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2話、魔王?ふざけるな。せめて勇者と言ってくれ。



「あ、起きた…やっぱ僕恥ずかしいから父さんがいってよ」


「なんでだよ…お前が言えっほら早くッ!!」






……なんかごっついおっさんと俺の弟(8歳)と同じくらいの子供がつんつんとつつき合っているんですけど。

ナニコレ。





たぶん今の俺はその親子と思わしき2人をバカでも見るような目で見ていたと思う。



そんな俺の目線に気付いたのか、その親子は急に姿勢をただすと、かしこまった口調でしゃべり始めた。








「お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ありませんっ!

私は大魔王様に使えるエバンテ=シュゲルと申します」


「僕は息子のエバンテ=ミグルと申しますっ!!」





……何?

ドッキリ?

なんかのドッキリですか?

これは………



何?












目が点になっている俺をよそに2人はどんどん喋っていく。





「私たちの世界では魔王となる人を貴方の世界から召喚しているのです」


「今の大魔王様は子供を持たず、治すことのできない病にかかっております」


「なので、貴方に後継者となっていただきたいのです」




「「どうか魔王になってくださ…「断る」





「「へ?」」







うむ。

我ながらかなりの早さで答えを出したとは思う。


だが、当たり前だ。






『勇者になってくださいっ!』


って王国の姫辺りに言われたならまだしも、むさいおっさんに、しかも『魔王になってください』だぞ?

そりゃ却下。

絶対無理。







「そんなことより元の世界に帰してほしいんだけど…」





「思い出してください。ここに来る前貴方はどうなりましたか?」




ん?

ここに来る前……


コンビニ言って…帰りに信号わたるときに…………





「あああああああぁああああああぁあっっ」




トラックに…轢かれたっ




「はい…実はこれ。生死の境をさまよっている人を引き寄せる形で召喚しているのです…。

つまり、貴方は元の世界にもどると…」






「死にます」





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