表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
988/1216

おふろとしんさく さーしーえーまーつーりー

おまたんたん♪(●´ω`●)

ギリセ回です。(((;゜Д゜))).*・゜

※挿し絵を一枚追加。






 ─ ─ ──ちゃぽん── ─ ─。





 湯にひたるは、裸の付き合い。


 金と、銀の、姿は、あらず。


 乳、妹、萌え殺しが、


 各々(おのおの)、のんびり、くつろげり──。





 ぷかぷか、ぷーかぷか。


 ばるるん、ばぁるるんん・・・──……!





封火(ぷうか):「ぉ、おおきぃっ……///」

禍火(まがか):「う、浮いてるぅ……///」



姉乳:「ふぅ……♪ まさか、

    こんな豪勢(ごうせい)な お風呂に、

    ありつけるとはねぇっ♪

    湯船は広いし、お酒はあるしっ!

    (ちち)は軽いしっ!

    言うことなしだわー……っ♪

    ぷっはーっ♪」


妹乳:「もうっ……お姉ちゃんったら、   

    はしたないですわよ??」


姉乳:「あぁん? そういうアンタも、

    1(ぱい)、やってんじゃないのよぉー。

    ずずーっ♪」


妹乳:「たしなむ程度は、

    優美(ゆうび)ですので♪ ごくごく……♪」




 大湯(おおゆ)(さけ)

 おっぷぁい山脈、上機嫌(じょうきげん)至極当然(しごくとうぜん)


 火の娘たち、ここぞとばかりに、

 きりだし、問いかけゆ──。




封火(ぷうか):「──ぁ、あのっ……!!

    さっき、見ちゃったんですけど……、

    おそろいの肌着なんですねっ……!!///」


禍火(まがか):「真っ赤で、スケスケでした……!!

    いっつも、あんなエッチなの、

    着けていらっしゃるんですか……ッ!?///」



姉乳&妹乳:

「「 ──ぶふぉッ・・・──っっ! 」」




 酒雫(さけしずく)

 双乳(そうちち)絹肌(きぬはだ)を流れ、

 湯の船へと()け、もはや分からず──。




姉乳:「ちょっとぉ……ヒキハちゃん?

    言われてんわよ……?

    下着がドエロ痴女(ちじょ)ですってよ?

    やーねぇ……///

    ずずず……//////」


妹乳:「ぁ、あなた! 双子の妹に向かって、

    どの(クチ)がぁ……!?///

    ほ、ほほほ……♪///

    ぁ、あれは確かに、チョットばかし、

    見た目がアレですが、、、。

    バッチリ戦闘向きの、

    肌着なんですのよっっ!?//////

    とっても、動きやすいんですっ!///」



封火(ぷうか)禍火(まがか)

「「 ──そ、そうなんですかっ……!!? 」」



姉乳:「ま、ホントにホントよ。

    あれ()けてっと、

    ガッチで、(チチ)が軽いのよーっ!

    ヒキハが謎の男から巻き上げた、

    特別製よ、ト・ク・ベ・ツ・セ・イ♡

    まさに、勝負下着ってやつ!

    もう、(ホカ)のぁ、着けらんなぃわぁっ♪♪

    いやー☆ 男に(みつ)がせる妹を持って、

    お姉ちゃんったら、幸せだワぁーっ♪♪」


妹乳:「あら……姉さま?

    戦争ですか……?(ぴきぴき)」



封火(ぷうか):「ひえぇぇ〜〜///

    やっぱり、色恋も……!」

禍火(まがか):「す、進んで、

    いらっしゃるんだなぁ〜〜っ!///」



姉乳&妹乳:

「「 っ……、……/// 」」




 期待そぐわず、

 まだ純潔(バージン)の、おぷあぃ姉妹。

 多少の罪悪、ほてり等、

 酒と湯汗(ゆあせ)に、()かすべし──。




姉乳:「て、ていうか、そのタオル、

    取ったらどうなの?」

妹乳:「そ、そうですね! せっかく、

    女同士なのですし……!」



 乳は話題を()らし、

 火の娘たちは、赤面する。



封火(ぷうか):「お、お風呂は、

    たいへん、気持ちいいのですが……///」

禍火(まがか):「あの、エッチなユーレイさんが、

    いつ、来るかもと、思うと……?///」


姉乳:「ぁー……? ぁー、ま、まぁ?

