表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4つの交錯  作者: 幡賀 吉紗
~最期の世界 編~
60/67

二番手

 

………その頃、シェガンゾフ帝国。


無事に帰宅したフォゲウスとエミナス。

それを迎え入れるシュロナとヴァルバ。


「おかえり、父さん!」

我を忘れ、フォゲウスに抱きつくヴァルバ。

「あぁ、戻ったぞ。無事に…」

息子や娘、妻の無事を確認し、フォゲウスは安堵した。

「あんたが無事で良かった…」

目を潤わしながら、彼を見つめるシュロナ。

「ほんとに、ね…っ」

母親につられ、涙ぐむエミナス。


「しかし、夢芽と初めて会った時は優しそうな顔してたんだがな…。我が輩は勘違いしていたようだ…」

印象とは裏腹に腹黒かった夢芽を思い出し、とっさに憤怒の感情が高ぶってくるフォゲウス。

「しかも、そこがアジトではなかった事にも驚きを隠せぬよ…」

オーラを解放し、怒りを露わにする。


「落ち着きなさい? 何もない所に怒りをぶつけても、どうにもならないから…」

肩に優しく手を置き、フォゲウスを慰めるシュロナ。


「それより、俺とエミナスは早く修行したくてたまんねぇんだ! 父さん、頼む!」

修行が待ち遠しいヴァルバとエミナスに、彼は答えた。

「そうだな。総力の底上げといくぞ」

そして、すぐに修行に入った。



………

向かってくる泉美と夢芽の気配には気付かずに…………



…………泉美と夢芽。


「王国の次は…」

泉美はボソッと言う。すると、

「必然的に帝国っ♪」

と、夢芽が乗せてきた。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