第58話:くノ一少女とタピオカミルクティー
【Side:氷河百合】
「ソフィー、あの子があなたの彼氏なの?」
嬉しそうに戻ってきたソフィーを見るやいなや、ブランシュはすぐさま意地の悪いニヤニヤ顔を浮かべた。
ソフィーは瞬時に顔を真っ赤にし、両手をブンブンと振り回して弁明した。
「ち、違います! まだそんな関係じゃ……!」
「へぇ〜。じゃあ、これから『そう』なる予定なんだ?」
「ブランシュさんッ!」
仲間からからかわれ、ソフィーの頬はまるでハリセンボンのようにぷくっと膨らんだ。
「本当に可愛らしいわねぇ。なんだか騎士学校時代に過ごした甘酸っぱい青春の空気を思い出しちゃうわ〜」
ブランシュはパンをひとちぎりし、口へと運んだ。
思い出の補正がかかっているせいか、その表情はまるでねっとりとした濃厚なチョコレートケーキを噛みしめているかのようだった。
「それで……その後はどうなったの? その人と付き合ったの?」
ソフィーが興味津々に尋ねた。
ブランシュは首を横に振った。
「あの人にも告白する勇気がなかったし、私にもなかったのよ」
「それに、お互いの実家が正反対の方向にあってね。自分の築いてきた全てを捨ててまで、将来が不確かな相手と一緒に過ごそうとは思えなかったの」
「それは……なんだか残念な結末ですね……」
「いいえ、これで良かったのよ!」
ソフィーの落胆とは対照的に、ブランシュの顔にはサバサバとした割り切りが浮かんでいた。
「付き合ったからといって、将来幸せになれる保証なんてどこにもないじゃない? あの甘い幻のベールを剥ぎ取ってしまったら、私もあの人のことを好きじゃなくなっていたかもしれないもの……」
その時、傍らから明るい女性の声が響いた――。
「あ! ブランシュ先輩、お久しぶりです!」
軽鎧を身に纏った黒髪の少女が、満面の笑みを浮かべて駆け寄ってきた。
そして彼女の同僚である皮甲を着た茶髪の少女が、その後ろを追いかけてくる。
「にーな、少し落ち着きなさいって!」
ブランシュは相手の顔を確認するやいなや、豪快に手を振った。
「なんだ、小にーなか! お久しぶり! 騎士学校はもう卒業したの?」
「はい! 今は仲間たちとパーティを結成して、この近くで活動しているんです。りず、こちらは私の先輩のブランシュさんよ」
にーなは得意げに相棒へと紹介した。
にーなの明るさとは対照的に、りずは少し縮こまりながら頭を下げた。
「……はじめまして」
「そんなにかしこまらなくていいわよ! みんなお友達なんだから!」
ブランシュはカラッと笑った。
「ところで先輩、何を飲んでいらっしゃるんですか? まさか朝からお酒を飲んでいるわけじゃありませんよね?」
にーなはブランシュが手に持つ木杯に興味深そうに視線を向けた。中には黒赤色の液体がなみなみと注がれている。
シュワシュワとした炭酸の泡もなく、お酒特有のツンとした匂いもない。
「違うわよ! これは『ピエニン商会』の新商品でね、『真・黒糖水』っていうの。この砂糖の塊をお湯で溶かして飲むと、なんとその週の生理痛がすっきり消えちゃうのよ!」
ブランシュはまるで自慢たらしい子供のように、二人の目の前へとカップを差し出し、じっくり観察させた。
「そんな魔法みたいな飲み物があるんですか!? いくらで買えるんですか?」
「一袋に六個の砂糖ブロックが入っていて、お値段は銀貨2枚と銅貨200枚よ。節約して飲めば、6〜7週間くらいは保つかしらね」
「たっかぁぁぁい!!!!」
その常識外れの価格を聞き、騎士学校を卒業したばかりの少女二人は顔を見合わせた。
「確かに高いけれど、効果は絶大よ! 私たちメンバーも全員買って試したけれど、今じゃこれなしの生活なんて考えられないもの! ふふっ!」
「本当にそんなに効くんですか……?」
にーなは半信半疑で尋ねた。
ブランシュは深く頷いた。
「ええ! 長旅を伴う遠征の時なんて、私たち女性冒険者にとって本当に救世主みたいな存在よ。気分も安定するしね。あなたたちも女性なら、あの時期の独特の不快感は分かるでしょう?」
「ところで先輩、どうしてこちらにいらっしゃるんですか? 『氷河百合』の活動拠点は『巨木の森』の周辺だと伺っていたのですが……」
にーなは先ほどから気になっていた疑問を口にした。
「魔獣の討伐任務がちょうど一段落したところでね。ついでに天馬の輸送護衛の依頼を引き受けたから、ここまでやってきたのよ」
「でも……天馬ってゼフィロス一族の人間しか扱えないって聞きましけど?」
傍らにいたりずが、少し不確かそうに口を挟んだ。