    あれだけ吹っ飛ばされてたんだし?」

妹乳:「ほ、ほほほ……♪ あの蹴りは、

    見えませんでしたわ……」




 いまだ、すけべいの怪異、

 湯処(ゆどこ)に姿、(あらわ)れず。


 さては、空の壁まで、蹴り飛ばされたか?

 いや、そんな、そんな────。




封火(ぷうか):「はぁ……私、あんなにハッキリと、

    ゴースト系を見たのは、初めてです……!」


禍火(まがか):「私も! てっきり、

    霊感は、弱いと思ってたのに……!」



姉乳:「──……ん?」

妹乳:「霊感、、、ですか?」



封火(ぷうか):「はいっ! 私たち七姉妹、

    あんまり、ゴースト系は、

    見えないようでして……!」


禍火(まがか):「魔力特化の……、

    マジカさんとかは、

    すっごく見えるのでしょうが……!///」


姉乳&妹乳:

「「 む? 」」




 乳姉妹、顔を見合わす。

 ふふふ、と笑う、瓜二つの顔──。




姉乳:「──ふふ♪

    初歩的な勘違(かんちが)いをしてるわ。

    それ、全く(ぎゃく)よ?」


妹乳:「そうですわね♪

    理論的には、魔法職が一番、

    ゴースト系を視認しにくいんですのよ?」



封火(ぷうか)禍火(まがか)

「「 ──えっ──……!? 」」




 双乳の言葉に、姉妹は驚く。




封火(ぷうか):「えっ……?? で、でも、

    ゴーストには、物理攻撃より、

    魔法が効くはず、ですよね……?」


禍火(まがか):「魔力が高ければ、

    ユーレイさんも、

    良く見えるんじゃ……??」



姉乳:「そりゃ、攻撃は──魔法が効くわよ?

    ただ、"見えるかどうか"、は、

    また別の、ハ・ナ・シ☆」


妹乳:「ほほほ……♪ 近接職の方は、

    たまーに、間違って覚えたまま、

    中級になってしまう冒険者の方も、

    ()られるようですわね……♪」



封火(ぷうか)禍火(まがか)

「「 ふぇ? むぅ……?? 」」




 ──ばるぅおん・・・!


 オシハ、湯縁(ゆふち)に もたれ!

 膨大(ぼうだい)(むね)、さらけだし、

 こうしゃくをたれるに(いた)った!

 



姉乳:「──ふふんっ! よーく聞きなさい?

    アンタたちの言ってる"霊感"ってのは、

    "魔力"と"気力"を合わせた、

    総合力のことを、

    言ってんだろーけど──。

    これが高いヤツほど、

    ゴースト系は、視認しにくくなっちゃうの」


妹乳:「──ええ、その通りです。

    魔力などのステータスが高いと、

    普段、自然と体にまとっている、

    "魔力のバリア"も厚いですから、

    ゴースト系からは、

    影響を受けにくいんですのよ?」



封火(ぷうか)禍火(まがか)

「「 ──なな……ッ!! 」」



姉乳:「つまり、"霊感が高い"ほど、

    ユーレイは、見えないわ。

    ──逆に、魔力や気力が、

    (もと)から少ない(ヒト)や、

    疲労で一時的に枯渇(こかつ)した、

    "霊感がない状態"のほうが、

    より、ゴースト系は見えやすいの」


妹乳:「つまり、"霊感"が強い(かた)のほうが、

    ユーレイの接近は、

    察知(さっち)しにくいんです」



封火(ぷうか)禍火(まがか)

「「 そ、そうなんです・・・ッッ!!? 」」



 ──ジャブァ……!!


