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page1 手紙
風が吹いてカーテンが揺れる。
こころが聞こえる。
なにもかも諦めたときに彩がつく。
そんな世界で好きになったんだ。
つまらないつまらない。
友達と話を合わせるのも、笑顔を作るのももう、なにもかもがめんどくさい。
もうすこしマシな人生が送りたいや。
隣で笑ってる晴華はなんて気楽そうなんだろうか。
瑠愛はそうため息をついた。
「ね!瑠愛もそう思うよね!?」
「う…うん…!それなー」
みんなの人気者で学校のアイドル、そんな幼なじみの晴華は瑠愛の唯一の友達である。
晴華に話を合わせながら変哲のない1日は過ぎていく。
家に帰れば弟の勉強をみないと…
瑠愛はなんとなく未来の自分を想像しながら晴華に別れを告げた。
「ただいまー」
「ねーちゃんおかえりー!さっきポスト見たらさ、ねーちゃん宛に手紙来てたんだけど誰から?」
「え、手紙?なんだろ…」
ポストのなかには一通の手紙が入っていた。
なんだろう…
手紙でやりとりするような人はいないし、そもそも受け取るような書類もない。
宛先もなにもないから、きっと母からの伝言だろう。
そう思った瑠愛は手紙を開けた。
鼻をバラの香りがかすめた。
「あなたをご招待します」
手紙にはただ、その一言だけが書いてあった。




