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AMARYLLIS(旧版)  作者: ねこじゃ・じぇねこ
五章 ベヒモス
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0.獣の唄


 遠くで時代の悲鳴が生まれた。

 私の感じ取ったささやかな印象を、無理にでも言葉に表してみれば、このようになることだろう。

 少しずつ迫ってきている運命は、確かに私がかつて悟ったものだった。

 悲鳴を生みだし、後悔もなにも持たずにこちらに向かってくるのは、罪深ささえも正しく認識できなくなった哀れな男と残酷な悪魔。

 悪魔は全ての罪を男に着せ、空を喰い尽したその牙で、次は山を喰い尽くすことだろう。その報いは男に向かう。哀れな男だけに向かう。

 だが、私は知っている。

 男を救う者がいる。

 その者の名はアマリリス。

 神々が落とした種より生まれ育った赤い花の魔女。


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