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二話 side:B 「リリウムの日常」

二話side:Bです。

「ありがとうございます」と言い、出て行くリリウム。お嬢が俯き、泣きそうになっている事には気付かない。


外に出ると夕暮れ時だった。洞窟に行こうかとも思っていたが、今日はそのまま帰宅しようと考える。住宅や店が建ち並ぶ王都を道沿いに歩く。王都を抜け、程々に整備されている道を歩いていると、大きな花園が見られた。そこには多種様々な花が咲き誇り、花の芳香が風に流され鼻をくすぐる。野花の香りは園芸種より控えめだがいい香りだ。


風が吹き、花弁が飛ばされた時、リリウムの心は震えた。


「何か、この光景見たことがある……何だったかな……」


思い出そうとするが、何も思い浮かばない。「家に帰ってから考えるとするか」この場では一旦そうした。


家に着いたのは日が暮れ、夜になった頃。周りは灯りが無いので月明かりだけが頼りだ。

家に入り、まずは手洗いうがいをしっかりとして、夕飯の用意をする。


「今日はもう遅いし、簡単なもので済ませようかな」


バケットからパンを一切れ取り出して、ミルクのスープを作る。その間にパンをフライパンで焼く。料理を同時進行で済ませ、その日は歯磨きをして寝た。


---翌日---


太陽が登る前、窓から光が差し込む前に起きた。郵便を確認し、商店街のチラシを確認する。


「今日はチキンが安いな、チキンのマヨネーズソテーにでもしようかな」


そう考えながら朝食の用意をする。庭で育てている人参とじゃが芋を洗い、買い置きしてある卵を取り出しオムレツを作る。味付けは塩と胡椒のみだ。パンを取り出し、コーヒーを淹れ、て朝食の用意が完了した。


「いただきます」


飯の前で手を合わせ頂く。パンを齧りながら、他のチラシにも目を通すと占いが書かれていた。内容は‘‘白い花に災難’’らしい。「白い花を渡すと何か悪い事でもあるのかな」などと考えつつ朝食を平らげた。


朝の日課であるジョギングをする行くため、服を着替えて外に出た。家の周りは田舎のため、朝は霧が濃い。朝日が上り始めようとする時間帯だった。朝日を眺めつつ走っていると前から馬を連れた商人が歩いていた。


「そこのぉ、にいちゃん。何か買ってくんな!」


そう話しかけられ、足を止める。馬に色々と売り物が吊るされている。


「何があるんですか?」


「ミルクとかぁ、卵とかぁ、矢とかだなぁ!」


食材や生活必需品なども売っているようだ。弓は持っていたが、矢は切らしていた事を思い出し、それを買おうとするが、


「あ、お金忘れてた。悪いですけど、ちょっとここで待っててくれませんか?」


「ああ、いいよお」


そう許可を得て、急いで家に帰るなり、銭袋を持って商人の所まで戻る。


「お待ちしました!矢を30本程下さい」


そういい、息を整えながら、金を渡す。

商人は金を確認して、矢を袋に入れて渡してくれた。


「はいどうぞ!まいどありぃ!」


そう言い残し、その場を後にした。


ジョギングを続けようとも思ったが、いつもならもう帰宅している時間である事に気付く。


「今日はこんなもんか」


帰宅すると郵便受けに何やら入っていることに気付く。


「あれ、チラシは朝確認したし、何だろう」


出てきたのは手紙だった。「親戚のお婆ちゃんかな」と考えるが、いつもの封筒とは違っていた。


「ん?アザレア・アラモード……誰だろうそれ?」


更によく見てみると王城から出されている事が分かった。その内容は、


‘‘拝啓、リリウム・マラコイデス殿。今日は良い天気で御座います、鳥のさえずりは心地よい音色を奏でています。貴殿に私の心情を伝えようと、これから試行錯誤致しますので、道中何かしら起こるかもしれませんのでお気をつけを。これからも体調に気をつけて下さい。草々’’


などと書かれていた。


「道中何があるんだ?予想できないけど、イタズラか何かか」


そう決めつけ、手紙を破りゴミ箱に捨てた。


「切り替えて、今日も洞窟に行くとしようかな」


洞窟に行くために剣や弓を用意する。先程買った矢も矢筒に入れておく。洞窟には魔物がいるため、武装は欠かせないのだ。武装を完全にして、外に出ると、近所の友達が歩いていた。それに気付き近寄って来た。


「よう、今日も洞窟か?」


「ああ、そうだよ」


「最近何で洞窟行ってんだ?技術上げか?」


そう言えば洞窟に行く理由を言っていなかった。心配するだろうし言っておいたほうがいいかと思うので言う。


「つい先日、倉庫の整理をしていたんだよ。その時になボロボロの地図を見つけたんだ」


「マジかよ?!それ、宝の地図じゃね?」


「多分そう、ここに赤いバツが描かれているんだ。それが洞窟についててな」


「なるほどな、それでか」


友達は納得した様子で「頑張れよ!」と言ってくれた。


「それじゃあ、洞窟行くか」


気合を入れて道を歩く。

微妙な終わり方でスミマセン。

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