スピカ姫爆誕!!!!使用人鼻血!
目を覚ますとそこは·····知らない丘の上の家の前。
ぽつんと、私だけが立っていた、コントローラーを握ったまま、前世の姿で。
「えっと··········」
見渡すと丘の上には1軒だけ家がたっていて
その家には誰も住んでいない。
その家の周りには畑がある。
この丘を降りたら街がある、すごく広い街並みが見える
ここから見える街並みは、洋風の街並みだ
「··········日本じゃない··········、神様!!神様!!私は転生したんですよね!?何かチートとか、能力とか! 無いんですか!? 」
空に向かって神様に問いかけてみたけど。
何も返事は返ってこない。
「·········· 前世では変な名前で生き抜いたけど、転生したら、ひとりぼっちになった件って、異世界物始まったの??私が主人公で?」
突然、私の視界がぐわんと、回転生の目眩のような感覚に陥った。
その時に私の視界の前だけ画面が現れた。
名前入力:□□□□□□□□
(え?何これ、なんの画面?テレビもないのに、で、名前入力ってこれ一体なんの??)
一時停止していたら、手にコントローラーを持っているのに気がついた
は!!!
名前って、私の名前か!!
つまりこれは今からゲームを始めるって事!?
じゃあ、面堂草って名前は捨てていーのよね?
お父さん、お母さん、本当に今まで!!!!
親父ギャグの名前を付けて
メンタル鍛えられて
いや、苦しめられて?
いや、とにもかくにも
産んで育ててくれたのは感謝してるケド!!
名前は感謝してなかった!!
お父さん、お母さんごめんなさい!!
私は、私は!!!!
こんな名前じゃなきゃ、彼氏もいたし、結婚だってしてた、孫も抱っこさせてあげたかもしれない。
でもさ、出来なかったもん、せめてこっちの世界では!
【モテまくりたい!!!!結婚したい!お母さんになりたい!!いや、むしろ、姫でいたい!!】
「よし!!」
◇
名前入力: スピカ ⇒START
ポチっとな。
そこまでいた景色が、突然真っ暗になると
知らない天井を見ていた、自分の手も小さくなっていたのに気がついた。
(う!!!!うそーーーーこの35歳の状態で、いきなり赤ちゃん生活!!さっきの住み心地良さそうだった家はどこ?畑は?丘の上は??)
「あら、スピカ様お目覚めですか?」
(と、とりあえず赤ちゃんのふりを)
「ばぶっばぶ!」
「…///」
使用人らしい、メイド服の女は、私を抱っこしたまま、鼻血たらしていた。
(えっと、、鼻血私に着くんですが·····辞めてくれませんか?)
◇
赤ちゃんの私は、皆から可愛がられ、鏡で見ると、こりゃ愛されお姫様だはって思うぐらいの、愛らしいほっぺに、ぱっちり二重、まつ毛も長くて
ピンクの髪の毛の色、中身が35歳だから、この子を抱っこしたいって欲望まで出てくるが、自分なので抱っこはできない。
使用人達の会話で分かってきた情報だが
どうやら、私はここの貴族令嬢らしい。
まぁ、お姫様、ではないけれど、姫には近いってやつで合ってるよね?
にしても、ここの使用人達は、私を抱っこする度に鼻血を出すから、常にティッシュを鼻に詰めてるな、、
学習しないのかな?
◇
そういえば、こっちに来る前に持ってた
【コントローラー】あれ、どこ行ったんだ??
ハイハイができるようになって、つかまり立ちもできるから、探してるけど、見つからない·····
とりあえず今は、使えないのかな??
◇
コントローラーの事は置いといて、赤ちゃん時代のスローライフな日常を皆さんにお教え致しましょう!
ここの家はすごーく広いお城で
金ピカ、廊下には赤い絨毯が敷いてある
そう、この絨毯は私専用のハイハイスペース!!
ハイハイしながら優雅にお城の中をお散歩!が日常。
ふふふ、他の令嬢はそんな事できないだろう、私はな、私は35歳!
昼夜逆転して、夜中に散歩してるんだ!
使用人達の目を盗んでは、夜中に散歩!!
早く歩けるようになりたい、ハイハイだと少し不便なのよね·····
◇
いつもは、誰にも遭遇しないのに
今日は、不覚にも遭遇してしまった·····。
ハイハイをしていたら、こつんと、頭をぶつけて。
?『!!』
月の光に照らされた男は、仮面をつけて顔を隠していた。
その男に、抱き上げられそうになった私は、逃げようとしたけどもう遅かった。
?『スピカお嬢様·····お探ししましたよ。』
(え?私を探してた??)
?『本当に苦労した·····ドアがダミーだらけ、くそが、ここまでして、俺様にスピカお嬢様を盗られたくなかったのかね。』
(え!?盗られる!?え!私このまま、拐われる!?)
?『さ、参りますよスピカお嬢様。』
(は!?え!?ちょ、どこへ連れてかれるの?んで、なんで誰も助けに来ないの!?夜中だからって、助けに来れるでしょ?)
「う、うえーーーーーん、あう、ばぶ」
抱き上げた瞬間、思いっきり大声で泣いたスピカ
?『無駄です、泣き叫んでも。 今魔法で全員眠らせてあります、朝まで起きませんよ♡』
私はこの男にウインクをされて、鳥肌が止まらなかった。
そして私は拉致られたのだ。




