来るべきもの
祝宴は終わらなかった。音楽が流れ、人々が踊り、子供たちが焼き肉の串を持って大人たちの足元を走り回っていた。松明の火は少し低くなり、炎は柔らかく、夜は更けていた。ランタンが風に揺れ、揺れる影を石畳に映していた。どこかで兵士たちが飲み比べを始めたらしく、その笑い声が石造りの建物にこだましていた。
マヤは祝宴の端にあるベンチに座っていた。エクソダスを膝の上に置き、聖剣を肩にもたれかけていた。彼女の顔は上気していたが、それは酒のせいではなかった。次から次へと祝福しに来る人の波のせいだった。農夫、商人、彼女の剣を触らせてほしいと願う少年、彼女の頬にキスをして英雄と呼んだ老女。
彼女は疲れ切っているように見えた。それでも笑っていた。本物の笑顔。一兆の死を見る前からシュウが見たことのない種類の笑顔だった。
シュウは数歩離れたところに立ち、群衆を見ていた。子供は彼の隣にいて、まだ彼の手を握り、顔があるべき場所にあの無表情の仮面を貼り付けていた。しかしその目は動いていた。ランタンを追い、踊る人々を追い、松明から立ち上る火花を追っていた。
「よくやった」とシュウは言った。
子供は答えなかった。
「お前に言ってるんだぞ、坊や」
子供が顔を上げて彼を見た。あの虚ろな目は、もう虚ろではなかった。ただ静かで、深かった。底の見えない井戸のようだったが、暗くはなかった。
「マヤはよく戦った」と子供は言った。その声はまだ擦れていて、まだ小さかったが、以前よりははっきりしていた。「エクソダスは彼女の意志に応えた」
「エクソダス?」
「剣だ。お前が名前を選んだ後で、私が名付けた」
シュウは瞬きをした。「お前が名付けたのか? マヤが——」
「彼女は名前を選んだ。私は剣の魂を名付けた」子供はマヤの膝の上にある青白い刃を見た。「全ての剣には魂がある。ほとんどは眠っている。エクソダスは目覚めている。彼女が諦めなかったから、この剣は彼女を選んだ」
シュウは何と言えばいいのか分からず、何も言わなかった。ただマヤが次の握手を受け、次の称賛の言葉を受け、次の背中を叩かれるのを眺めていた。
その時、彼は感じた。気配を。
天使の気配ではなかった——あれは滝の下に立っているような圧倒的なものだった。これは違った。もっと静かだった。ずっとそこにあったのに、動くまで気づかれなかった影のように。
シュウは振り返った。
男が松明の明かりの端に立っていた。揺れる炎に半分隠れて。黒いコート、疲れた目、あまりにも多くの感情が重なり合ったあの顔。公園の男だった。マヤのアパートに現れた男。自分は誰でもないと名乗った男。
彼は祝宴を見ていなかった。シュウを見ていた。
シュウは彼に向かって歩いた。子供が続いた。
男はシュウが近づいても動かなかった。微笑みもせず、話しもせず、ただコートのポケットに手を入れたまま、疲れた目をシュウの顔に据えていた。
「来てたのか」とシュウは言った。
「離れたことはない」
「自分は誰でもないと言ったな」
「誰でもない」男の声は小さく、背後に聞こえる音楽や笑い声にほとんど飲み込まれていた。「誰でもない者は面白い者を追う」
シュウは腕を組んだ。「で、私たちのどこがそんなに面白いんだ?」
男はマヤを見た。彼女の膝の上の青白い剣を。彼女の肩にもたれかかった聖剣を。
「彼女が勝った」と男は言った。「生まれた時から訓練されてきた王子に。三十六人の挑戦者に。この層に存在すべきでない剣で」
「助けがあった」
「誰にでも助けはある。それが彼女を面白くしている理由じゃない」男の目が子供に移った。「彼がそうだ」
子供は見つめ返した。恐怖も、認識もなく。ただ待っていた。
「彼が何か知ってるのか」とシュウは言った。
男はしばらく黙っていた。それからうなずいた。「彼が何を主張しているかは知っている。神々でさえ恐れる者のアバターだと。だが主張は証明されるまではただの主張だ」
「彼は空間のひび割れから剣を作り出した」
「見た」
「今日初めて言葉を発した」
「聞いた」
「じゃあ、彼を信じるのか?」
男は再び子供を見た。あの疲れた目が——ほんの一瞬だけ——少しだけ疲れが取れ、ほとんど好奇心を帯びたように見えた。
「何かが来ていると私は信じている」と男は言った。「緋色の悪魔よりも恐ろしい何かが。天使たちさえ知らない何かが。そして彼は——」彼は子供に向かってうなずいた。「——それを止める鍵か、それを招き入れる扉のどちらかだ」
シュウの胸が締め付けられた。「どっちなんだ?」
