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第三話 はじめての冒険へ

さっそく神獣であることがばれてしまうという事件が起きましたが、鑑定士の洗脳事件には一瞬で対応したミリア。今回はどうするのでしょう・・・?今回は新しいキャラは1人登場します。これからもどんどんキャラが増えていきます。お楽しみに!誤字脱字はごめんなさい!

「この方は、おそらくエンシェントドラゴンではないかと・・・」

ピンポンピンポンピンポーン!大正解ですー!…分からないで欲しかったですー。マジでー。

「何を言っておるのだ?確かに赤子の種族はまちまちだが・・・エンシェントドラゴンならさすがに私でも分かるはずだぞ?」

分かってないヨ~。

「ですから、言っているのです!あなたが鈍すぎると!こんなにも力が感じられるのに。」

そんなにあふれ出てるんですか・・・?もういやなんだけど。とか思っていると、ケイルがばっとこっちを向いて、

「エンシェント・・・いや、ミリア様!ぜひ、もしよろしければこちらにおいでなさった訳をお教えいただきたく・・・!!」

え~。これ言ったらあとあとめんどいよね・・・?でもめっちゃうるうるした目で見られてるんだけど。心が痛む・・・。ここに防音結界を貼って、誰にも言うなよって言えば大丈夫か。うん。防音結界はこの世にあるから、呪文をちょーっといじって、『サウンドプルーフ』。…なんか鍛錬とかしなくて良いのが地味に悲しい。加減の大きさは、知らん。


「わかりました。でも、そんなに改まらなくても良いですよ。あと、防音結界貼ったから大丈夫だと思いますが、誰にも言わないでください。」

そしてそんな銅像がしゃべった!?みたいな顔をしないで・・・。ちょっと悲しくなる。

「まさか、ミリア、本当にしゃべれたのか・・・?」

あっあんま信じてなかった感じ?

「お母様、で良いんですよね?」

念のため呼び方を確認する。ミスったらやばいからなー。

「あぁ。かまわんぞ。」

「では、お母様。少し、その、失礼かもしれませんが・・・」

「何だ?」

隠しスキル鈍感だよって言った方が良いかな?不敬罪だ!とかならないかな?うーん。まぁいっか。

「先ほどステータスを見させていただいたところ、隠しスキルに・・・鈍感、がございまして。」

そうしたら、ケイルがやっぱり!!っていう顔をして、飛び起きた。

「ほら!ですからご主人様はとっっても鈍感だと言っているじゃないですか!」

「うんうん。それに、隠しスキルなら効果も強いですし・・・だいぶ鈍感ですよ。」

「そ、そうなのか・・・それは、知らなかった・・・」

めっちゃショック受けてる。ごめんね~。でも私のせいじゃないんだよネ~。

「で、話を戻しまして。私は詳しくは言えないのですが、そうですね。早い話が私のわがままでこちらに来させていただきました。ですが、まさか種族がエンシェントドラゴンとは・・・。自分で見てびっくりしました。ねね、ではなく創造神様に文句を言うところでしたよ。」

「ふむ。そうだな。だが、鑑定したステータスはレッドドラゴンになっていたはずだが?」

なんか鋭くない⁇鈍感のはずなんだけど。

「そうですね。では、お母様に質問ですが実際にエンシェントドラゴンが生まれたら、めでたいどころの話ではないでしょう?自分の力を制御できないかもしれませんし。」

そこでうんっていうよね?ね?ね?(圧)

「まぁ、そうだな。だいぶめでたいが…」

最後の方は聞こえなかったことにする。

「そして、殺されてしまう可能性も考えなくはなかったのですよ。もちろん、神獣を殺すことはないとは思いますが。ですが、少なくとも一生、命を狙われ続けることはあるでしょう?実際エンシェントドラゴンだといわれていなかったのに殺されるところでしたし…ですので、捏造させていただきました。創造神様もいいって言ってましたし。本当のステータス見ますか?」

自分の力を見せといたほうが後々楽でもあるかなーとか思いつつ、聞いてみると、

「ご主人様!それは見てはいけません!そんな恐れ多いこと、できません!ミリア様。神獣はそのように易々とステータスは見せてはいけません。もしも、自分の力を示したいのならば、われらの竜の里においでください。実は、それぞれの種族の代表が大きな気配を感じて、どうしたものかと悩んでいるのですよ。そして、気配の方角に主人がいたから、私が様子見も兼ねて飛んできた、というわけなのです。なので、ぜひおいでください。」

それはそれでめんどい…不在になったら怒られるじゃん。てか不審がられるって。

「そうですね。わたしはドラゴン等に害意はないですし、興味深いお誘いなのですが、城を赤子である私が離れると面倒なのでは?お母様はどう思います?」

「う~ん。まぁ。なんとかなるんじゃないか?」

てきと~!テキトーすぎんだろ!この人に任せちゃダメだ。てかよくこれで政治出来たな。ねねはやり手って言ってたけど。そうなのか??

