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9話


「…で?その神殿とやらはどこなの?」


「確か、あっち、進みます」


「で、その神殿の脇にある洞窟にちょい寄り道して倒すのね?」


「コクッ」









この姫とミキの会話だけを見るとただ普通に歩いているだけのように聞こえるが、実は今俺は只今魔物大量抹殺中。







    …しかも





「ってか…あ――――ッッッ!!!イライラするッ!!!なんなんだよコレ!うじゃうじゃ出てきてんじゃん!!何?ブラックホールなんですか?ブラックホールなのかァ?」





「うっさいわねー、黙ってやっちゃいなさい」

「黙って、やれ」




「うぅっ、ミキ、扱い全然違うくない?



って、ちょっとは手伝ってよぉおおおおおお!!!」






女の子に荒仕事させる気?

酷い、ヤツ

と言われ一人で片づけ中。





「女の子にさせる気?」

「レディ、ファースト」



「はいはい…分かりましたよぉ…」









人生で初めて女になりたいと思ったわ…俺。







「ったく、ミキの言うとおり男はレディーファーストでしょ?」

「でしょ」




はぁ…


昔の男尊女卑はどうなった?



今のご時世絶対に、女尊男卑だわ…




「なんか言った?」




「いえ、何も言っておりません…はい」























「終わったぞ」



「ったく、遅いわねー、もっと速くやれないものなの?」


「遅、い」





へいへい…

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