 七姉妹、目からウロコの面持(おもも)ち。

 (おどろ)き、湯の波となりて──。




姉乳:「これ、カンチガイしちゃってるメンツ、

    けっこー多いのよねーっ。

    ほら……疲れてる時って、

    変なの、見やすいって言うでしょう?

    それ、魔力的なバリアが、

    弱まってる時ってワケね♪」


妹乳:「そうですわね。怪談(かいだん)話などは、

    いつもと違う……"調子が悪い時"の、

    シチュエーションが多いですし──。

    恐らく、マジカ殿(どの)などは、

    ザコのゴースト系など、

    ほとんど見えないと思いますよ」


封火(ぷうか):「そ、そうなんだっ……!!」

禍火(まがか):「知りませんでした……!!」




 湯浴(ゆあ)みの中でも、

 先人との会話にて、

 しかと、学びを得る妹たち。


 ふと、ヒキハの顔に、影がさす──。



妹乳:「だからこそ──……。

    "魔無(まな)し"の(かた)、などは……、

    ゴースト系には、

    影響、されやすいでしょうね……」


姉乳:「──! ……、……そうね……。

    生きてるモノと、"認識の区別"が、

    つきにくい、かも、ね──……」


封火(ぷうか):「……! そっか……。

    "魔無(まな)し"の方には、

    お会いしたことが、ありませんが、

    "魔"に対する防御力が、

    精神面でも、肉体面でも、

    無いということなのですね?」


禍火(まがか):「ちょっと、怖いよね……。

    でも、どんな小さなユーレイでも、

    ちゃんと見つけられるのは、

    仲間にいたら、頼もしいかも……??」


姉乳&妹乳:

「「 ……、──  」」




 すぅ────。ふぅ────、、、、、。


 (ちち)姉妹(しまい)は、湯けむりを、

 静かに、おおきく、息に(ふく)んだ。




 双方に、浮かんだ顔は。


 金と、銀では、なかったか──。




姉乳:( そこらへんが、なーんか、

     ひっかかるのよね……。

     スキルを持って、魔力がない……。

     それって、まるで──── )


妹乳:( 本人たちは、あまり自覚が、

     ないようですが……。

     太古の"魔無(まな)し"たちは、

     よもや、特別な存在だったのでは……? )




 思考する、四つの(ちち)


 尻目に、七人の妹たちが、

 そわそわと、(たが)いを見合わしている。



 ──それは、(とい)の形となった──。




封火(ぷうか):「あの……実は、ご相談、

    したいことが──……!」



姉乳&妹乳:

「「 っ、うん……? 」」




 いやに、マゴつく、ヒナワの妹。

 しかし、風呂は温かく──。


 やがて(ほだ)され、話しは()くのだ──。




封火(ぷうか):「ぁ、あの……!

    ご……ご存知だとは、

    思うのですが──」


禍火(まがか):「私たちの──(すえ)の、

    "おとうと"、について、

    なのですが──」



姉乳:「……! ……──えぇ。

    ウワサは聞いたことが、あるわ」


妹乳:「……。

    " タネガシの秘蔵(ひぞう)() "、

    というヤツですわね?」




 妹七人、コクンと(うなず)く。




封火(ぷうか):「私共(わたくしども)の、

    (すえ)の弟は……。

    ゴースト系が、それはよく、

    見えてしまうので、ございます……!」


禍火(まがか):「人よりも、かなり、ハッキリと、

    見えてしまうようでして……。

    それ(ゆえ)に今まで、

    城から出さぬような事にも、

    なっていたのですが……」



姉乳:「……ふぅん?

    最近、あまり隠さなくなった、、、

    というのも、聞いた記憶があるわね。

    たまに、城門にも姿を見せるとか──?」   


妹乳:「お名前は、なんと(おっしゃ)るの?

