6章:登場、浜コーポレーション
6章:登場、浜コーポレーション
GM:では、コールのシーンの前に、マスターシーンを入れようかな?
コール:構わないぜ?
GM:バタン!・・・ダダダッ、「ママ~!」呉クンが声を上げる。
紅葉:彼のシーンですか?
GM:そうだね。一見して分かる金持ちの家。その居間に少年は駆け込んだ。
「どうしたんです、三都人?そんなに慌てて」
「ごめん、ママ。あっ・・・」
黙る少年。しかし、それは恥ずかしさではない。
その部屋に、もう一人の人物がいたからだ。
「呉の男がなんだ?情けないぞ!」
厳しい女性の声だ。
鋭い目に、赤い髪。
彼が苦手とする人物だった。
「環子叔母様、いらっしゃいませ」
おびえた様子で挨拶をする。
「そう畏まるな。可愛い甥っ子殿」
そう言って、テーブルのカップに口を付ける。
三都人は、服を直してテーブルに着く。
「MGバトルで負けちゃったんだ」
悔しそうに言う。
「・・・・・・?」
環子と呼ばれた女性の表情が曇る。
「あのバウは、特別製でしたのですが」
何時から居たのか、部屋の端の男性が疑問の声を上げる。
「・・・・・・真島?」
「はっ!」
男性が頭を下げる。
「詳しい話を聞いた方が良いのかしら?」
環子がカップをテーブルへと戻す。
「叔母様、ごめんなさい。お店でバトルしていたんだけど・・・」
長くなると思ってか、もう一人の女性、三都人の母親は新しい紅茶の用意に席を立った。
GM:というところですかね。幕間なんで、登場しなかったPCは回復ができます。キャラクターLv分d6だけHPが回復です。
紅葉:そんな事も出来るんですね?
コール:助かったぜ。(コロコロ)5点回復だ。残り1点だな。
紅葉:私のイグニッションブレイブ使いますか?
GM:それは、もったいないんじゃないかな?
コール:つうか、浜コーポレーションって?
GM:それは後でのお楽しみ(笑)