あとがき
皆さま、こんにちは。雪谷惑星です。
序章の戦場から始まり、今日の遠航祭の終わりまで、この旅は全2巻・合計60話にわたって続いてきました。
玄徳がただのコンビニ店員から雪花領の領主へと成長していく姿を。
アリアが高飛車なお嬢様から、立派に領地を支える若奥様へと成長していく姿を。
そしてハーフエルフたちが、逃げ惑う難民から自分たちの「居場所」を見つけ出していく姿を。
最後まで見守り、付き合ってくださり本当にありがとうございました。
この作品には、私の個人的なこだわりや大好きなものをたくさん詰め込みました。
文句ばかり言いながらも、どんどん家族としての責任感を背負っていく主人公。
それぞれに傷を抱えながらも、懸命に生きようとするヒロインたち。
そして序章から散りばめられ、今もなお答えを待ち続けている「3年の約束」。
大変名残惜しいのですが、この物語の旅はここで一度、区切りを迎えることになります。
雪花領はこの先どうなったのか?
日月湖の二匹の巨蛇は、最終的にどこへ向かったのか?
玄徳は約束通り、ミッドナイトを迎えに行くことができたのか?
これらの答えは、ひとまず物語の外に留め、読者の皆さまそれぞれの想像の中に委ねたいと思います。
いつかまた別の形でこのキャラクターたちと共に戻ってきて、物語を最後まで描ききる日も来るかもしれません。
あるいは、その「想像」こそが、一番美しい結末なのかもしれません。
これまでコメントをくださった方、ブックマークをしてくださった方、そして最後まで追い続けてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
皆さまと出会えたことこそが、この旅における私の一番の収穫です。
女神様の祝福が、読者の皆さま一人ひとりに訪れますように。
――雪谷惑星 敬上