「もちろん、操縦するのはあちらのスタッフ(商会の人員)よ。私たち護衛はその後ろに座っているだけ。天馬のスタミナを舐めちゃいけないわよ。大人二人を乗せたって、悠々と大空を飛べるんだから!」
ブランシュが誇らしげに語る。
その言葉を聞いたくノ一の霧生しずる(きりゅう・しずる)は、そっと白目を剥きながら心の中でツッコミを入れた。
(……あなたが育てた馬でもないでしょうに)
「先輩やカミラ様のような超一流の凄腕がいらっしゃるなんて……お二人が立ち向かう魔獣って、きっとドラゴンに匹敵するような怪物なんでしょうね!?」
にーなが目を輝かせて問い詰めた。
「ははっ! 確かにその通りよ! でも残念なことに、私たちはその標的を見つけることができなかったの」
「えっ……?」
その時、先ほどから静かに会話に耳を傾けていた老婦人――カミラが、静かに口を開いた。
「あなた方は『日月湖』という場所を知っていますか? 『きこりの町』から東へ数十分ほど進んだ場所にある湖なのですが……そこにはかつて、竜の血脈を引く二頭の巨蛇が棲みついていたのです」
「現地の人々はそれを『黄月の蛇』『赤日の蛇』と呼んでいました」
「私たちが現地に携えて行った魔導儀器の測定では、湖水に含まれる魔力濃度が通常値の7〜8倍にまで跳ね上がっていました。明らかに直前まで何らかの異変が生じていた証拠です」
にーなとりずは顔を見合わせた。まさかそんなスケールの大きな話になるとは予想していなかったのだ。
にーなが続けて尋ねる。
「それで……その後、その巨蛇たちを見つけ出して討伐されたんですよね?」
「いいえ……湖の中には、何も存在しなかったのです」
ブランシュは静かに首を横に振ったのだった。
「なんですって!?」
カミラが説明を引き継ぐ。
「ソフィーが音波系の魔法を行使し、水底から奴らを炙り出そうと試みたのです。ですが、効果はありませんでした」
「湖全体の魚や蝦がぷかぷかと浮かび上がってきたというのに、巨蛇の姿だけは見当たりませんでした」
ブランシュが振り返り、ソフィーに視線を向けた。
「ソフィー、当時の状況を彼女たちに説明してあげて。駆け出しの彼女たちにとって、良い経験の積み重ねになるでしょうから」
ソフィーは頷き、二人の少女を見つめながら語り始めた。
「私は音波系魔法を少なくとも20分以上維持し続けました。巨蛇の姿こそ捉えられませんでしたが、代わりに日月湖の水中構造図を手に入れることができたんです。ほら、見てください!」
ソフィーは腰のポーチから手書きの草図を取り出し、にーなへと手渡した。
「嘘でしょう……!? 水底に暗河(地下水路)が通ってるわ! この伸びている方向って……『きこりの町』!?」
地元出身のりずは、その水中ルートの終着点がどこへ繋がっているかを一目で看破した。
カミラが言葉を重ねる。
「ええ。私たちの推測では、巨蛇は何らかの強大な天敵と遭遇し、地下暗河を伝って逃走したのではないかと考えています」
「そして私たちがこの件を『きこりの町』の冒險者ギルドへ報告した際、ある恐ろしい噂を耳にしました」
「噂……ですか?」
どういうわけか、にーなとりずの胸に胸騒ぎが走った。
「ええ。村の中央にある井戸で水を汲んでいた者が、底でキラリと輝く黄金色の光を目撃したそうなの」
「最初は太陽光の反射かと思ったそうですが、見上げれば空はどんよりとした曇天で、今にも雨が降り出しそうな天気だったとか」
ブランシュが険しい表情で語る。
「まさか……それって!?」
「その井戸も私たちが検知器で調べましたが、内部の魔力濃度は通常の1.8倍に達していました」
ブランシュの言葉を聞き、にーなとりずは信じられないと言わんばかりの表情を浮かべた。
「奴らは地下暗河を遡り、さらに上流へと向かったはずです。そして、その先にあるのは……」
「大変! 『巨木の森』だわ!!」
にーなが思わず大声を上げた。
その取り乱しように、ブランシュは少し意外そうな顔をした。
「どうしてそんなに慌てているの? 巨木の森は魔獣が蠢く危険地帯、昔から『魔獣の森』の異名を持つ場所じゃない。蛇が二頭増えたところで、今更どうということもないでしょう?」
「違います違います! 昔なら確かにそうでしたけど、今は状況が違うんです! あそこには今、たくさんの人が定住してるんですよ! 20人以上の人が暮らしているんです!」
「なんですって!? 誰がそんな危険極まりない場所に住むなんて愚かな真似を!?」
「王国から新しく任命された開拓領主で、ゲンタクという名前の外国人なんです! 今は奥さんたちと一緒にあそこで暮らしていて……!」
にーなが焦燥感を露わにして訴える。
だが、ブランシュはしばし熟考した後、相変わらず楽観的な様子で口を開いた。
