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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅳ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと、撫子の恋
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10 作戦実行

 その日の放課後。

紳士クンの書いた下書きを綺麗な書体(希里は割と達筆)で清書した希里は、

それを封筒に入れ、トランプのスペードの形のシールを張って封をし、

撫子の靴箱の中にそれを忍ばせた。

そして紳士クンと希里は、校舎の玄関を出てすぐの所にある草むらの陰に隠れ、

撫子が現れるのを待っていた。

 「あ、あの、やっぱりやめませんか?

いきなりあんなラブレターを送り付けられたりしたら、

きっとお姉ちゃんはドン引きしますよ?」

 紳士クンは浮かない顔でそう訴えたが、

すぐ隣に居る希里は、至って強気な口調でこう返す。

 「ここまで来て何を弱気になってるのよ?

まだ失敗するって決まった訳じゃないでしょうが。

それにどっちに転ぶにしろ、突然ラブレターをもらった撫子さんが、

一体どんな反応をするかっていう所に、私は一番興味があるんだから!」

 「やっぱり希里お姉様は、この状況を楽しんでいるだけなんですね・・・・・・」

 「しっ!静かに!撫子さんがやって来たわよ!」

 紳士クンの言葉を制し、希里がそう言うと、

靴箱の所に撫子が現れ、自分の靴箱の前に立った。

そして靴を履き替える為にいつものように靴箱の扉に手を伸ばす。

その中に、紳士クンから送られたラブレターが入っているとも知らずに・・・・・・。



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