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第2話 東中

『聞こえてっか?』


「聞こえてますよ~。…なんか食べてるでしょ?パリって音してるんだけど。いい?これ任務なんだから、しっかりしてよね~。」


私は耳につけているインカム越しにアッサムと話す。


『んにしても、久しぶりにみたな。お前が中学に通うとこ。義務教育っていうのに全然行ってない不良だな』


「人にも事情ってものがあるの。もぉ、真剣にやってよね~。怪しい人とかいない?大丈夫そう?」


『あぁ、いねぇぜ。多分』


「多分をつかうなよ。」


2年A組の教室に入るとクラスメイトが心配した目で私を見てくる。


「家燃えたってきいたけど、大丈夫?」


「しばらく学校に来てないから、死んじゃったのかと思ったよ~」


「そしたらニュースになるでしょ?」


私のその言葉にみんなは笑う。


『たまには学校いかないと死んだとおもわれるんじゃねぇの?』


「別にいいも~ん。」


私は教室の自分の席に座り、授業を受ける。1時間目が終わり、休憩時間中、私はチラッとあたりを見渡した。


「さすがに全校生徒259人から見つけるのはきついかな~。」


『羅刹の弟だ。それなりに警戒を持ってはいるんだろうよ。ここで朗報だ。本部から、羅刹は許可なしに弟に護衛をつけているらしぞ。』


「じゃあ、その護衛は中学生より年齢が高いとすると…。その羅刹の弟が今年転入してきたのよね…さいきんこの中学にきた教師ってわけね。」


私は椅子から立ち上がり職員室に向かう。


1時間目は全クラス学活で今この時間は大体の教師が職員室で1時間目の学活について少しだけ話をしているはず…ということは?


私はノックをして職員室を開ける。先生たちを一瞬の隙で観察してがっしりとした体形の顔をしらない教師を探した。


…あいつね。あの座席的に名前は…っと。お?


「川俣 しゅきゅの先生、お話がありまして」


私はその名を口にする。


「僕になにかようですか?」


私はにっこりとして背中の後ろで催眠スプレーを先生に向けておもいっきりかける。


「っちょ…」


「アッサム!」


私はバディの名を呼ぶ。彼は職員室に催眠弾を投げ、教師たちを眠らせた。


「おっと…」


アッサムは倒れそうになったしゅきゅの先生を支える。


「アッサム…あんた教師の恰好似合ってるじゃん。」


私はアッサムの教師の恰好を見てクスっと笑う。


「ま、意味はなかったんだがな…。おい、こいつリボルバー持ってんぞ。ったく、教師なのになんでこんな物騒なもん持ってきてんのか。」


「え…アッサムがまともなこと言ってる…。え、今日嵐でもくるのかな。」


「てか、なんでわかったんだ?こいつが護衛だって。あれだけで流石に確実性もてねぇだろ?」


「羅刹の部下ってにょくしょって言われてるの。で、そのアナグラムがしゅきょのだったわけ。」


「羅刹はアナグラムで遊ぶのが好きだからか…。変な趣味してやがる。」


私は彼の方を見てニヤリと笑い口を開く。


「アッサム…出番だよ。あんたのやり方でいいから、すーぐに尋問してきてね。」


「んま、こいつが起きて3分ありゃ十分だろ。」

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