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1/1 年越し

1/1


 無事に元旦を迎えられた。昨日久しぶりに食べたチョコが功を奏したのか、チョコ、プリン、アイスとしっかり食べた。糖質制限食を言い出した兄本人が、それは止めてくれと言ってくれたのも功を奏したらしい。チョコでも何でも食べてくれと言ってくれたので、恐る恐る食べたチョコが非常に美味しく感じられたらしい。他にも食べているので、2回目抗がん剤開始から初めてのまともに近い食事となった。

 兄が話を聞いてくれているのも良いのかもしれない。時折不機嫌になるものの、全体的には良かった。

 正月らしくお雑煮は作った。母は私の料理は食べることなくまずい! と全く手を付けないタイプなので、今まで自分の食事は自分で、が基本だった。その為お雑煮も手伝いはするけれど味付けは母任せだったので、いろいろ聞きながら作る。家の味は無事に継承できた(ほんだしの味だった……)。


 餅は去年まで普通に食べていたが、今年は詰まらせる系の危険があるので、湯を入れれば出来るお汁粉に入っていた乾燥餅を流用。食べやすいと喜んでいた。味付けも合格を貰う。

 

 相変わらずビーフシチューを所望するので、夕飯は買ってきたビーフシチュー。


1/2


 私の仕事始め。いつもよりは出勤時間が短いけれど、一応、午前午後と出勤。その合間に母の食事などの面倒見るも超不機嫌。基本的に兄に任せる。

 兄は一人で歩けない、トイレにもいけないという母の姿を見てショックを受けていたけれど、少し慣れたよう。居ない間の介護もしてくれるので助かる。また兄の話は聞いてくれるのでそれも助かる。


1/3

 

 兄と買い物から戻ったら、愛犬が母のいる居間に入り込んでコタツ布団に粗相したと激怒していた。しかし確認してみても粗相などしていない。私たちの代わりに母のそばに行っただけらしいが、粗相したと思い込んでいる母に叩かれていたので、慌てて保護して今後は自室に居てもらう事に。可愛そうに。


 昨日よりも多少動けるようになっていた。たい焼きを食べたいと言い出した。冷凍のたい焼きをいつもは常備しているのだけど、切らしていたので買いに出る。別口で出かけた兄も同じものを買って帰ってきたので、冷凍庫がたい焼きだらけになる(笑)。


1/4


 不機嫌ながらあちこち動くように。ゴミを見つけては怒鳴る。ゴミに気が付くようなら元気になった証拠。しかし一緒には居られないので自室待機。兄が面倒見てくれているので、本当に助かる。

 朝に小さなあんぱん完食。昼と夜は食べているようで食べていない。吐き気は完全に沈黙している。抗がん剤は抜けたようだ。


1/7


 介護認定検査の日。市から派遣されてきた検査員と、母が面接。寝起きしている居間の状態やトイレの場所、そこにどうやっていっているのか、歩けるのか、という内容の聞き取り。介護1でも出てくれたらデイサービスも受けられるらしいのでありがたい。要支援とかだと悲しいな、と思いつつ、母の後に別室にて私とも面談。


 昨日の話だが、母が寝起きしている居間の窓に誰か女性が来たという。TVを消した状態で、小さい女性が映っていたという。誰か来たのかねえ、それがTVに映ったのかねえ、と言いながら窓を何気なく見ると、閉めたはずの鍵が開いている。あれ? 締め忘れたかなと閉め、トイレの介助をして、母は部屋の奥側の椅子に座って足を動かしている時に何気なくまた窓を見ると、鍵が開いている。


「あれ?? 鍵が開いてる? おかしいな、さっき閉めたんだけど」

「やっぱりTV(に写ってた)女性が開けたんじゃないの?」

「怖いこと言わないでよ。閉めたつもりで閉めてなかったかな」

 

 今度こそと鍵をかけて、カーテンを閉めて、私はその窓の側、母は部屋の奥の椅子で足を動かしながらそのTVの女性とか、明日の介護認定調査の話をして、面白がって窓を確認すると。


「……開いているんだけど、鍵」

「えええーーー! 本当に? やっぱり誰かいるんじゃないの!?」

「怖い事を言わないで―! よし、鍵、閉めたからね!」

「うん!!」


 五分後、鍵は開いていました……。


 母と二人で怪奇現象だーーー! と大盛り上がり。怖い話は大好きです。


 鍵の掛け方が浅いのかもとしっかりかけた後は、動かなくなりましたが、カーテンが開かないようにと挟んでいる洗濯ばさみが動いていたりという怪異はありました。


 なんなんだーーー!!


 という話を認定員にもしておきました。女性は母のせん妄だろうけど、鍵の話は本当なんだよと強調しておきました!

余命宣告受けたとは思えないほどに、元気です。

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