「あ~。ケイルはどう思いますか?私は、自分の分身をここに置いておこうかと思います。普通の赤子の態度ぐらいはできますよ。」

もちろん、創造魔法で。

「そんなことができるのですか⁉さすが…いや、コホン。いいと思いますよ。表向きはただの赤子ですし。」

だよねー。じゃあ今からいった方がいいんじゃないかなぁ。ほら、なんかあるじゃん。あの~。思い立ったが吉日?だったっけ。

「わかりました。ではさっそく…。」

「えっ⁉今から行くのですか⁉」

「だめですか⁉」

いいと思ったんだけど―。

「向こうも準備ができていないというか…。」

あーね。ま、私はKY(空気読めない)の精神で竜の里に突撃するんで。

「大丈夫ですよー。出迎えとか大丈夫なんで。では、『スプリット・ダブル』」

どう?どう⁉かっこよくない?これで何人でも分身できる‼呪文のネーミングダサいとかは言わないで。

「う~ん。二つに分かれると、意識は一緒ですが、気持ち悪くはないですね。ですが、慣れないですね。」

そうだ!試したいことが…

「こっちと…」

「うん。こっちでも喋れるな。」

じゃあ、こっちを竜の里に行く方にして…分身が殺されても私は生き延びるし、常に身代わりは作った方がいいかな。あーあと、このままだと飛べないから体は成長させるか。てか、この感覚ほんとに気持ち悪くはないんだけど、慣れない。なんか頭が半分に割れて、二つのことを同時に処理してる感じ。

「では、行きましょうか。」

「そ…そうですね…。そういえば、私の背中に乗っていくんですか?そのままでは飛べない気がするのですが。なるべく神獣は背中に載せたくないのですが…」

「あぁ。それは、私を成長させるので…『スキップ』」

唱えた瞬間、自分の想像していた12、もとい、48の姿になった。ちなみに、飛ぶときはドラゴンに化けるか、背中から羽を生やすからしい。かっこいいから羽を生やして…じゃ~ん!寧々は美人って言ってたけど、顔が見えない…分身に意識を移して…っ!やばい。これはヤバイ。ねねはかなりの美女って言ってたけど、これは傾国の美女って言っていい。自画自賛とかじゃなくって。念のためにお母様に確認しよう…

「え~っと。お母様…これは、大丈夫なんでしょうか?顔が…」

「あぁ。さすが私の娘だな。それよりも服を着ろ。少し小さいと思うが、キャサリンの服を着て行け。」

あっ。今めっちゃ裸やん…。お母様さっきから全然動じてないんやけど。そして美人ってことはする―なんやな…?

「わっ、わかりました…」

はっず…


着替えてみたけれど、似合わねー。ぜったい似合ってない。キャサリンはゆるふわらしいから、リボン‼フリフリ‼って感じやし。うちはどっちかっていうと、美人よりやから、って自分で言ってて恥ずかしい…まぁとにかく、自分で作った方がいい気がする。

「お、お母様。その、自分で作った方が似合う気がするのですが。この格好は恥ずかしいので、よろしいですか?」

自分の服がダサくてもこの服よりはましや…。

「ん?…くくっ…あ、ああ…か…構わんが…。ん‟っ…ぐふっ…」

めっちゃ笑うやん。この世界にあるかなりいい服で、それなりに普段着用の、というか冒険用の服は…うわっ。頭巾みたいなんがない全身タイツのなんか中指だけはめるとこある奴や…ぶ厚めで硬いらしいから防備はできんのか。服を作る魔法は…この世界にはないわ。誰か作った方がいいって。便利な魔法少なくね?全部作ったら逆にみんな怠けて大変なのか?

「『クチュール』。どうですか?似合います?なんか恥ずかしいんですけど…。」

「ああ!とてもよく似合っている。」

ちらっとケイルのほうを見てみると、

「と…とても似合うと思います…。」

撃沈してる…!これ、めっちゃ顔赤くなってるけど。どしたの?

「どうしたのですか?」

「す、すみません!その、ミリア様があまりにも美しすぎて、直視することが難しく…。すいません。」

あぁ~。恥ずか死ぬみたいな感じ…?いや、ちょっと違うか。まぁ、でも美しいって言ってくれたから良しとしよう!

