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俺は主人公の友達枠じゃないから

作者:うおた
ずっと書きたかった、こんな話
突然だが、皆さんが想像するラブコメの主人公の多くに、ハーレムが存在すると思う。俺もそういう漫画やアニメをいくつか知っているが、実際そんなものが存在していたら引いてしまうだろう。さて、なぜ俺が突然この話をしたかという理由だが、今現在目の前で起こっていることを説明しようと思う。

俺の目の前にいるのは、3人の女子生徒と、その3人に囲まれている1人の男子生徒である。



「ちょっ、歩きづらいからみんな離れて!」

「由実!美里!拓人が困ってるじゃない!離れなさいよ!」

「そう言ってる麗華もくっついてるじゃん。
それに私はいいんだよー。だってお兄ちゃんと私の仲だもん。ねぇお兄ちゃん、由美のこと好きでしょー?」

「えっ、家族だから好きに決まってるじゃん」

「何言ってるんですか、拓人さん。ダメですよ。貴方にはわたくしがいるでしょ。それよりも、今度の日曜日わたくしの家に来て下さいませんか?両親に拓人さんを紹介したいのですが。」

「?よくわからないけど、美里の家に遊びに行くんだよね?日曜日は暇だから大丈夫だよ。」

「っちょっと!何いいって言ってるのよ!」

「え!ダメだった?麗華も誘おうと思ってたんだけど…」

…朝から元気だなー
学校の通学路の真ん中で騒いでるからかなり周りから注目されてるけど。とにかくこんな奴らに関わりたくないから早く学校に行こう。
そう決心し、道の端を早足で歩き、そいつらを追い抜く。

「あっ!あまね!おはよ!一緒に学校行こ!」

うわっ最悪。話しかけられた。周りからの目線が痛いけどしょうがないから、立ち止まって声のした方を見る。
あと名前呼ばれたついでに自己紹介しよう。
俺の名前は水無瀬周
よく「しゅう」と間違えられるけど「あまね」って読む今年の春から星ヶ丘高校に通っている高校1年である。

そして俺の名前を呼びやがった野郎は、同じクラスの間宮拓人。こいつは、入学して1週間で現在のようなハーレムを形成し、今(5月下旬)に至っている。まさにラブコメの主人公って感じで、おきまりのパターンの鈍感である。確かに顔は普通に整っていると思うが、俺の幼馴染の方がイケメンだと思うんだよね。それにこいつとは、苗字のせいで席が前後であり、しょうがなく共に行動していたら、こいつは俺のことを親友だと勘違いしている。

っていうかこいつ、俺が幼馴染と登校してんのに声かけてきやがった。空気読めよ。

…ん?あれ?さっきまで隣にいた幼馴染がいなくなっている。あっ!あいつ俺のこと置いてスタスタ先に歩いてるし。まじかよ。朝からこいつらと登校なんて辛すぎる。おーい。幼馴染よ、戻ってこーい。

そんなことを思っていると、ハーレム達に声をかけられる。

「拓人がわざわざ挨拶してるんだから、挨拶返しなさいよ!」

「ほんと、なんなのこいつー。お兄ちゃんも挨拶なんてしなくていいんだよー」

「それは、同感します。それにボサボサの髪にメガネ、そしてマスク。不審者としか言いようがないです。」

こいつらは、上からクソy…拓人の幼馴染のなんとか麗華。義理の妹のなんとか由美。どっかの令嬢らしいなんとか美里。
苗字は忘れた。なんなら名前もさっきの会話で思い出したくらいだ。っていうかハーレム達の名前なんて覚えてないし。あっでも由美って奴はクソ野r…拓人の義理でも妹だから苗字は間宮か。こんな3人だが、学校でトップを争うほどの美少女らしい。俺は全然そうは思わないけどね。

それよりも、ほんとひどい言われようだな。クソ野ろu…拓人から挨拶してきやがったのに。それに見た目のこととか関係なくね?髪は元々癖っ毛だし、メガネはコンタクトが苦手だからで、マスクなんかは俺は花粉症だからしょうがねーだろ!花粉症舐めんなよ!辛いんだよ!


