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夢見る魔法使いは世界最強になる  作者: らいち
夢見る魔法使い誕生編
6/6

夢見る魔法使いは悪魔と手を取る

前回のあらすじの前に

今回からセリフごとにカッコつけてみました。

簡単にカッコの種類の説明をさせていただきます。

「」このカッコは人が喋ってる時のカッコで、

()このカッコは心の中でつぶやいてる時か記憶の中で喋ってる時です。

最後に【】このカッコは魔法ですね、あと、『』こちらのカッコはじゃうような固有名詞です、そんなに登場しないと思います。

【前回のあらすじ】

りおが大王の力をかりなんとかエルフの長老を助けることに成功、果たしてこれからどんな困難がりおに立ち塞がるのか…

ルイスが部屋を出てからしばらく経ち、日は沈みかけ空は真っ赤な夕日に染まっている。


「まだ起きないな」


今だにシェルフィーは眠りから覚めない。

彼女の心配をしていると階段を上がってくる音がする。


「りお、じゃあ行こうか」


「どこへ行くのですか?」


「言ってなかったね。悪魔たちの戦前祭だよ」


「戦前祭…?」


「そう、戦前祭って言うのはね大戦が始まる一カ月前に必ず開かれる祭りなんだよ」


「なぜ、大戦があと一カ月後に始まるとわかるのですか?」


「行ってみたらわかるさ。」


「そうですか…」


「それじゃあこの服を着てもらっていいかな…?

今急いで買いに行ってたんだよ」


そういうと、ルイスは真っ黒のドレスを渡した。そのドレスは繊細なネイビーの総レース、上品なロングドレスでとても中流階層が買えるようなものではなかった。


「こんなに綺麗なドレス、私なんかが頂いていいのですか?」


「君が着なきゃダメなんだよ」


「いったいなんで…」


「それはついてからのお楽しみ」


「じゃあ早速そのドレスに着替えておいで」


「わかりました」


そうして化粧室に行き、ドレスを着ていみた。


「意外とドレスって着るの大変なんだな…

あっっ」


ドレスの紐を締めようとすると少し足元を崩してしまい、危うく倒れそうになった。その時目力を強めてしまい、思わぬ光景が見えた。


「このドレス…すごい魔力がこもっている。

あれ…よく見るとおばさんを倒した時に腕に出てた紋章が刻み込まれている…」


その紋章は魔力を判別できるものにしか見えないがキラキラと光り輝いていてとても美しかった。


「着替えはできたかい?パーティーまで時間があまりないからそろそろ出ようか」


「はい。でもシェルフィーはどうするのですか?」


「大丈夫、この家を透明化させて誰も入れないようにしたし、万が一シェルフィーが起きたとしてもまたすぐに寝てしまうように魔法のカーテンを編んでおいた。」


「こんな短時間で…すごいですね、ルイスさんは…」


「まあね、それじゃあ行こうか…」


そうして2人は家を出るとそこには骨でできた馬が馬車を携えて待っていた。


「これは…」


「これは招待者のお迎えに来るように躾けられたものだよ、さあ乗ろうか」


そうして馬車に乗ると馬たちは動き出して会場へと向かった。窓の外を見ると魔法のベールが私たちを包み周りからは遮断されたようになっている。森を切り抜け、川の上を走りしばらくするとそびえ立つ山々が見えてきた。


「あれはアルポネミア山脈だね、さあもう着くよ、会場はあのふもとだよ。」


そうして山のふもとに着くと馬車が止まった。

馬車から降りるとそこは平たい平原で何もない。降りて馬車がいなくなると、地面に大きな魔法陣が描かれテレポートした。


「眩しいぃ」


気づくとそこは、どこかの家の中であった。室内であるはずなのに天井には満点の星空がキラキラと光っていて映像が映し出しているようであった、どこからか音楽が聞こえる。


「この曲…どこかで聞いたことある気が…

セカンド ワルツ…?」


「よく知っているね、りおは博識だね」


音楽のする方に向かうとそこには悪魔たちが宴を楽しんでいた。ステージには演者がいないのに楽器が自ら音楽を奏でオーケストラのようになっている。ステージの下では悪魔たちが手を取り踊っている者もいれば談笑しながら赤ワインを飲んでいる。


