母親は…
泉美は、母親が能力者だということに驚いて立ち尽くす。
母親の名は『高良 天世』。
実は、天世は…
「…貴様…アマヨだな!?」
なんと、バルミが知っている人物。そして…
「そうよ? …って、あぁ。バルミッフェ?」
天世もバルミを知っていて…
「バルミだ…! アタシぁ覚えてるぞ!? 貴様の裏切り行為のせいで王国が滅びた事を…!」
そう。エフティルシパ王国を滅ぼすよう誘導した悪魔で、
「だよなぁ!? 元・移次元警官のアマヨ・タカヨシ…!!」
元・移次元警官 だった。
バルミの方を見ながら、天世は泉美に話しかける。
「…泉美。ある日の朝に私が言ったこと…覚えてる?」
思い出してみるが、泉美は覚えていなかった。
「いや、分からない。何か言われたっけ?」
あの言葉は届いてなかったのね、と言わんばかりに、天世は少し落ち込んでいた。
「聞こえてなかったのね…」
『泉美も、いつか裏の世界を知ることになるわね』
「…って…」
ここで気付く事が出来るだろうか?
……そう、序章で泉美が聞き逃した部分である。
「…何か言ってるな、とは思ったけど…。まさか、予知したのか…!?」
先を読まれた。そんな予感がした泉美は、素直に質問する。
「分かってたのよ。今こうなることも、また破壊神が活動を始めることも」
天世の能力は“即予知”
読心と策略、そして神速な近・遠距離のワザを繰り出す強能力。
「私と同じ“二輝幻将”である彩夏と志乃美、そして円が倒されることも分かっていたわ…」
ここでスラッと話していたので、それに気付いた泉美は、
「…!? え、今…なんて!?」
と、その何気ない言葉に食いついた。
「だから、私は予知してたのよ! …
…私と同じ“二輝幻将”である…
彩夏と…」
そこまで言った時、泉美、終矢、そしてバルミが同時に驚いた。
「「「 ツ、二輝幻将!!? 」」」