「そんなこと言わないでよ!あまねはいい奴なんだよ!」


「「「拓人(お兄ちゃん)(さん)優しい…」」」


…いつまでこんな茶番に付き合ってなきゃいけないんだ。

はあ、今日は朝からついてない。こいつらには絡まれるし、幼馴染には見捨てられるし…
もう学校行こ。

ハーレム軍団を無視して学校に歩き出す。もちろん早歩きで。

「あっ!あまね待って!一緒に行こうよ!」

「何無視してんのよ!」


なんか後ろから声が聞こえるが、俺には関係ないだろう。


************************


俺が学校に着いた、10分後ぐらいに奴らも学校に着いたようで、俺に絡んで来た。残念なことに、ハーレム達とクソ野郎拓人とは同じクラスなのである。幼馴染とはクラスが違うのに、こいつらと一緒とか…萎える。
そしてそいつらを無視した後は普通に授業を受けて、今は昼休みである。

昼休みになった途端、クソ拓人がハーレムを引き連れ一緒にお昼を食べようなどと言ってきた。俺は適当に返事をし、机に顔を伏せる。実は昨日バイトが長引き朝からかなり眠いのだ。もうバイトを変えたいぐらいだ。しかし何度も辞めたいと上の人に言っても、怖いぐらいの笑顔で「ダーメ。」と言われて辞めさせてもらえない。
幼馴染も同じバイトなので、説得するように頼んだのだが、何言ってんだこいつの様な顔で見られた。
いつものように、ハーレム軍団達はうるさかったが、眠すぎて、俺は意識を手放した。


************************

「…い、…まね。お……」

ん…なんか近くで声がするような…


「あま…。お…ろ。」

なんか聞いたことあるような声だなぁ
っていうか肩揺するな


「おい、あまね。起きろ。」


自分の名前を呼ばれているのが、はっきりと耳に入ったので渋々顔を上げると、目の前には朝俺を裏切った幼馴染がいた。


「んだよ。俺今ちょー眠いんだけど、イケメン裏切りハル。」

俺の目の前の幼馴染、一ノ瀬春彦はすごくイケメンである。サラサラの黒髪のクールな王子様風イケメン。そしてそんなハルがいきなり教室に入ってきて寝ている俺を起こしたから、クラスの奴らがザワザワしている。

そんな周りのことを気にせずに、ハルはだるそうな俺を見て呆れたような顔をし

「スマホ見ろ。」

とだけ言った。


はあ?っと思ったが仕方なく鞄からスマホを取り出し見ると…
恐ろしい数の着信とラインがあった。

「うわっ!」

「今日のバイトの内容についてだそうだ。お前が電話に出ないしラインも既読がつかないから、俺にあまねに直接言えってあいつから連絡が来た。あと今日のバイトは超重要らしいから、前みたいにサボるなよ。」


…前無断でバイトサボったこと根に持たれている。俺がサボったせいで、こいつが俺の分をやることになったらしい。


「わーかったよ。」

はるは、本当か?みたいな顔で見ていたが無視無視。ほんと、はるもあいつも俺のこと信用してないな。俺だってやらなきゃいけない時は、しっかりやる男だ。あっ、そういえば眠たすぎてお昼食べてなかった。あっ、弁当も忘れたわ。

「ハールくーん。お昼ちょーだい。」

そう言いながら、キラキラの目線を送る。ふっ、この俺の目線を受けて断れる奴なんて、

バシッ

痛い。叩かれた。ひどいっ!親にも叩かれたことないのに!それに暴力を振るう子に育てた覚えはないわ!

「あまねに育ててもらった覚えはないし、お昼は朝あまねが何にも持っていなくて忘れたと思ったから、購買で買ってきた。」

そう言いながら、惣菜パンと野菜ジュースの入った袋を机の上に置く。えっ、何こいつ。神かよ。

俺が呆然として黙っていると

「ほんとあまねは面白いな。だけど今日サボるなよ、あいつがこっちに来るって言ってたから。あと体に悪いから、昼しっかり食べろよ。」

そう言いながら、フッと微笑み俺のおでこに軽くデコピンして教室から出て行く。

…イケメンだ!!!俺が女だったら絶対惚れてた。その証拠にクラスの女子達は顔を伏せて悶え、男子達は呆然としている。なんか「相手は男なのに、なんでこんなにドキドキするんだ…」とか言ってる。おい。俺の幼馴染はそっち側じゃないから。
近くにいたハーレム軍団達も少し顔を赤くさせてるし。なんか軽くクラスがカオスになっているが、俺は幼馴染が買ってきてくれたお昼を食べるとしよう。


