再会
「あら、華琳ちゃんじゃな〜いっ!来るなら言ってくれたらよかったのに!」
「サリーさん、お久しぶりですーっ!」
バーに入るとサリーが華琳に勢いよく抱きついた。にこにこ笑いながら話し続けるサリーと華琳のそばで苦笑いをしている幸風は、店の中を見回して懐かしい気持ちに浸っていた。
「ふふ、華琳ちゃんも変わらないわねぇ♪…さて、幸風、久しぶりね!」
「さて、ってなんだい…。…久しぶりだね、変わりはないかい?」
「全然、いつも通りってところね。ところでずっと繋いでるその手はなぁに?」
そう言ってにやにやするサリーの目線の先には、店に入る前から繋いでいた手。真っ赤になって慌てて手を離す華琳が可愛くてふと笑ったら、サリーがさらににやにやしているのを見て咳払いをした。
「かーわいいわねぇ…♪まぁ、立って話してるのも何だから、適当なところ座ってよ。幸風はいつも飲んでたやつでいいでしょ?華琳ちゃんは?」
「あぁ、ありがとう。どうしようか…ひとまず度数が低くて甘いものを頼むよ。」
「りょーかい。2人で仲良く待ってて頂戴♪」
そういって鼻歌を歌いながら奥に入っていくサリーを苦笑いで見送ると、華琳に向き直った。
「…ほら、変わってなかっただろう?」
「ふふ、そうですね。何だか安心しました。」
「ここに来ると変わらない空気があって落ち着くね。最近来てなかったけど、また来たくなったな。」
「ふふ、気が早いですよ。まだ来たばかりなんですから。」
「はは、それもそうだね。今はこの時間を楽しもうか。」
にこにこしながら話す華琳に少し安心して、お酒が来るまでの間のんびりと話をした。




