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4.里親候補者④

ご対面〜な内容です

 準備のために部屋に戻ってきたものの、実際は特に必要なものはなく他のネコたちと同じようなものが揃っているかを確認する。唯一の心配事といえば他のネコたちと子ネコの仲。けれどここにいる子たちは良い子たちばかりなので、すぐに打ち解け面倒も見てくれるはずだ。

 ようやく確認することが終わり「よし」と一息ついていると、部屋のドアがノックされた。‥‥‥もしかして、私が遅いあまりジェイルーン様が来てしまったのだろうか?とドアを開けると、いつもやって来る騎士のサハルトさんがいた。



「毎日来てしまってすみません。いつもの執事さんではなく、メイドさんがこちらに案内をしてくれたのですが、今大丈夫ですか」

 サハルトさんにそう問われ、ちらりと時計に目をやる。こちらの準備はもう終わっているし、毎日やって来るサハルトさんは私に質問し、納得すれば居続けることもなく直ぐに帰っていく方なので今でも大丈夫だと判断。

「はい。どうぞ中へ‥‥‥‥今日は何をお聞きに?」

「えーっと今日は、最近うちの子が汚れてきたようで、この場合はどうやって汚れを落とせば良いのだろうか?です」

 なるほど。今日の質問はそれですね。確かに目に見えるほどの汚れとなれば人の手で落としてやらねばなりませんね。

「その場合は、」

 と、口を開いた時だった。部屋のドアが数貝ノックされたと思ったらそのまま誰かが入ってくる。

「ニーナ、準備はでき‥‥っ、そちらの方は?」

 部屋の中に現れた人物は今度こそジェイルーン様で、先程紹介してくださった2匹のネコを抱えていた。そしてなんとなくだが、ジェイルーン様が部屋へ来てから室内が肌寒くなった気がする。

「申し遅れました、王宮騎士団所属のサハルトと申します。辺境伯様が戻ってきていらっしゃるとは知らず挨拶もせず申し訳ございません」

「ジェイルーン様が留守にしていた間にネコの里親になられたお方です」

「俺の留守の間に‥‥?それに里親だとして何故今もここへ?」

 ‥‥?ジェイルーン様が何かを呟いているが、こちらまで聞こえてこないので、おそらくそれは独り言というもの。気にしてはいけないだろうと話を続ける。

「ネコを飼う事が初めてということで、いろいろ困り事・心配事が多いそうで毎日質問にいらっしゃっているのです」

 下手に何かをやってしまって取り返しのつかないことになってしまってからでは困りますし、生き物を飼う事の怖さでもあります。だからこそ私の知識が役に立てば嬉しいものです。

「毎日‥‥ですか?」

「はい、お恥ずかしいことに妹のためにネコを飼うことにしたのですが、身近にネコを飼っていた人も居らず、全く知識がない‥‥‥。ですので毎日、こうしてニーナさんに聞きに来ています」

「‥‥そうですか。まぁ、確かに初めてだと困ることも多いですね」

 その気持ちわかります。とでも言うように笑顔を浮かべ頷くジェイルーン様を見た私は不思議なことに恐ろしく見えた。




 ‥‥‥‥幻覚でしょうか?



毎回毎回、ニーナはジェイルーンの発する冷気を感知していますが、ジェイルーン‥‥この時期にほしいですね(エアコン的な)

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