「あの…」

パンを食べていると、はるのイケメン行動で悶えていた1人の女子生徒達が話しかけてきた。
どうしたのかと思っていたら、


「水無瀬くんってあの一ノ瀬春彦くんと知り合いなの⁈」

「知り合いっていうか幼馴染だけど。」

「「「「「えぇ!!!」」」」」

そう返すと声をかけてきた女子生徒達だけでなく、なぜかクラスの奴らも驚いてた。

えっ、なに。なんか俺おかしいこと言ったか?


「おっ幼馴染!?あっあの一ノ瀬くんと!?物凄くイケメンでクールでどこかミステリアスな雰囲気があって、そしてモデルをやっているあの一ノ瀬くんとっ!?」


おっおー、なんか凄い勢いでハルの説明してきたな。
だけどハルと幼馴染なのは変わらないし、隠すつもりもない。

「うっうん。そうだけど。」

いや、べ、別に女子の勢いにビビったわけじゃないから

「じゃあ一ノ瀬くんと一緒にモデルやってる桜ヶ丘女子高の久我桜子ちゃんと最近人気の謎のイケメンモデルのセナ様とも知り合い!!!???」


「一応そうだよ。」

そう答えた瞬間女子からはキャー!!!男子からはうおー!!!という声が響いた。
さっきよりクラスのカオス感が増している。

「セナ様ってあの?!もう好きすぎてセナ様が出ている雑誌全部買ってるんだけど!」

「俺たちの女神、桜子ちゃんだと!?あんな女神様と知り合いなんて水無瀬羨ましい!」

「あの2人が出ているCMとか再生回数凄かったよね。」


「水無瀬くん!一生のお願い!セナ様に合わせて!」


「えっ、いや会わせるも何も「あまね!!!!!!」

うわっ!びっくりした。急に近くで叫ぶなよ、クソ拓人。さっきまでずっと大人しかったのに、人が話しているところ遮るから、ハーレム達もクラスの人たちもびっくりしてるぞ。

