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ある日突然。コロナはやって来た。  作者: 雷鳥文庫


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8/9

やはりニオイはわからない。

 少しずつ体調は良くなっていきます。

発熱は微熱になり、朝は平気で夕方上がったりしていたのですが、

六日から七日過ぎる頃には平熱になってきました。


時々咳は出ます。頭痛は相変わらず。


後は鼻水とニオイがわからないこと。

確かにコロナの症状で鼻が効かなくなるって言ってましたね。


…それから。

「宝塚」のチケットを一枚手放しました。

せっかく久しぶりに取れたのに。友の会で。

ええ。コロナだから見に行けなかったワケですよ。

診断された五日後のチケットでした。

しくしくしく。さようなら。宙組のチケットよ。


もちろん、正規の宝塚チケットサービスのリセールに出しましたよ。速攻で買われたようです。


 鼻水もですが、時々咳が出るようになってきました。

くしゃみではなくてね。咳は治りかけに出て、いつまでも引きずるのが私です。

ああ、コロナはエアロゾルで感染するのだったな。

どこかで吸い込んで、貰ってきたのか。


 そう言う訳でもないですが、少しずつ気になるところに掃除をしたりしました。六日くらい寝込んでますからね。


お風呂もカビ〇〇ーで。うっすらと見えるカビ退治だ!


おや。なんと言うことでしょう!鼻が詰まっていて塩素臭がしないではありせんか!!


―――やばい。


こんな身体に悪い匂いがわからないなんて。

ガス漏れとかも気がつかないよね。

ちょっと命の危険を感じました。

(この頃は熊本地震の時のイ〇ンのガス漏れ事故のことが繰り返し報道されていました。)


 以前、令和になったばかりのコロナ禍の頃。

私の行きつけの美容師さんは言ってました。


「この駅前ってカレー屋さんがありますでしょ。」

「ええ。」

確かに。老舗のカレー屋さんがあって、時々ホームにまでカレーの匂いがします。

「毎日通勤でこの駅に着いたら深呼吸をするんですヨ。

ん、今日もカレーの匂いがわかる。コロナに感染していないって。」


「ははは、そうですか。」


あの頃は色んな情報がごった煮状態で溢れていて。自覚なくコロナにかかっている人が沢山いるとか言われてました。

(今はあまり無自覚で無症状の人の話は出ませんが。)




……カレーの匂いはともかく、塩素の匂いがわからないのはびっくりです。



(ちなみにそのカレーのお店はもうありません。)



嗅覚障害とともに味覚障害も言われてましたが、それは無かったですね。味はちゃんと分かりました。


とにかく普通の風邪と違うのは何度も書きますが、全身のだるさ。

「ああ…身体が鉛の様だ。鉛になった事はないけれど。」

ひとりで突っ込みながらえいやっ!と立ち上がる。


胃腸にも多少来ましたね。食欲が無かった。

お腹を壊しはしなかったですが。


胃が重く、鉛を飲み込んだかの様。


…鉛を飲んだことは無いけどね。



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