「あら、本日のメインディッシュのご登場ですね。」


後ろから声をかけられた。


「やぁ、ヘル=グレーテ」


「あら今回の主役はこんな可愛いお嬢さんなのね、君はどれくらいお強いのかしら…

ん…その紋章…」


どうやらグレーテと名乗る人物はりおの体にいるものに気付いたようだ。


「貴方。どこでそのお方と知り合ったの…」


少し口調が冷たく感じた。


「まぁまぁ、そんなに機嫌を損ねないでくれ、りおは誰が自分の中にいるか知らないんだよ。」


「私の中に…?」


「そんなにたいそうなもの自分の体の中に入れておいて気づかなかったのかい?」


「おばさんと戦った時、自分の体が少し変わったのを覚えているかい?」


「はい、なんとなくですけど…」


「それのことだよ」


「貴方りおというのですね…それでは貴方にこのわたくし、ヘル=グレーテ自らが貴方に教えて差し上げましょう。そう、貴方の中にいるその存在はおよそ2000年前にヨーロピアンと西アゼアのほぼ全てを統一した、世界最古の大王アレクサンドロス陛下であられるのよ。


「アレクサンドロス陛下…?」


「歴史はあまり得意ではないようでして、それは陛下に無礼ですよ。」


「すみません」


「まぁいいでしょう続けましょう

「その陛下は世界で初めて魔法というものを確立して組織的に研究したのそれで知識をつけて他の国々を打ち破ってきた。しかし最後には自分の限度以上の力を使い果たしお亡くなりになられた。しかし、霊媒師曰くどこかにまだおられるとおっしゃっていたそうですがまだ本当に陛下がおいでになられるとは…」


「でもなぜそのような陛下が私の中に…」


「それはわたくしにも計りきれませんわ」

「あの人は大変自由な方でしたから」


「ルイス、貴方と彼女の様子を見ていると彼女にこの世界の真実を教えていないようですね…」


「そうですね、まだ教えていません。」


「はぁ、貴方に教育係を任せるのは今回で終わりにしましょうか…」


「その心配はありませんよ、今回こそついに終わらせるのです、この無意味でどうしようもない世界を…」


「待ってください、さっきから全く話がわからないのですが」


「致し方ありませんね、それもこのわたくしヘル=グレーテが教えて差し上げましょう」


「単純に言わせていただくとこの世界はあるお方が作っているのです。それは、『創造主 ラビリンス』よ。


「創造主 ラビリンス…」


「って言ってもわたくしたちが勝手につけた名前ですけどね。わたくしたちは誰もかの人の名前も素性も知りません」


「ではなぜその人が…」


「それはですねこの世界は毎回かの人にループさせられているのですよ…」


「世界がループ…?」


「そうです、かの人はなぜかあるタイミングで世界を滅ぼし、そして力無きものからはあらゆる記憶と力あるものはそれに抵抗し一部の記憶だけ奪われまた世界を始める。まぁなんと言いますか、今のこの世界はすでに10何回目かですね、もう数えるのもめんどくさくなりましたので…」


「そんなにもこの世界はループしているのですか?」


「しかし、どの世界線も全く一緒というものではないのです、かの人も完璧ではないのか必ずどこかで綻びが出るわたくしたちはその綻びを英雄というのです。」


「私が英雄……」


「そして今回その英雄は貴方です。ルイスからの情報によると貴方は禁術を自分の被害なしに使えるそうですね。」


「そうですね。」


「今までの英雄たちは何かしらの禁術を持ってはいましたが、いずれの方々もその負の影響が大きすぎて太刀打ちできていませんでしたの。だからこそ本当に今回はいけるかもしれませんわね。」


「そんな期待されても困ります…」


「いえ、その心配はございません。わたくしたちも同じような景色を見るのにはうんざりしていましてね…だからここの場にいる皆さんは全て貴方に力を注ぐはずです。」


周りの悪魔たちはいつのまにかこちらを見ていた。


「私に力を…」


「そうです、なので貴方はラビリンスに対抗するためにも大戦までに特急禁術をひたすら体得しなさい、そうでなければ今回もいやこれからもずっと世界はループするでしょう。頼みますよ、りおさん…」


「そうなんですか………」


(なんか私にだけあまりにも重すぎないか)