「あ、あの、く、久我桜子さんの連絡先って知ってる?」

「はぁ?なんだよ急に。」

「い、いや別に変な意味じゃ無いんだけど、お礼が言いたくて。」

「お礼?」

なんだかハーレム達の顔色が悪くなっている。

「1週間ぐらい前に駅で定期を拾ってくれて…だけどその時桜子さんの顔見たらなぜか凄く緊張しちゃってお礼言えなくて…」

ははーん。そういうことね。ハーレム達はお顔真っ青だ。

「ふーん。その駅で定期拾ってくれた久我桜子に一目惚れしたんで、また会いたいってことか。」

「うぇっ!」

はい。ドンピシャ。

「なっ何言ってんのよ。拓人がそんなわけないでしょ!」

「お、お兄ちゃん。冗談だよね?」

「拓人さん!こんな奴が言ったことは幻聴ですよ!」

ハーレム達の顔が真っ青なのとは反対に、クソ拓人の顔は真っ赤になっている。

「僕が桜子さんに一目惚れ…?」

あーそうだよ。こんな鈍感野郎にも春が来ました。しかしハーレム達が慌てるのと同様にクラスも騒がしくなる。

「あんな美女3人引き連れているのに、桜子ちゃんに一目惚れだと…!」

「今のハーレムに桜子ちゃんが入るなんて…!断固許さん!」

「あの男今ここで死すべき!!!」

「野郎ども武器を持て!!!」

「うおーーー!!!!!!」

やっぱり女子だから男子達からの暴言が凄いなと思っていたら

「何言ってるのかね、間宮くん。桜子ちゃんにふさわしいのは、一ノ瀬くんかセナ様しかいないでしょ。」

「だよねー。間宮くんも確かにイケメンだけど、一ノ瀬くんやセナ様と比べるとね…」

「あと鈍感で空気読めないしさー。なんであの3人惚れてんだろうね。」

「あっあれじゃない?よくあるラブコメの王道主人公みたいな!」

「あー、確かに。だけど私ハーレム主人公って嫌いなんだよね。」

「わかる、わかる。あれって女子をバカにしてるよね。」

「「「「「それな。」」」」」

…女子こっわ。クソ拓人は自分の世界入って聞こえてないようだが、ハーレム達には聞こえていたらしく顔を真っ赤にして俯いている。

キーンコーンカーンコーン

昼休みの終わるチャイムが鳴り、次の時間の教科担任が教室に入って来たため、騒いでいた生徒達はいつものように席に着き準備を始める。みんな終始気になるのか、俺の方をチラチラ見ていたが。

あれっ、俺昼全部食べてないじゃん!あー最悪!せっかくハルが買ってきてくれたのに!どうしよう、お腹もつかな。次の休み時間に食べようっと。

************************

休み時間のたびにクラスメイトは俺に話を聞こうとしていたが、俺がごはんをたべてたり、クソ拓人とハーレム達が俺に絡んできていたから、話しかけられなかったようだ。

そして放課後になった現在だが、帰る支度をして教室から出ようとすると、クソ拓人に「一緒に帰ろう!」などと言われて連れていかれる。その後ろをハーレム達が俺を睨みながらついてくるが、別に俺こいつと帰りたくないんだけど。

クソ拓人に連れられ校門まで来ると、何故か人集りが出来て、騒ぎになっていた。近くにいた男子生徒にどうしたのかと聞いてみると、

「なんか今撮影であの久我桜子が来てるらしいんだよ!」

「「「「「えっ!!!」」」」」

俺とクソ拓人、ハーレム達が驚く。俺がどうしようかと迷っていると、

「あまね、一緒に見に行こう!!!」

とクソ拓人がいい、ハーレム達の止めも聞かず俺の手を引っ張り騒ぎの原因の方向へどんどん歩いていく。


撮影現場に近づくと、休憩時間だったらしく久我桜子が集まっている生徒にファンサービスをしていた。そしてクソ拓人はそこへ行き、真っ赤になりながら久我桜子へ話しかける。

「あっあの!前駅で定期を拾ってくれてありがとう!」

周りの生徒達は、「え、何知り合いなの?」などザワザワしている。

「そっそれと一目会った時から好きです!だから付き合ってくれませんか!」

おお、直球だなこいつ。周りの生徒も呆然として、男子達は「俺も好きです!」「いやっ、俺も!」などと騒いでいる。遅れてやってきたハーレム達は、

「「「そっそんな…」」」

とショックを受けていたが、

「だけど、拓人が選んだんなら…」

「悔しいけど、諦めるしかないね。」

「潔くあの女に拓人さんを譲ってあげます。」

などと言い、諦めムードである。

そしていきなり告白された張本人は、営業用の笑顔をクソ拓人に向け、

「お気持ちは嬉しいですが、すみません。」

と断った。しかし諦めきれないクソ拓人は「せめて、友達にでも!」と言ったが、

「ごめんなさい、仕事があるんで。それと、先程おっしゃってましたけど、どこかでお会いしたことがあったのでしょうか?」

ブッ

思わず吹いてしまった。まさかのクソ拓人、本人に覚えられていなかった笑

クソ拓人もハーレム達も呆然としてるけど、久我桜子を一目見ようと他の生徒達が再び騒ぎ出したので、俺はとっとと帰るとしようかな。
そう思い、撮影現場を背にし離れようとすると、

ガシッ

と後ろから手を掴まれる。

…絶対振り向いてはいけない気がする。しかし段々と手を掴む力が強くなってきたので、恐る恐る後ろを振り向くと、
久我桜子が恐ろしいほどの笑顔で俺の手を掴み立っていた。周りの生徒も、久我桜子の突然の行動に驚いている。「何、あいつ桜子ちゃんとどういう関係?」「あんな不審者っぽい奴いたか?」なんて言われてるし。俺がオドオドしていると、久我桜子が口を開く。

「あ・ま・ねー?どこ、行く、つもり、なのかなー?」

「い、いや、今からちょろっと本屋行って漫画の新刊でも買ってこようかなーと…」

「うん?」

ヒィ!!!怖い、怖すぎる!