    何故(なにゆえ)に……そのような、

    軟禁(なんきん)、一歩手前のことを──……」



封火(ぷうか):「名は……──" ヒナメ "といいます」


禍火(まがか):「な、軟禁、とは言いますが……!

    (くる)しゅう思いをさせたことは、

    一度たりとも、ありませんっ!

    中庭(なかにわ)では、よく遊びますし、

    本人も、いたって笑顔で、

    暮らしておりますっ!

    た、ただ──…… 」



姉乳&妹乳:

「「 ──? ただ……? 」」




封火(ぷうか):「──"予言"のようなことを、いたします」

禍火(まがか):「──それが、当たりに当たるのです」


姉乳&妹乳:

「「 ( °ω° ) 」」




 おっぷぁい姉妹、キョトンとする。




姉乳:「えっ……と。

    ヨゲンナの、(ばあ)さんみたいな?」


封火(ぷうか):「ぁ、あの御方(おんかた)は……!

    魔力の研鑽(けんさん)も、

    あるのでしょうが……。

    聡明(そうめい)な学術や知識から成る、

    "推察(すいさつ)"が(すぐ)れている、

    そのような方と聞きます」




 プウカの知識は正しい。王の母たる、

 王太妃(おうたいひ)エルミナイシアと(とも)に、

 国を(つく)った、

 "先見(さきみ)の魔女"とまで言われる、ヨゲンナは。


 ただ、(おのれ)の魔のスキルだけではなく、

 その学術や歴史知識の研鑽(けんさん)により、

 複合的に、未来を"推論(すいろん)"するのである。


 それは、与太話(よたばなし)などより、

 よほど未来を的確(てきかく)(とら)え。


 その"技術"がなければ、

 国は、今の形には、なり得なかった──。




禍火(まがか):「ヒナメは、そういう、

    "知識"由来ではなく……、

    "さわった"もの、から、

    ランダムに、"見て"しまうんです……」



姉乳&妹乳:

「「 ……! ……、…… 」」




 種貸(タネガシ)(すえ)っ子、

 ヒナメ・タネガシが、

 外に出されなかった理由を、

 すぐに(さっ)する、乳姉妹である。




姉乳:「……"接触型(せっしょくがた)"の、

    ユニークスキル持ち、なのね……」

妹乳:「触れただけで、未来を読み取る……、

    そういう、ことなのでしょうか……?」


封火(ぷうか):「はい……。

    "光明(こうみょう)先見(さきみ)"などと、

    私たちは、呼んでいます。

    昔は(たわむ)れに、使用人などにも、

    よく、やっていたのですが……」


禍火(まがか):「その一人の、祖母の寿命を、

    言い当てたことがあり、

    それから──その、

    "(あつか)い"が、(むずか)しく……」



姉乳:「なるほど……悪用、

    されかねないわねーっ」


妹乳:「ヒナワ殿の家系に、

    そのような方が、

    いらっしゃったとは……」



 さわっただけで、

 その者に関係する未来を読み取れる、

 となれば──確かに稀有(けう)な、

 (チカラ)であろう。


 火の姉たちは、湯汗(ゆあせ)と共に、

 顔を(くも)らせている──。




封火(ぷうか):「他にも、意思とは関係なく、

    色々と、見えているようでして──……」


禍火(まがか):「なので……魔力の高い、

    マジカ様になど、ご相談を、

    と、思っていたのですが……!」



姉乳:「ぅ、うーん……。

    今も言ったけど、そういう事なら、

    マジカに相談は、

    ダメっぽいんだよなぁーっ……?」


妹乳:「そぅ、ですわねぇ……。

    相談するならば、

    むしろ、魔力が少ない、

    近接職や、もしくは──、……! 」




 ヒキハが、ハッ、と、する────。




妹乳:「……、……」


封火(ぷうか)禍火(まがか)

「「 ……?? 」」


姉乳:「……」





 オシハが、()を押しのけ、ヒキハに近づく。


 ──チャポ……ぼよんっっ。




姉乳:(あの子たちが"魔無し"っぽいって、

    ヒミツに、してたほうがいいの……?)


