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幸せの記憶② さよならは明日のために

キリがいいのでとっても短いです。

くどいくらいシリアスが続くお話を書いてしまったきがします。



 プロポーズが成功した帰り道。

 夜空はまだ2人を祝福し続けていた。





 『ねぇ、ソル。明日が満月ね!』


 『ん?そうだね。きっと綺麗だ。マリアには負けるけどね!』


 『もぅ、ソルってば!

  ……ねぇ。ソルはこんな言い伝え聞いたことある?』


 『言い伝えって?』





 ーーー伝 満月の夜、黄金に輝く空の海にただ一つ

      太陽のように真っ赤な願い星が現れる

      願い星は奇跡を求める者の前にのみ現れ

      願いを叶えるという          ーーー




  それは、人々の口から口へと伝えられてきた伝承。

  それが"願いの星"と呼ばれる古の記憶。

  その実、忘れ去られた哀しき大罪の歴史である……。




 『ですって。ロマンチックよね!』


 『大罪の歴史っていうのが不穏すぎない?』


 『願いで大罪ときたら、それは……!!』


 『それは??』


 『恋よ!!!』


 『何でも恋愛に絡めるのは良くないと思うぞー』




 こんな時間が永遠に続くと思っていたんだ。

 この先もずっと彼女と笑い合えるって、信じていたんだ。





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