「まあまあ……巨木の森の面積は広大よ。彼らがそこに住んでいるとしても、そう簡単にエンカウントするようなことは――」
「彼ら……水汲みに便利なように、小川のすぐ近くに住んでいるみたいなんです……」
りずがぽつりと、決定的な一言を付け加えた。
現場は一瞬にして重苦しい静寂に包まれた。
およそ十秒の沈黙の後、最初に立ち上がったのはブランシュだった。
「まずいわ! 一刻も早く出発して、彼らに危険を知らせないと!」
「ブランシュ、落ち着きなさい! まずは情報を整理するのが先決です。それに私たちはこの町に到着したばかりで、補給すら済ませていないのですよ」
カミラの表情は険しかったが、それでも冷静さを保っていた。
何しろ彼女は『氷河百合』のリーダーであり、隊員全員の命を背負っているのだから。
「そうですわ! 『きこりの町』を出発した日から数えてもすでに一週間が経過しています。もし本当に遭遇していたとしたら、今から急いでも手遅れです」
くノ一のしずるも慌ててブランシュを引き留めた。
だが、ブランシュは首を横に振った。
「だとしても、指をくわえて見過ごすわけにはいかないわ! カミラ様、午後から街で補給を済ませたら、すぐに立ち出でましょう!」
「……ええ! そうしましょう!」
ついにカミラが最終決断を下した。
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午前の休息を終えた『氷河百合』の一行は、街へと繰り出し物資の調達を開始した。
主には干し肉、根菜類、果物などの食料と、ポーション類や魔法水晶といった戦備物資である。
霧生家の精鋭上忍であるしずるはメモ帳に目を落とし、最後の項目に書かれた『創傷軟膏』の文字を横線で消し込んだ。
その時、彼女の耳元に幼い声が届いた――。
「叔母様……」
ぴっちりとしたボディスーツに身を包んだ黒髪の少女――彼女の姪である霧生玲奈が、少し離れた場所にある露店を指差し、上目遣いでおねだりするように見つめていた。
「タピオカ……ミルクティー? レモン……オーギョーチー?」
看板に書かれた文字を目にし、しずるは少し首をかしげた。
これは一体なんだろうか?
通行人たちの満足げな表情と、カップの表面にびっしりとついた水滴から推測するに、どうやらキンキンに冷えた甘い清涼飲料水のようだ。
次の瞬間、しずるは冷酷に言い放った。
「ダメです! 見るからに糖分の塊のような飲み物ですね。体重管理の妨げになります」
「どうしても水分補給がしたいというのなら、果物を余分に買い込んで絞りたて果汁でも飲みなさい」
「ジ───ッ……」
その言葉を聞いた途端、まだ20歳になったばかりの少女は、瞳に涙を溜めてウルウルとした表情を作ってみせた。
その破壊力たるや、雨の日に捨てられた仔犬に匹敵するレベルである。
普通の人間なら、一瞬で両手を挙げて降伏してしまうところだろう。
しかし、幼い頃から一緒に育ってきた身内として、しずるはこの手の演技にはとっくに耐性がついていた。当然、騙されるはずもない。
「ダメなものはダメです! そんな可哀想な目で見つめられたって許しませんよ!」
しずるはぷいと顔を背け、容赦なく叱り飛ばした。
「わあ! 一杯で銅貨100枚もするんだ、高ぁい!」
看板の価格を確認したソフィーも、思わず驚愕の声を上げたのだった。
「貴族専用の高級ドリンクなんじゃない? ほら、街の通行人たちが手に持っているのは、そのお茶とはまた別の飲み物みたいだし」
盾兵のブランシュが左右の通行人たちの手元を見比べ、彼らが買っているのはタピオカ以外の別の飲み物であることに気づいた。
「聞いたでしょう! 私たちは冒険者です、旅費はとても貴重なんですよ! 貴族のように贅沢をしてどうするのですか!」
しずるは両腰に手を当て、至極真面目な顔で説教を垂れた。
「今回の武者修行に出る際、お姉様から『くれぐれも玲奈のことをよろしく頼む』と千言万語の言い付けを受けているのです。大和撫子として、そして霧生一族の正統なる後継者として、そんな我儘が許されると思っているのですか!」
「ジ────ッ……」
「そんな目で見つめないでください! 私は絶対に騙されませんからね! さあ、買い出しはすべて完了しました。そろそろ戻り――」
その時、大神官のカミラが苦笑いを浮かべながら声をかけてきた。
「しずる、どうやら手遅れのようですよ? ほら……列の先頭に並んでいるあの人影、玲奈さんではありませんか?」
「……はぁ!?」
しずるが勢いよく振り向くと、なんと屋台の最前列にもう一人の『玲奈』がちゃっかり並んでいた。
「な、なら……私の前にいるお前は一体……!?」
ポンッ!