「それではりおさん、パーティーを楽しんでいって…、期待していますよ……」


グレーテがりおの手を取り握手すると。グレーテは灰になり消えていった。


「さあ、パーティーを楽しもうか、僕は仲の良い悪魔たちとこれからの作戦も兼ねて話をしてくるから、りおも誰かと仲良くなってみたら?それじゃあまたあとでね」


そう言い残してルイスも消えていった。


「こんな場所で私1人なんて……」


いつのまにか止まっていた演奏も再び始まって活気あふれる会が始まった。


「喉が渇いたな…」


そう思い、ドリンクを撮りに行こうと思ったら。


「少し、よろしいですか。」


低い声がした。誰だろうと思い後ろを振り返ると、そこにはこの場には似合わないほど大きなシャベルと土がついた少し汚いズボンとジャケットを着ていたものがいた。


「初めまして、私は墓守の翁 ヨリシ・グールでございます」


「貴方様にご報告したいことがございましたので、その旨をお伝えに参りました。」


「伝えたいことですか?」


「はい、私は墓守をしていますので死んだ人が何で死んだとかを知っているのですが…夢見 理愛さんはループし始めてから全ての世界線で同じ人物に殺されているのですよ。さらに不思議なことに毎回違う死因をして墓に眠っているのですよ…」


「私が同じ人に殺される…?」


「えぇ、確か名前が… 夢見 京成けいせいですね。」


「京成……ハッ」

「思い出した、あの列車に出てきたのも、シェルフィーの記憶に出てきた男も京成…そう、私の実の兄だ……」


「そうでしたか、どうやらよくないことを言ってしまったようですね」


「いえ、でもなぜ…」


「それはわたくし如きには分かりませんが何やらありそうですね。それと注意してください、ここ最近貴方が眠る予定の墓が開き始めたのです、それは貴方の命が短くなってきている証拠です。何者かに命が狙われている可能性がございますので十分にお気をつけください。」


「分かりました。ありがとうございます、グールさん」


「いえいえ、まさかあの英雄様にこのわたくし如きが褒められるとは…、ありがたきお言葉それでは報告の内容は以上なので私は通常業務に戻らせていただきます、お達者で……」


グールは暗闇に消えていった。


「お兄様なぜ私を、うぅ、頭が」


りおの記憶にある映像が流れた。


そこは暗い牢獄で女の子が鎖で繋がれていた。


「お前がいなければ僕が母さんと父さんを救えたのに、お前なんかがいたから2人は死んだ…お前さえいなければ誰も苦しまなかったのに。」


「………」


「だんまりかよ、このクソ女」


「いつかこの戦争が終わったら必ずお前を地獄に落としてやる…

覚悟して待っておけよ。」


そう言い残して京成は出ていった。


記憶から戻るとりおはふらついていた。


「なんでそうなったんだっけ……」


そうしてりおは倒れた。


その頃。


「おい。お前たちまだあのクソ妹は見つからないのか……早く探せ早くこの手で…この手で…あいつを殺さなきゃいけないんだ。」


「おい、人間殺しのアン・フォーチュン。

拷問者 ゲイル。そして、暗殺者 タロット。

お前たち早急に私の妹を探し出しここに連れてこい。いいか、すぐにだ。」


「ハッ」


「そうして3人は部屋を出ていった」


「頭がうずく…なぜこんななも殺意が湧き出るのだろうか…」



登場人物

名前 夢見 理愛 (ゆめみ りお)

ルイスの弟子。絵がうまかったらとびきり可愛い姿描きたかった…


使える魔法

心の念写 ファイヤーボール アイススピア

サウンドウェーブ ハイドロエクスプロージョン  ダストブラスター ディスラプト・レイ


使える禁術

メモリーピックアップ

ソウルイーター


パッシブスキル

魔骸種の楔


名前 ルイス=デモス

りおの師匠。


名前 ボルシェヴィキ=シェルフィフォード

エルフの女の子 エルフの中で最高峰のヒーラー


名前 ヘル=グレーテ

灰の悪魔。 誰かとの婚約指輪をはめている。




今回もご精読ありがとうございます。

今まではただ書きたくなったから小説を始めましたが最近この小説のアクセスを見てみたらなんと100回も読まれたことがわかったのですごく嬉しかったです。なのでこれからは自分の欲求だけでなく読んでくれる人に感謝もしながら作っていこうと思います。これからもよろしくお願いします。

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