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scenario.1 遠いところでは

手に取っていただき、ありがとうございます✨️✨️!

自分、『小説家になろう』では初めて連載いたします〜!なので、良かったら応援よろしくお願いいたします✨

 3日前──

「数が多すぎんだろ……!」

 第一部隊の悲鳴が通信で鳴り響く。

「俺らもここまでか」

 そう言っている間にも、次々と味方の機体が壊されていく。

『セルロイドの残り50機、ムーンライターの残り20人。』

次々と情報が飛んでくるが、それは自分の勝機を影で隠すかのような情報ばかりだった。

「これ無理だろ……!」

 考えてるうちにセルロイドの数機が近づいてくる。

「あ、」 

 セルロイドのレーザーで撃ち抜かれた機体は中で爆発を起こし、散った部品が静かに宙に浮かんでいる。

『総攻撃せよ』 

 その指示を聞いた5機の機体は襲われてる機体を囮にし、セルロイドに一斉に奇襲し始める。

 レーザーライフルで次々と、セルロイドを撃破して数を減らしていく。

 撃破されたセルロイドは青白い光を散らしながら、宇宙に分解されていく。

「今だ、畳み掛けろ!」

 と言うのは束の間、横から別のセルロイドに操縦席を狙撃される。

「……」

 音声通信は途切れてしまい、残り4人。 

「どうすればいいんだ……!」

「俺はここで死ぬのか……?」

「もう弾切れだよぉ……」

「…」

 と焦った声が交じり合う。そこで一人の少年が勇気を振り絞り、提案する。

「僕が敵を引きつけます!なので、3人は不意打ちをとって討伐してくれますか?」

 その作戦にわかったと頷く。頷いたことを確認した少年は、敵の目の前まで行き、ビームライフルで腕、足、頭とバラバラに切り裂いていく。

「危ない!」

 少年の後ろを取ろうとする2機も三人との見事な連携でなんとかやり過ごせた。

 それを見ていたセルロイドは、次々と撃破のを見て、命の危険を察知したか知らないが、無数のセルロイドが撤退していった。

「毎回やられっぱなしかよ……」 『生き残ったムーンライター、4人』

 電子情報画面には、大量のムーンライター達の心電図が映し出されていたが、ほとんどが波打つことなく平らになっていた。

 現在の月面基地──

「第一部隊ほとんど全滅……か」

 喉の奥で息を詰まらして呟く、水色の髪の少女。彼女のコードネームは

エアル。

 第二部隊の大尉である。かなり実力で、冷静沈着な性格。

「生き残ったの四人らしいぜ」

 同じ第二部隊の隊員のクレイスが反応する。

「……私が行っていたら」

「今回は第一部隊と第十五部隊の任務だから、行けないのは仕方ないだろ〜?」  

 自分がいたら守れたのにと落ち込むエアルを、クレイスは一生懸命慰める。

 「…たしかにそうだけど」

 エアルはクレイスを尊敬している。聞き上手だし、優しいし、気遣いだってできる。理想の先輩だ。

 「細かいことは気にしないほうがいいよ」

 エアルはわかったと頷き、自分の機体をいつでも守れるよう、手入れするために機体倉庫へ向かった。

 機体とは、ルナビットのことである。60年前の2548年、地球の東京に大量のセルロイド(未確認生命死滅機械生命体)が襲い、東京は壊滅。撃破したセルロイドを解剖すると地球の電波に反応してることがわかった。

 その悲劇から2年後、政府は月に電波信号を送り続ける月面基地と、ルナビットを操縦する"ムーンライター"を設置したのだ。

 機体倉庫──

 エアルは自分の機体を"相棒”として手入れしている。エアルは大尉のため特殊機体が支給される。名前はScream。

 ルナビットは上半身が大きく下半身は細めの足で形成。頭部は、機首のように前に飛び出たセンサーユニットが頭となっている。Screamは白と水色をイメージし、作られた特殊機体である。

 エアルは右にあるボタンで扉を開き、その中に収めてあるScreamに乗り、独り言を呟いた。

「任務まで待っててね」

 そう言い、Screamを撫でた。 

 しばらくすると、クレイスが掃除当番で、倉庫にひょこっと姿を現した。

「誰かの気配がすると思ったらエアルか!驚かすなよ〜」

「……すまない」

 エアルは自分が驚かしてしまったことに気づき、すかさず謝る。

 「謝ることじゃねーよ〜ところで今はScreamのお世話中かい?」

 クレイスの質問にエアルは、コクリと頷き、機体をタオルで汚れを拭く。

「手入れは欠かせないんだな、エアルは」

 クレイスは第二部隊の中でもリーダ的存在で、誰よりもみんなを見ていた。エアルが手入れしているのも最初に知ったのはクレイスだった。

 「戦う機体なのに、不調だったらどうする」

 照れるとかという素振りは無く、マジレスしてきたエアルに、クレイスは苦笑いする。クレイスにとって、これがいつもらしい。

 5分後──

 掃除終了のチャイムが鳴り響く。

「お疲れ、クレイス」

 クレイスは元気よく言葉を返す。

「ありがとさん、明日はエアル掃除やれよ〜」

 第二部隊は第二部隊同士で、順番に一人ずつ掃除する義務がある。何ともめんどくさいとエアルは思っていた。

「はーーーーい」

 終わった後、しばらくクレイスと話していた時、アナウンスが鳴る。

 『月面のJエリアにセルロイド反応。第二部隊と第十五部隊は集合せよ』

 そのアナウンスにエアルは疑問を一つ抱いた

(第十五部隊って3日前戦ってたけど大丈夫なのか……?)

 不安で胸がいっぱいになりながら機体に乗り込んだ。


最後まで読んでいただき、誠に光栄です✨️✨️『ムーンライター。』は毎日更新する予定なので、ぜひぜひ次の話も読んでみてください!(*^^*)

では!次のお話でもまた会いましょう〜

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