破滅宣告(カウントダウン)
夢芽と泉美は、帝国に着いた。
「と~ちゃ~く♪」
着いて早々、そう呟く夢芽。
「壊すか…」
破壊宣言をする泉美。
………その頃、シェガンゾフ一族。
自宅にて団欒。ゆっくりしている4人。
しかし、フォゲウスは異変に気づく。
「…街が騒がしいな。何だ…?」
その異変は、突然シェガンゾフ一族に襲いかかった。
まずは夢芽が、シェガンゾフ宅に到着。そして、フォゲウスの前に立ちはだかる。
「また会ったね~、フォゲウス♪」
とても可愛げな裏声で話しかける。
「夢芽…? 何しに来た?」
すぐさま戦闘態勢になるフォゲウス。
しかし、すぐに攻撃しない夢芽に違和感を覚えた。
「モノは相談♪ この帝国を私のモノにしてくれたら、手は出さないから…譲ってくれない?」
なんと、帝国の譲り渡しを提案する!
「渡すと思うのか。冗談だろう…?」
口元を緩めたフォゲウスだが、変な威圧感を感じ、真顔に戻る。
「そっか~、じゃあ…」
その言葉とともに、泉美が現れる。
「城と街を全て壊すよ?」
無表情で、泉美は宣告した。そして実演する。
「こんな風にね…」
泉美は風を操り、突風を起こし、部屋の中にある全てを吹き飛ばした。
「うあっ!!」
一秒も経たない速度でシェガンゾフ一族の4人が壁に激突し、へたり込む。
「分かったら、譲り渡した方がいいよ?」
泉美は催促したが、それでも彼は拒否し続けた。
「絶対に譲らない…」
その言葉を期に、夢芽と泉美は戦闘態勢に。
「は~い♪ 遠慮なく壊すね!」
夢芽は城を、泉美は街へ飛んでいく。
「全民族の破滅…それこそ望ましい…」
ボソッと泉美は呟きながら、街を攻撃し続け、火の海に変貌させた。
「命より帝国愛…それは帝王にふさわしいね♪ でも、残念…♪」
右手に嵐、左手に雷電をまとい、4人まとめて相手する。
それに抵抗しようと4人はチカラを合わせたが、それすらも許さないくらい凄まじく、止められる者が居なかった。
「つ、強すぎる………」
4人とも力尽き、立てなくなっていた。
「…弱すぎるよ。やっぱり強くしたいから壊すのが正統だよね♪」
王国や帝国の弱さに呆れを見せ、それから泉美のもとへ行き、協力して破壊する。
こちらもまた全壊してしまった………
……あとは、魔源域。
そちらでは、二輝幻将と高良夫婦が復活していた。
「…!? 王国と帝国が破壊された…」
即予知で、天世が見た。
「…いったい誰が…」
問いかける彩夏。すると、
「…夢芽と泉美…」
自分の娘であることに驚きを隠せず、誰よりも天世が一番立ち尽くしていた。
………その頃、絶世森海。
「まずいな…。全ての世界が壊される…」
帝国の破滅を察知し、智歌は戦闘態勢を準備した。
「…次は、魔源域かな…」
そして智歌は脳内詠唱し、迅速なスピードで魔源域に向かった。




