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彼女にフラれた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう  作者: 遊。


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愛の牛裂き刑

「お兄ちゃん、忘れ物は無い?」


「おう。」


合宿当日。


俺と日奈美は、支度を済ませてさぁ家を出ようと言う所だ。


「二人して2日も居ないなんて。


ちょっと寂しくなるわねー。」


少し寂しそうに母さんがそんな俺達を出迎える。


今更にはなるが三澄家は現在3人家族であり、俺と日奈美が居なければ我が家は母さんだけになる。


「楽しむ事も大事だけど、怪我無く元気に帰って来なさいな。」


「はいよ!」


「悠さぁん!お迎えに来ましたよぉ。」


「お、来たな。」


今回、会長達との待ち合わせ場所には千鶴さんの運転で向かう事になっていた。


ドアを開けると、お馬さんスタイルのマッチョ松崎に座った千鶴さんが。


まさか車これとか言わないよね?


運転ですらないんだけど...。


さて、そんなアナさんにまたがる千鶴さんだが上品な白の花柄ワンピース姿。


圧倒的清楚!


故に座ってる椅子(マッチョ松崎)がアンバランス過ぎて辛いっ...!


「悠太!おはよう!」


俺の背後から元気に挨拶してくる志麻。


「おう、なんでもういるの?


ってかなんで後ろにいるの?」


「また気付いてなかったの...?


結構早くから来てたよ?」


呆れる日奈美。


「えへへ、誰よりも早く会いたかったから!」


「ありがとういつも重いな。」


「そんないつも悪いなみたいなノリで!?


ぴえん...。」


だって悪いなんて思ってないしなぁ...。


むしろ思ってください。


え?無理?知ってた。


「おはようございます、悠太さん。」


いつものゴスロリっぽいファッションで現れたのはリオだ。


「ようロリ目刺し。」


「だから天使ですらないじゃないですか...。


皆さんもおはようございます。」


「悠にぃ!」


「おう、まりちゃん。」


「やっほー悠兄。」


「ハッチーも。」


「むぅ...。」


なんか日奈美が拗ねてる...可愛い。


「皆さんお揃いみたいですねぇ。


順番に乗ってください!」


今回、大人数と言う事もあり、集合場所までの移動はグループに分かれてする事になった。


残りのメンバーは会長の爺やの車に乗ってくる予定らしい。


秋名たん変な事してないと良いけど...。


まぁ、智成もいるしお金持ちを怒らせたら後が怖いから...秋名たんも滅多な事は出来ないだろ。


いや生徒会長本人も怖いんだった...。


さて!早速乗ろうとしたところで。


「お兄ちゃん!私が隣ね!」


「まりも!」


「私も!」


「「あなたは後ろ!」」


「ぴえん...。」


メンバー決めから座席選びまで波乱万丈って本当どうなってるのかしらん、、


そんな訳で運転席に千鶴さん、助手席にアナさん。


真ん中の座席は俺が真ん中で左にまりちゃん右に日奈美と言うシスターズに囲まれる形。


後ろの席には美紀、志麻、リオが揃っていた。


「あ、これはこれでずっと背中を見てられるし良い...。」


なんかいつもより近くでストーカーされてる感じで全然落ち着かないww


「思ってたんと違う...!」


「ハッチー...?」


悔しそうに歯噛みする美紀に声をかける。


なんだろう……嫌な予感しかしないけどw


「秋名たんと智兄が並んでれば完璧だったのに乗ってすらいないなんて...!」


やっぱりじゃないかww


「お兄ちゃんは渡さないもん! 」


日奈美が右側から俺の腕を抱き寄せる。


「まりも渡さないよ!」


更に左側に抱き寄せられる。


こんな所でまで妹サバイバルの続きを始めないでくださいw


「ふふ、皆さん仲良しですねぇ。


では、出発しますよぉ!」


仲良し...まぁ仲良しではあるのか...うん。


本当開幕からこんな感じで大丈夫なのかしらん、、今更ながら不安になってきた...。


ゆっくりと車が走り始める。


千鶴さん、結構運転慣れてるな...。


たまにハンドルを握った途端に性格変わるキャラとかもいるが、千鶴さんは普通に安全運転で快適な走りをするタイプの様だ。


ドライバーの人柄が表れているようである。


と言うかアナさんそこ変われ...いやでもここにアナさんを入れるのも...!くぅっ!(血涙)


「悠太さん。」


なんて事を考えていたら、斜め後ろからリオが声をかけてきた。


「ん?どうした?」


「こう言うのも、なんか良いですね。」


「新鮮か?」


「はい、私の場合行きたいとこドアがあれば大体どこでも一瞬で行けますけど、こうやって皆さんと一緒に盛り上がりながら行く楽しさは味わえないですもん。」


「まぁそもそもそんな物があるって前提がおかしいんだが...まぁ良いや...。」


「楽しみです、本当。」


そう言ってリオは嬉しそうに微笑む。


それを見てると、俺まで楽しみになってくるから不思議だ。


「あぁ、楽しもうな。」


「はい!」


「えへへ、後ろだからバックハグし放題だね。」


そうだ…。


さっきまでの平和なやり取りでコイツの事すっかり忘れてたわ...。


後ろから首と肩、左腕にまりちゃん、右腕に日奈美。


これぞ愛の牛裂き刑。


あるぇ?一人多いぞぉぅ...?


「悠にぃ!補習の日から会えてないから寂しかったよ...。」


そう言ってしがみつく力を強める茉里愛


確かに夏休みだしなぁ。


お互い予定を合わせたりしなければそう会う機会もないだろう。


「そっかよしよし。」


言いながら頭を撫でてあげると、相変わらず幸せそうに目を細める。


「ずるい!お兄ちゃん私も!」


日奈美が横からグイグイ引っ張ってくる。


「あなたはいつでも出来るでしょ〜?


今はまりの番なの〜。」


「むぅ...!!」


「悠太!私は!?」


「志麻だけにしません。」


「酷い!?そこはしますでも良いじゃん! 」


「ここにいるのは全員男...全員男...。


あ、良い...。」


美紀の一人言は聞かなかった事にしよう、、


「やだやだ!悠太!私も撫で撫で!」


そう言って肩を揺さぶってくる志麻。


「お兄ちゃん私が先だよね!?」


また引っ張ってくる日奈美。


「悠にぃもっと〜」


茉里愛が更に引っ張る!


愛の牛裂き刑再び!


「皆さん盛り上がるのは良いですがあまり揺らさないでくださいねぇ?」


「「「「あ、はい。」」」」


怒られたじゃないかww










え、一話だけ?


すいませんでした本当にすいませんでした_○/|_

実は今週は1週間かけて全エピソードの加筆修正を行い、また転載作業等をしてる内に...オマケに会社の忘年会があったりと慌ただし1週間でした_(┐「ε:)_

そんな中応援してくださてる皆様には近い内に良い情報をお届け出来るかもです。


以前チラッと呟いた内容に進展があったとだけ書いておきます!

今年もあと僅か!今後もフラれろうをよろしくお願いします!遊。

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