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4つの交錯  作者: 幡賀 吉紗
~破壊神 編~
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21/67

母親は…

 

泉美は、母親が能力者だということに驚いて立ち尽くす。


母親の名は『高良(たかよし) 天世(あまよ)』。

実は、天世は…


「…貴様…アマヨだな!?」

なんと、バルミが知っている人物。そして…


「そうよ? …って、あぁ。バルミッフェ?」

天世もバルミを知っていて…


「バルミだ…! アタシぁ覚えてるぞ!? 貴様の裏切り行為のせいで王国が滅びた事を…!」

そう。エフティルシパ王国を滅ぼすよう誘導した悪魔で、

「だよなぁ!? 元・移次元警官(ナイトポリス)のアマヨ・タカヨシ…!!」

元・移次元警官 だった。


バルミの方を見ながら、天世は泉美に話しかける。

「…泉美。ある日の朝に私が言ったこと…覚えてる?」

思い出してみるが、泉美は覚えていなかった。

「いや、分からない。何か言われたっけ?」

あの言葉は届いてなかったのね、と言わんばかりに、天世は少し落ち込んでいた。

「聞こえてなかったのね…」



『泉美も、いつか裏の世界を知ることになるわね』



「…って…」


ここで気付く事が出来るだろうか?

……そう、序章で泉美が聞き逃した部分である。

「…何か言ってるな、とは思ったけど…。まさか、予知したのか…!?」

先を読まれた。そんな予感がした泉美は、素直に質問する。

「分かってたのよ。今こうなることも、また破壊神(ダークマター)が活動を始めることも」


天世の能力は“即予知(マルチリード)”

読心と策略、そして神速な近・遠距離のワザを繰り出す強能力。



「私と同じ“二輝幻将(ツインフラッシュ)”である彩夏と志乃美(しのび)、そして円(まる)が倒されることも分かっていたわ…」


ここでスラッと話していたので、それに気付いた泉美は、


「…!? え、今…なんて!?」


と、その何気ない言葉に食いついた。


「だから、私は予知してたのよ! …



…私と同じ(・・・・)“二輝幻将(ツインフラッシュ)”である…


彩夏と…」


そこまで言った時、泉美、終矢、そしてバルミが同時に驚いた。


「「「 ツ、二輝幻将(ツインフラッシュ)!!? 」」」


 

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