妹乳:(……っ! ……なんにせよ、

    本人たちに……、

    言ってよいのか、聞くべきですわ……)



封火(ぷうか):「ぉ……っ!?///

    おっぱい同士が……!?

    お湯を(はさ)んで、

    持ち上げてるぅぅううう……!!?///」


禍火(まがか):「す、すごぃぃ……っ!///

    小さな津波が、発生したぁ……っ///」




 オシハは再び、ちゃぼん、と(はな)れ──。

 そそくさと、返答する。




姉乳:「んー……っ。まぁ……そゆことよ。

    あーのズンドー魔女っ子には、

    "魔力"が無い(ひと)の気持ちは、

    あんまり、わかんないでしょーし……。

    いろいろ、見えまくるっていう、

    その子の相談には、向いてないかもね?」


妹乳:「……です、わね」



封火(ぷうか):「そ、そーですかぁ……!」

禍火(まがか):「わかり、ましたぁ……。

    でも、ありがとうございます!

    とても、勉強になりましたっ……!」



 湯の中にて、礼をする、七の妹たち。

 それを横目に、オシハは、気づいている──。



姉乳:「ま、だからこそ────……? 」





 オシハは、視線をKOKESHIに、

 投げ────……?




姉乳:「──その魔女っ子にも、

    明らかに認知されてる、

    あのユーレイさんは、

    ヤバいワケだが────」





挿絵(By みてみん)


萌殺:「…………」

絵幽:「…………」




挿絵(By みてみん)


 ──バチャチャっ……!!


封火(ぷうか):「ひ、ヒィい……ッ──!?///」

姉乳:「──やっぱり、ねぇ。

    ホーレ、よぉーく見なさい?

    お湯を、()退()けてるでしょう?

    あそこまで魔素の密度が高いと、

    魔法職でも見えるのよ」



妹乳:「お姉ちゃん……そんな場合では、

    ないのでは……」

禍火(まがか):「い、いつの間にぃぃい……!!?!///」




 見つめ合う、コケシとユーレイ。

 微動(びどう)だにせず。



妹乳:「まさか……湯に(とも)に、

    ()かってくるとは……。

    ぅ……、(うご)きま、せんわね……?」


禍火(まがか):「うわーぁあん……っ!///

    なんで、いっしょに、

    ()かってるのぉおおおーッ!?///」


封火(ぷうか):「あ、あの……銅色のメイドさんに、

    伝えたほうが、よいのでは……?」



 ──しゅたっ!



銅壱:「──もう()ります」


封火(ぷうか):「──もう、()たァァァあああああ!!!??」




 メイド、風呂の(ふち)にて(ひざ)をつけ。

 姉乳(あねちち)の背後へと、位置を()れり──。




姉乳:「ちょいと、アンタぁーっ!

    あんの、スケベェイの侵入を、

    体はって阻止(そし)するのが、

    最重要任務、なんじゃあないのぉー?」


銅壱:「も、申し訳ありません……。

    地平線の彼方へと消えてったので……。

    まさか、あの距離を戻って来るとは……」


禍火(まがか):「どんだけ、なんですか……」




絵幽:「 …………、……………… 」

萌殺:「 …………、……………… 」




 まだ、幽も萌も動かず。

 また、メイドも(ひか)え、観察している。


 ヒキハが()()のまま、

 (どう)指摘(してき)する。




妹乳:「ぁ、あの……。おはやく、

    ()るなり、()くなり、

    されてみては……?」


銅壱:「ぃ、いえ……。実はですね。

    魔法職、最強と(うた)われる、

    マジカ・ルモエキラー(さま)が、

    どのようにアレを撃退するか、

    見たい気持ちも、ございまして──」


姉乳:「なるほど。お酒ついでくれる?」




絵幽:「 …………、………………………… 」

萌殺:「 …………、………………………… 」




 エロガッパ、いまだ、なぜか動かず。

 にょろ助は、寸胴の魔女を、

 じっ、、、と、見つめている。




萌殺:「 ………………、…………………… 」



 マジカ、無表情を決め込むが。

 幽体の瞳、明らかに、その寸胴(ずんどう)を、

 (とら)えていて──。




絵幽:「 ………………………… (ニョロぉ)……! 」


萌殺:「 ……ぁん? 」




 ────やがて。




挿絵(By みてみん)


絵幽:「───〜〜〜ニョロぉぉぉおお……!!

