。だが彼は自分の私欲を抑え父の元へ向かう。
そして扉が開いた。
やっと6日目になりました
明日でアデルパートも終わります
アデルのパートが終わるとまたネコのほうに戻ります
一応明日も1000文字目指してみたいと思ってます
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