目の前にいた黒髪の少女が、一瞬にして白い煙となって消え去り、そこには触媒となった一枚の符札だけがひらひらと舞い落ちた。
「影分身の術……!?」
黒髪の艶やかな熟女は驚愕の声を上げた。
彼女の顔色は一瞬にして蒼白になり、すぐさま沸騰したように真っ赤へと変わった。
「あのバカ娘……っ! お姉様に言いつけてやりますからね! 影分身をこんなくだらないことに使うなんて――ッ!」
しずるは大股で疾走し、姪の身柄をガシッと取り押さえた。
だが、時すでに遅し。
少女はすでにストローに唇を寄せ、ズズッと力強く吸い込んだ後だった……。
「ん〜っ、甘ぁい♡ タピオカがもちもちで、すごく噛みごたえがあるよ〜!」
「人の話を聞きなさーーーい!!!」
玲奈の幸せそうな恍惚の表情とは裏腹に、しずるはその場で心臓麻痺を起こしかねないほど激怒していた。
そこへ、ピオニーの花柄エプロンを身につけた給仕の少女が、恐る恐る声をかけてきた。
「あのう……まだお代をいただいていないのですが……」
「あ、はい……申し訳ありません……」
事ここに至っては、もはや支払うほかない。
しずるは断腸の思いで財布を取り出すと、血の涙を流さんばかりの表情で銅貨100枚をカウンターへと並べ、腕の中の姪をギロリと睨みつけた。
(この子ったら……あとで絶対に思いっきりお尻を叩いてやるんだから!)
「これほど貴重な機会なら、私も一杯いただこうかしら! その『タピオカミルクティー』というのを」
「私もいただくわ!」
ブランシュとソフィーが興味津々といった様子で前に踏み出し、玲奈が手に持つカップを見つめた。
その様子に、しずるは呆然と開いた口が塞がらなかった。
「ええっ!? なんでお二人までそうなるんですか!?」
「大変申し訳ございません。タピオカミルクティーは毎日限定20杯までの販売となっておりまして、先ほどのお客様の分で最後だったのです」
店員の少女は心底申し訳なさそうに頭を下げた。
「もしよろしければ、『レモンオーギョーチー』はいかがでしょうか? こちらは一杯につき銅貨30枚とお手頃ですよ!」
しずるが仲間たちに視線を送ると、全員がうんうんと深く頷いてみせた。彼女は諦めたように溜め息をつき、店員へと告げた。
「……では、それを四杯いただけますか」
「毎度ありがとうございます!」
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買い出しの帰り道、一口飲み物を吸い込んだしずるの瞳が、一瞬でパッと輝いた。
「おいしい……! 甘酸っぱくて爽やかで、それにこの食感は……寒天ですか? いいえ、この『オーギョーチー』という物体はもっと柔らかくて、まるでスライムのようです!」
ブランシュも続いて声を弾ませた。
「本当ね! 甘いシロップとレモンの酸味が、柔らかいオーギョーチーに優しく包み込まれて調和しているわ。実に不思議で魅力的な飲み物ね!」
「このツルッとした喉ごし……すごく心地いいです! こんなに美味しい飲み物、生まれて初めて飲みました!」
ソフィーも顔全体に驚きと喜びを咲かせていた。
カミラも和やかに目を細めて微笑んだ。
「奇妙で面白い食感ですね。まさに『夏の味』そのものです。やはり人間、たまには外に出てみなければ、こうした面白い出会いには恵まれないものですねぇ」
「カミラ様のおっしゃる通りです! 人間は未知のものに触れてこそ視野が広がり、心も寛大になるのですよ! そう思いませんか、しずる叔母様!」
「その通りですね! ですから今回の出費は、すべてあなたの『お小遣い』から差し引いておきます!」
「嫌だあぁぁ! 若くて美しくて優しいしずる叔母様、お願いだから許してーっ!」
「今更命乞いをしたって遅いですよ!」
「あはははっ!」
夕陽の残光が街をオレンジ色に染め上げる中、賑やかな笑い声とともに、女たちは『巨木の森』を目指して足を踏み出したのだった。
――この先に、自分たちを待ち受ける『恐ろしい地獄』の存在など、知る由もなく。
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