「今日は、大事な撮影だってラインしといたよね。それに、学校の近くですぐ撮影始めるから、出来るだけ準備しといてって。」

ニコニコ笑顔で言っているけど、笑顔がこんなに恐ろしいなんて初めて知った。すると校舎側の方がザワザワし始めた。そしてしばらくすると、1人の男子生徒が見え、

「どうしたんだ?あまね、さくら。」

「あっ、ハル。遅いよ。」

は、ハル〜〜〜
声の主はハルで、ハルを見て久我桜子は声をかけた。その時俺の手を握る力が少し弱くなったので、俺は素早く手をふりほどきハルの方へ駆け寄り、ハルの後ろへ隠れる。

「ハル〜〜〜。さくらがちょー怖いよー。」

「何があったんだ…」

「何言ってるの、あまね。あまねがまたサボろうとしたからでしょ。」

ハルが呆れた顔で俺を見てくる。いや、でもさ

「さくらの力が人間じゃないんだよ!!!」

ほらさっきまで掴まれてたとか赤くなってるし!

「……。」

そう言った瞬間、さくらの笑顔が凄く怖くなり2人してビクッとする。周りの生徒達は、俺ら3人の行動に呆然とし、静かになっている。

「…あまね、それとハル。」

「「ッはい!!!」」

「ふざけてないで、とっとと支度しようか。」

「「はいっ!イエッサー!!!」」

もう、恐怖政治だよ。これ。

そしてさくらの笑顔にビクビクしながら準備する。多分メイクとかは後でやると思うけど、自分でやれることをやっとかないとさくらが怖い。
そう思いながら俺が、マスクとメガネを取ると

「えっ!」
「うそっ」
「なんで?!」

「「「「「「セナ様???!!!」」」」」」

俺、水無瀬周は幼馴染である一ノ瀬春彦と久我桜子と共にモデルをしている。セナっていうのは芸名で苗字の「みなせ」から取っている。

「水無瀬くんがセナ様だったの?!」
「まじかよ。」
「セナ様と同じ空気を吸ってたなんて…」
「生で見てもカッコよすぎる!」
「顔整ってるなー」


「相変わらず、凄い人気だね。ほんとさっきまでのあのダサい格好はなんだったの、変装?」

とさくらが聞いてくるが、

「別に変装じゃないし、あとダサくない。俺、セナってこと隠してないし。」

「いや、普段の学校のお前見てセナだって気づいてる奴なんていないぞ。」

「えっ!」

ハルが言ってきたことにびっくりする。まじか、まさか誰も俺がセナってこと気づいていなかったのか。そんなに俺オーラ出てないのかなぁ。ハルなんてイケメンオーラ半端ないのに。

「俺は今お前が驚いていることに驚きだよ。」

なんかハルがボソッと言っていたが、周りの生徒達の声で何を言ったのかわからなかった。

ふと、クソ拓人とハーレム達を見ると全員なんともマヌケな顔をしている。
声をかけようとしたけどマネージャーから呼ばれる。

「セナくん、ハルくん、さくらちゃん撮影の準備するからこっちきてー」

さっきの騒ぎで俺とハルが来たのがわかったらしく、もうすでに衣装やらが準備されている。ああ、サボろうとしたのに、誰かさんのせいでサボれなかった。そう思いながらさくらをちらっと見ると、さくらが笑顔でこっちを向く。

「なんか失礼なこと考えてなかった?」

ヒィ!思わず隣にいたハルに抱きつくと、キャーと周りにいた女子生徒から声が上がる。ふとハルの顔を見ると、青い顔でガタガタ震えていた。ハルの目線を追うと、そこには今までで一番怖い笑顔のさくら。

「2人でイチャイチャしてないで、早く撮影しよ?」

「「はいっっっ!!!」」





あれなんか予想以上に主人公とハルがイチャイチャしてしまったような…
決してBLではない!(と信じたい)

たくさんの評価、感想ありがとうございました!
続きを書こうと思っていたんですが、ちょっと私の執筆力的に無理っぽいです。
深いことは考えずに、サラッと読んで下さい!

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