表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/6

うさ耳リボンロリ後輩!1

「せんぱぁ~い、一昨日なんで店長と一緒にいたんかぁ?」


僕は今背中に刃物を突きつけられている。後ろなので見えないが、背中にあたる形状は多分刃物だと予想ができる


「な、なんでって、この前の件で話をしてたんだよ!」

「この前って、あのロリコ」

「うわぁ!」

「むぐっ?!」


何この子登校中の道で問題発言しようとしてるの?!こんな所で言われたらもう僕は学校に行ける自信ないよ?!

僕は急いで人が少ない道に移動した


「せ、先輩強引ですよ。でも、はい、求めてくれるのは嬉しいです。初めてがお外ってのは予想外でしたけど、先輩がここがいいって言うなら・・・どうぞ」

「こら!スカートをめくるな!」


このうさ耳リボンを付けたロリっ子は僕の学校の後輩、上田加奈(うえだかな)だ。中学の時からの後輩で、僕を追って高校を決めた変わり者だ。


「で、先輩。店長とは何を話したんですか?」


この子は中学の時から僕のことが好きみたいで、告白こそされないものの、すきすきオーラ全開でついでに嫉妬の塊のようなやつだ。ちなみに、告白は男からが絶対らしい。


「まぁ普通に注意されただけだよ。クビになってもおかしくないと思ってたからよかった」

「そうなんですね!クビになんてしたらあの店長を私が刺しちゃうところでしたよ」

「ちょっと!危ないからそのプラスチックの包丁をこっちに渡しなさい!」

「先輩、これモノサシですよ?」


なんでこの子モノサシを包丁みたいな形にして研いでるの?!めちゃくちゃ先鋭いし!!


「あぶないからそんなもの持ち歩いちゃダメ!」

「えぇ~、私のカバンの中にあるやつで1番安全なやつなのに」


この子のカバンの中身は考えないことにした。


「それより先輩、今日の放課後は空いてますか?デートしましょうよデート!」

「今日はシフト入ってないからいいよ~、ってかいつもなんで加奈と僕ってバイトの休みの日同じなの?」

「私が店長に言って一緒にしてもらってるんですよ!じゃないとデートできないじゃないですか!」


何当たり前のこと言ってるんですかみたいな感じで言ってるけど、普通じゃないからね?!バイト先まで一緒なところにして、さらにシフトまで一緒って何考えてるの?!


「それでは、また放課後ですね先輩!さようなら~!!」


そう言い残すと加奈は走っていってしまった。あー、やっぱりあいつ足速いな。高校でも陸上続けたらよかったのに、僕が陸上続けてないって知った瞬間退部して、バイトを始めるなんて、ほんとに変わったやつだなぁ。

ん?なんであいつ走っていんったんだろ?今何時だ?


8時30分


ぎゃあああ!!やばいやばいあと5分しかない!!話しすぎた!!


僕は遅刻しないために全力ダッシュで学校に向かった。

最後まで読んでいただきありがとうございます!少しでも面白いと思って頂けたら、ブックマーク・感想・評価・レビューよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