表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/95

元は犯罪者共

 「クックック! あ〜楽しみだなぁ〜」

 (そんなにユウタ楽しみなの?)


 「笑い出すのを止められない程にね!」

 「ドクター! オイラの事を呼んだかい?」

 

 「テディやっと来たか。俺達の出番が来たぞ」

 「どういう事でおじゃる?」

 「まあすぐに分かる」


 ガラガラガラッ!

 引きずられそこに現れたのは、護送車のような人を閉じ込めておく檻だった。

 中には何十人という人間が閉じ込められていて、それが何台も存在した。


 子供から大人まで、男も女も関係なく檻に閉じ込められている。


 「お母さ〜ん!」

 「お父さ〜ん!」

 子供の泣き叫ぶ声と親が子供を呼ぶ声が入り混じる。


 俺達は東西南北に分かれて、その檻にいる人間を外に出していく。

 丸太のような大きさと長さの木を地面に刺し、立てたその木に檻から出した人間達を動けないように縛り付ける。


 「お母さ〜ん! お母さ〜ん!」

 「お願いです! なんでもしますから! 許して下さい!」

 カナリーン城からよく見えるように何十人と並べていく。

 俺は優しいから、親子や家族は向かい合わせで見えるようにしてあげた。


 テンションが上ってきた俺は、仮面を被り唄い出す。

 「も〜もたろうさん。ももたろうさん。お腰につけたきびだんご、ひとつ私にくださいな」

 「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 手始めに子供の耳を剥いだ。


 「お母さん! 痛いよーー! 痛いよーー!」


 「や〜りましょう。やりましょう。これから鬼の征伐に、ついていくならやりましょう」

 「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 そして次は左腕。


 「子供はどうか許して下さい!!」


 「い〜きましょう。いきましょう。あなたについてどこまでも、家来になっていきましょう」

 「おえぇ……」

 右腕を切り落とすと、子供は白目を向いて気絶した。

 俺は回復魔法をかけて傷口を治す。そう簡単には死なせない。


 「そ〜りゃ進め。そりゃ進め。一度に攻めて攻めやぶり、つぶしてしまえ鬼ヶ島」

 「きゃあああああああああああ!!!!!!!」


 母親のお腹にダガーを差し込んで、切腹をするようにそのまま横へとずらして切っていく。

 ドボボッ。ドボボッ。と開いた腹から臓物が流れ落ちてくる。

 血腥ちなまぐさい匂いと、生暖かい血が溢れ出してきた。


 そのまま両腕と両脚を切断し、子供の母親は胴体と頭だけになり息絶えた。

 「クックック。クックック。ああ〜たまらねぇ〜」


 「お〜もしろい。おもしろい。残らず鬼を攻めふせて、ぶんどりものをエンヤラヤ」

 気絶している子供の両足首を切断する!


 「#@$@%@%!%!%@%@$#$ーーー!!」

 子供が痛みで気絶から目を覚ます。

 目を覚ました子供の目の前には、両脚と両腕のない、臓物を垂れ流して息絶えた母親の姿が。


 「お母さーーーーーーーん!!」

 子供が泣き叫ぶ。俺はその声を聴きながら回復で傷口を治す。死なせない。

 同じように縛られている隣の人間に移り、俺はまた違うやり方で次々と嬲り殺していく。


 人間が泣き叫び、痛みに叫ぶ声が東西南北から聞こえてくる。

 自分が楽しく、快楽の思うままに人間を嬲り殺していった。


 「バーンバンザイ。バンバンザイ。おともの犬や猿キジは、いさんでくるまをエンヤラヤ」

 他の人間を全員殺した後、再び最初の子供の所へと戻る。


 「お前、ぶっ殺してやる! お母さんの仇を取ってやる! 殺す殺す!」

 泣き叫んでいた子供が、今度は俺に罵声を浴びせ始めた。


 「クックック! これでもそれを言えるのか!?」

 「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」

 

 右脚を根本から切断し、さらに傷口にダガーを差し込む。

 「ホラホラ! 俺を殺したんだろ? 言ってみろよ? やってみろよ?」

 「がぁあああああぁぁぁぁあああああ」

 今度は左脚を切断した。

 「…………殺してやる……」

 「残念だけど、お前に俺は殺せない。今ここでお前が死ぬからだ」


 シュ。と風を切る音と共に、子供の首からスプリンクラーのように血が撒き散る。


 「クックック、クックック! ああぁいい感じだ! 最高だぁ〜」

 俺は両手を広げて空を仰いだ。


 (ユウタやりすぎ……なんじゃないかな?)

 (なんだよ! 出来るだけ残虐にって言ったのはジャンだろ?)

 (まあ……そうなんだけども)


 「ドクター! ドクター! ドクター!」

 俺のことを呼んで、こっちに走って来たのはテディだった。


 指で狐のサインを作りながら近づいてくるテディ。

 その人差し指と小指には、人間の目玉が刺さっていた。


 「おめめとおめめだよドクター!」

 「見りゃあ分かるよ」


 「新しいネックレス作ったんだドクター!」

 テディはそう言って俺にそのネックレスを見せてきた。


 そのネックレスは、切り取られた人間の舌に、糸を通して作ったネックレスだった。

 「レロレロレロレロ、レロレロレロレロ」

 

 テディは、ネックレスについている舌に自分の舌を絡ませていた。

 「ジュポ! ジュポン! ジュポジュポ! おめめ美味しい!」

 アメを舐めてるかのように嬉しそうに目玉を舐めるテディ。


 「ハハハハハハ。テディおもしれぇ〜。それでテディちゃんと始末したのか?」

 「オイラちゃんとやったよ! ドクターに言われた通り甚振いたぶってから殺したよ」

 

 「そうか。良くやったぞテディ! じゃあ今日はこの辺で終わりにしようまた明日だな」

 「あっしっし、あっしっし! 今日のご飯は何かな〜??」


 「今日は肉料理だよテディ」

 後ろから血だらけになったエルガルドがやってきた。


 「エルガルドそれは本当!?」

 「ああ、今日はちょっと奮発した飯にしようと思ってな」

 「おっにく! おっにく! ランランラーン!」


 「お疲れエルガルド!」

 「ドクターもお疲れ……です」

 「今日の食事は楽しみにしておくよ」

 「へい! 任せて下せぇ」


 体中が血だらけのテディ隊とエルガルド隊。

 俺達はそんな体で自分達の陣地へと戻る。


 「あなた達がやっている事は、人間として軍として誇り高き三傑として最低の事よ」

 すれ違い様にロベルタに話しかけられる。


 「はぁ!? そんなもんクソ喰らえだね!」

 俺は仮面をこめかみ辺りにずらし、ロベルタに中指を立てて、舌を出した。


 「結局お前達が、防御魔法を破れなかったから尻拭いしてやってんだろ!?」

 「あれで!? あんな事でどうやって攻略するのよ!」

 「うるせーな! 黙って見てろよデカ美! じゃあな」


 (それでジャン。本当に出来んの?)

 (出来るか確信がないのに、なんでそんな自信満々なんだよ!)

 (どうにかなるっしょ!?)

 (まあ……大丈夫だと思うよ)


 「じゃあ帰るぞー!」

 俺達は陣に戻り、食事をあえてカナリーン城の前で取る。さらに酒も皆に与えて夜はどんちゃん騒ぎ。

 朝を迎えたら再び捕まえてきた人間を虐殺していった。


 そんな昼夜を三日間続けた。

 作戦を任されてから四日目の朝を迎える。


 「さ〜て、本番と行きますか〜」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