↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/31

19話 これからよろしくね。

『カルバン視点』


あの魔物にアランが『ヒメリカ』と言う花の名前を付けた時いきなり進化が始まった。


進化、と言っても実際に進化を見た事がなかったから本当に進化なのかは分からないけどな。

だが、姿形がすっかり変わったんだから多分進化で間違いないだろう。


まぁ進化の事は今は置いておこう。

進化して尻尾が4本になって、身体もふた周りほど大きくなった姿は明らかにランクがBクラスだ。

進化して凶暴化してないだろうな?


それは杞憂に終わりヒメリカは自分の身体を確認している。


その後すぐに、ヒメリカから黒い煙が出てきて身体を覆っていく。


「なんだ?」


煙は直ぐに無くなって行き、そこにいたのは女の子だった。


女の子、そう女の子だ。

年は大体10〜12才位だ。顔は綺麗に整っていて美人になりそうな顔だ、髪は金色でショートヘアー。頭と腰の所には特徴的な尖った獣耳に4本の太く長い尻尾がある。獣人なのはわかるが種類が分からん。


そして今、一番困っていることが……何にも着てないことだな。


「ぶはぁっ!」


アランがヤラれた。



―――――――――――――――――――――――――――――


『ヒメリカ視点』



煙がなくなり前が見える。

カルバン達から驚きの顔でこちらを見ている。

まぁいきなり進化したうえに人になったんだから当たり前か。


そんな事を考えているとアランと目が合う。

アランは私と目が合うとゆっくりと下の方に目線を下げていく、下に行くにつれ顔が火でも出るんじゃないかってくらい真っ赤に染まり…


「ぶはぁっ!」


思いっ切り鼻血を出して後ろに倒れた。


って、どういう事!?

何でいきなり鼻血出してるの!?


私がオロオロとしているとカルバンが頭にリュックから出した大きめのタオルを被せてきた。

そこで気付いく。


私、裸でした。


うん、確かに私って産まれてからずっと全裸でしたね。

どうしよう、めっちゃ恥ずかしい。


<服を魔力で具現化する事で造るスキルがあるはずなので挑戦してみますか?>


そんなのあるんだ。

なんかご都合主義というかなんと言うか、まぁこの際なんでも良いか。

で、どうするの?


<基本は魔力を物質化する事です。

魔力から火を創るように、魔力は色んな物質に変えることが出来る筈です。

ですので、創造力、魔力のコントロールだけで服くらいなら直ぐに造れるかと思います、ですので私の方で魔力のコントロールの方をマスターは服のデザイン等を考えてください。>


り、了解です。

本当、話数が増える事にどんどん流暢に話せる様になってくな。


そんな事より服か〜どんなの良いだろ。

改めて自分の身体を見ると、腰の所には4本の狐の尻尾に頭を触ると狐耳があった。

そして、身体の方は……あれ?明らかに幼女じゃね?

いや、お腹がスリムになってるしお尻も小さいしで良いんだけどさ。

胸が本当に申し訳無いと言わんばかりに小さ………いや、大丈夫、何でもない、それよりどんな服にしようかな?


普通の服?

いや、私服とか異世界なのに何か有り難みが無いな。

どうせだったら普段着ない様な物にしたいよね。


どんなのにしようかな?

和風か洋風か……。

私は狐って和風な感じってするから、和風な感じにしよう。何かこう巫女服的な?


そう言えば、友達(オタク)が巫女服は王道が1番良いって画像とか見せてくれてたなぁ〜。

まぁそんな感じで良いか。色は白と赤でいいか王道的な?

後は………。




まぁこんな感じかな?

頭の中で自分の服を想い描きやっと形に出来た。


<では、服の作成を開始します。>


サポートさんが作り始めると自分の体から紫色の靄が出てきて身体に纏まりついてくる。


何となくだけどこれ魔力?

うん、何かそんな感じがする。


魔力はそのまま全身を包み込み、次第に先ほど頭の中で考えた巫女服が出来上がった。


下は袴だよ。ミニスカじゃありません。尻尾の穴はあるけど。


<スキル 魔力衣1LV を習得しました。>


あっ、スキルゲット!

このスキルが魔力で色んな服を作れるようになったやつか。


こんなに簡単にスキルが取れて良いのかね?


「おい、ヒメリカなのか?」


おっと、せっかく人間になったんだから喋んないとね。


「ぅぁ…ぅ?」


「ん?どうした?」


あれ、何か声が出せない?


「ぅぁぅ……。」


「声が出せないのか?」


取り敢えず頷く。

うぅー、なんでなん?何で声出ないねん?


<まだ人化がLV1だからだと考えられます。>


確かにスキルは取ったばかりだからそう言う事もあるか。

じゃあ気にしても仕方ないし、身体は問題無く動くから良いかな?うん、良しとしよう。


だけど困ったな。

これじゃ状況が変わってないじゃん。


んーと、文字でも書いてみる?


取り敢えず『こんにちわ』っと。


「んっ?何だ?『こんにちわ』って文字書けるのか!?」


おぉ!日本語OKですか!?

これなら意思疎通が出来そう。


じゃあお礼も書いとこう。



『素敵な名前をありがとう。これからよろしくね。』



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。