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4つの交錯  作者: 幡賀 吉紗
~破壊神 編~
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20/67

意外な…

 

終矢・バルミ vs 泉美


「くっ…。2人の連携が厄介だな……」

苦戦する泉美。

「…それにしても、高良泉美…お前は強い、認めよう」

突然の奨励に戸惑う泉美。だが、終矢は続けた。

「だが、お前はオレに勝てない…」

そう言いつつ、バルミに攻撃を仕掛けさせる。


なんだかんだ長期戦となり、スタミナ勝負というカタチになりつつある戦闘。

とんでもなく長引き、30分が経とうとしていた。


「はぁ…はぁ…」

息を切らせる泉美。それに対し、終矢は、

「ふぅ…」

と、少し息を切らせた程度であった。


その戦闘を傍らで見ている、少々スレンダーな体型の、少しだけ母性本能が滲み出ている、黒いワンピースを着た女。

「終矢が元凶なら、それを絶てば終わり…だね?」

その女の目線は、少しだけ泉美を追っているようにも見えた。


そして、戦闘の中に、その女が舞い降りる。


ドゴォォォン!!


足を着いた場所から地割れし、その音が響きわたり、空間も歪んだ。

「ぅわっ!? な、なんだ!?」

さすがに突然だったため、終矢は冷静さを欠いた。

「…な、なんだ…?」

なにも感じ取れず、バルミも驚きを隠せずにいた。


その女は、そこに立ち、


「倉井終矢…またの名を“真悪魔(ザナディアン)”…」


と、終矢に向けて発言した。




…と、その時だった。

1人だけ、言葉が出ずに立ち止まった泉美。

驚いた事柄が、2人と少し違ったのだ。


「な、なんで…ここに…っ!?」


意外すぎる人物に、とても驚いた様子。


「魔源域(ダークオリジン)を壊そうとしている元凶を絶つために、裏世界に飛んできただけよ」


「いや、今までそんな話まったくしてくれなかっただろ…!?」

超能力者である事に驚くような、とんでもなく意外な人物だった。

泉美は、驚きを隠せないまま、素直に直接その女に聞く。

「どうして、ここに居るんだよ…!?」







「…“母さん”…!!」


 

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