「ん?ミリア、羽の色が虹色だぞ。いや、虹色に光る銀色…だな。レッドドラゴンにするのならば、赤くする方がいいのではないか?」

だからなんでこの人鈍感なのに鋭いの⁉ほんとにわからないんですけど…。あとで詳しく見てみよう。

「確かにそうですね。」さぁ、ぬりかえる魔法はあるのか。…あったーー!よかったー。さすがにこれはあったわ。

「『ペイント』。これで大丈夫ですね。ケイルと同じ感じの色ですし。」

これでいけるわ!あ。まって。飛べるかどうかがわからへんねんけど。この部屋が死ぬほど広いから試してみよう。


脳内の知識によると、「まず、羽を広げる。そして、飛ぶイメージを強くもつ。そうすれば飛べる。飛び方は自由。」だそう…。うん。ざっつ!雑すぎやろ。飛び方は自由ってなんやねん。とにかく実践するしかないか…羽を広げ、飛ぶイメージ…昔見た悪魔みたいなキャラでいっか。背中に羽生えてたし。どっちかっていうと浮遊に近い気がするねんけど、細かいことは気にしな~い!ってわけで、軽くジャンプすると、浮いた。すげぇ!動いたりも羽ばたいたらできる!想像通りや!…と、ひとしきり感動したわけですが。なんかあっさり行き過ぎてない?魔法創造がチートすぎんのと、この全ての知識ってヤバない?この先も困難で問題が解決していきそうな気がして逆に怖い…どこかに穴がありそう。めっちゃ意外な突破口とか落とし穴とかそういうのが。でも!私は気にしな~い!いったん竜の里に行って、そのあと問題は考えることにしよう。これで飛ぶことも確認できたから、出発しよう。

「お母様、ケイル、行きましょう。」

お母様のほうを向くと、いつの間にか着替えていた。

「ああ。行こうか。」

「いやいやいやいやいや!待ってください!」

「どうしたのだ、ケイル?」

ねー。どうしたんだろう。行きたくないとか?

「どうしたじゃないですよ。ミリア様もそんな不思議そうな顔をしないでください!ご主人様、誰かに出かけると伝えなくてはならないのですか?」

あっ!たしかに。忘れてたー!

「そうだな。リリィ!」

あっ。廊下に向かって叫ぶスタイル?

「なんでしょうか?奥様。」

「リリィ。ケイルが来ていてな。少し用事ができてしまった。ミリアはここに置いておくから、様子を見といてくれ。大丈夫だとは思うが、何かあったら、ここに魔力を込めてくれ。あと、時間があれば窓を修理してくれ。ケイルが割ってしまったのだ。」

リリィは見えなったけど、メイドみたい。まぁ赤ちゃんの私ほうが見るからあとで整理すればいいか。それより何かあるときに魔力を込めるものって何だろう?えーっと脳内の知識によると…非常用の通信器具。魔力を一定数込めて握ると、届いてほしいと思う相手に状況などが見えるようにすべての情報が届く…らしい。めっちゃ便利やん。テレフォンがあればそれもあるって感じかな。テレフォンは使えてる人いないみたいだけど。今度こそ竜の里に行けるな?

「かしこまりました。奥様。」

おっとー?…やっっっべ!入ってくるじゃん‼隠密ってあったっけ⁉あったあったあったあった!頭の中で唱えて、『ハイド』。

「では、ミリア様をお守りいたします。」

セ――――フ!間に合ってよかったー。すぅって感じで消えた。自分の手とかは見えるけど、赤ちゃん視点からは見えなくなったし。ってえっ…?リリィ、か…かっっっわよ…!猫の獣人かな??しっぽある~!やばい鬼可愛い。残る赤ちゃんは眼福だねぇ~!鑑定は帰ってきてから…いや、襲われたらやだな。こんなかわいい子がスパイとは思いたくないけど!そんなことないと信じるけど!うん。念のため。さっきおんなじことがあったし。


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名前:リリィ・ロニア―テ

種族:獣人(猫)

年齢:102

性別:女

HP:700/700

MP:300/300

レベル:28

ランク:‐B

スキル:身体強化‐B、視力強化‐A、俊敏A、給仕C

固有スキル:忠誠、子守り

隠しスキル:甘え、癒し

保持アイテム:非常用通信[指輪]

従魔:キャッツ3匹

称号:忠誠を誓いし者、癒しの女神

状態:正常

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おー。そこまで念じなくても見れるようになってきた。でも、意志は必要やな~。リリィの従魔のキャッツは、猫型の魔物で、人懐っこいが、敵とみなすと死ぬまで追いつめてくる…こっわ。これが3匹?スゴイネ。家名がロニア―テってさっきの鑑定士の兄弟?年齢的にみると妹かな?この子にも秘密言った方がいいのかな~?うーん…はっ!めっちゃ考えこんでた。いったん今は竜の里に行くことに集中しよう。

「では、ケイル行こう。」

「はい。わかりました。」

三人(?)で一斉にケイルが割った窓から飛び立つ。

いざ!竜の里へ!早すぎる初めての冒険や!


…今思ったんだけど…隠密どこで解こう?

竜の里に行くことになりました。そこにいるのはドラゴンだけではないんですよー。

ちなみに、ミリアが呪文で言ってたクチュールってフランス語なんだそうです。「クチュールとは、フランス語で「仕立て」や「縫製」を意味し、主にオーダーメイドの高級衣類を作る技術やその専門店を指します。」って生成AIが言ってました。それっぽかったんで使ってみました。また第4話もお楽しみに!

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