男は答えなかった。彼は向きを変えて影の中へ歩いていった。シュウは続いた。
黒い壁が遠くにそびえていた。この距離からでも、シュウには感じられた。あの違和感、目の奥のあの圧力、存在すべきでないのに存在している何かの感覚。
男は松明の明かりの端で止まった。光が終わり、闇が始まるところだ。彼の顔は半分照らされ、半分隠れていた。
「感じたんだろう? アズラエルが話した時。魔族を過ちだ、誤差だ、存在の構造のバグだと言った時」
シュウはうなずいた。
「何を思った?」
シュウは考えた。天使の温かい声、優しい微笑み、親切な言葉を。群衆が感謝の涙を流した様子を。王子が問われずに跪いた様子を。
「嘘をついてると思った」とシュウは言った。「全てではないが。十分な部分を」
男はほとんど笑いかけた。「続けろ」
「魔族は過ちじゃない。ただ——違うだけだ。壁の向こう側で。自分たちの人生を生き、自分たちの真実を信じている。そして天使たちは敵を作る方が楽だから、彼らをそこに留めているんだ。世界が複雑だと認めるよりも」
男はゆっくりとうなずいた。「私もそう思っていた。若い頃は」
「何が変わった?」
男は長い間黙っていた。背後で音楽が流れていた。誰かが笑った。子供が歓声を上げた。
「向こう側に行った」と男は言った。
シュウは彼を見つめた。「障壁を越えたのか?」
「越えたわけじゃない。すり抜けた。一瞬だけ。見るのに十分なだけ」彼の声が沈んだ。「魔族は無実じゃない。恐ろしいことをしてきた。殺し、奴隷にし、食い尽くしてきた。しかし人間も同じだ。天使も同じだ。皆、血に染まっている。違うのは——天使が勝ったということだけだ。だから歴史を書く権利を得た」
「魔族を見たのか?」
「一匹だけ見た」男の目は遠くを見ていた。シュウには見えない何かを。「彼女は年老いていた。王国よりも、障壁よりも古い。彼女は骨でできた洞窟に座っていて、私には理解できない言葉で話しかけてきた——しかしそれでも理解できた」
「何と言った?」
男はシュウを見た。「『天使たちは恐れている。私たちをではない。来るべきものを』と」
シュウの血が凍った。
「緋色の悪魔」とシュウは言った。
男はうなずいた。「緋色の悪魔。終焉の体現者。存在を無かったことにするもの」彼は間を置いた。「天使たちは魔族を閉じ込めるために障壁を築いた。しかし魔族は天使たちが知らないことを知っている。あの障壁は彼らを閉じ込めているのではない。何か別のものを閉じ込めている。そしてその何かが目覚めようとしている」
男は一歩近づいた。疲れた目が今は鋭く、集中していた。
「お前には剣がある。子供がある。一兆の死を見て折れなかった女がある」彼はシュウを見た。「お前自身がある。自分の手の平に『在る』と書き、それを本当に意味した者が」
シュウの手が左手の平に動いた。文字は温かかった。
在る
「それを使え」と男は言った。「訓練しろ。準備しろ。なぜなら緋色の悪魔が目覚めた時——そして必ず目覚める——二度目のチャンスはないからだ」
「どうしてそんなことを知ってるんだ?」とシュウは尋ねた。
男は微笑んだ。同じ疲れた微笑み。目に届かないやつだ。
「千年前、前回それが目覚めかけた時に、私はそこにいたからだ。あの頃はもっと若くて、愚かだった。自分に止められると思っていた」彼は自分の手を見た。「止められなかった。しかし生き延びた。それ以来ずっと見続けている」
「あなたは一体誰なんだ?」
男は向きを変えた。影の中へ歩いていった。
「誰でもない」と彼は言った。「一度失敗して、二度目は失敗したくないだけの男だ」
彼は闇の中へ足を踏み入れた。そして消えた。
シュウは長い間そこに立っていた。男が消えた場所を見つめていた。子供は彼の手を握っていた。音楽は流れていた。松明は燃えていた。
マヤが数分後に彼を見つけた。
「シュウ? どうしたの? 幽霊でも見た顔してるよ」
シュウは彼女を見た。彼女の手の中のエクソダスを。彼女の肩の聖剣を。彼女の顔にまだ残る小さな笑みを。
「何でもない」と彼は言った。「ただ疲れただけ」
彼女は彼を信じなかった。しかし問い詰めもしなかった。
「さあ、来て」と彼女は言った。「デザートが出るって。あなたの席、取っておいたから」
彼女は彼のもう一方の手を取り、祝宴の中へと引っ張っていった。
子供は男が消えた闇を振り返った。
その無表情な顔は変わらなかった。
しかしその目——あの深くて静かな目——は、シュウには見えない何かを追っていた。