    ニョロろ、ニョロろろろぉぉぉおおお

    おぉおおおおにょろほほほほほぉおん

    んんんんんんんんんんん☆☆☆☆☆ 」




 ニョロニョロの お目目は、キラキラしている。



絵幽:「ニョロろろろ、

    ニョロろろろニョロぉ〜〜!!」





 ──PON……!


自動翻訳:[ 妖怪って、

       ホントにいたんだね〜〜!! ]









挿絵(By みてみん)


萌殺:「──マジ・ブチィィッッ──・・・! 」







 ──(もえ)は、激怒した。





















 ──、コンコン──……。


 ガチャ、───。





挿絵(By みてみん)


銅壱:「……お楽しみの所、

    誠に申し訳ありません」


金娘&銀娘:

「……「、」……」


銅壱:「大浴場のほうに、星型の大穴が、

    開通(かいつう)いたしまして……」


金娘&銀娘:

「……「、」……」



 ──てゅぽんッ……。



金娘:「………、…………、

    ……ケガ人、は……?」

銀娘:「……………、……、

    ……攻撃、だれ……?」


銅壱:「マジカ様です……。

    けが人は()りません。

    ナイスな威力(いりょく)で、ございました……」


金娘:「…………、……あれ、で、

    戻って、くんのか……」

銀娘:「……、…………こん、ど、

    とじこめ、る……?」


銅壱:「再度、警備を徹底いたします。

    屋敷内の"夜戦シリーズ"、新作回収も、

    お任せください」


金娘:「…………、……、

    ……やっぱり、あったんか……」

銀娘:「……、…………、

    ……どんなの、ありました……」


銅壱:「そっ、その……///

    とりあえずっ……。

    こっ・・・・・ッ///」


金娘&銀娘:

「「 ……、……こ……? 」」


銅壱:「こッ……" コップ三杯(さんばい) "の、

    ものが……っ//////」


金娘:「………………こんど、ソルギアに、

    ………投げ込むか……」

銀娘:「………………ルナチェインと、

    ………サンドイッチ、しよ……」


銅壱:「日付(ひづけ)が変わる前に、

    (かなら)ずや、()()えます。

    か……回収したものは、いつも通り、

    こちらで……?」


金娘:「……えぇ、もってきて……」

銀娘:「……(つみ)を、かぞえます……」


銅壱:「そ、そのッ……。

    ノックは、入り用でっ……?///」


銀娘:「……べつに、もう気にしませんから、

    どんな決闘(けっとう)(ちぅ)でも、

    入ってください……」

金娘:「ちなみに……聞くんだけどサ」


銅壱:「は、はぃッ」


金娘:「さっきの、コップのヤツって……、

    "満杯(まんぱい)"のほう? "(から)"のほう……?」


銅壱:「ぐぅっ……!

    ご……、ごかんべん、を……ッ//////」



金娘&銀娘:


「「

      言 い な

               」」





 ……………………──。






銅壱:「かっ……。///

    "(から)"のほうでっ……、

    ございますっ……//////」



金娘:「……マイスナ? 忘れるために、

    はげしくするよっ♡ いっよね♡」

銀娘:「……うんっ♡ いいよっ♡

    アンティ、だいすきっ♡」




銅壱:「ご、ご()()と……──っ▒」







 きィぃぃぃ──────……、




 パ タ ム 。





 ドアは、静かに、

 しまりけり──。








※男湯場では、クマさん全員で洗いっこ。


熊神:「アワで前が見えねぇ」

白童:「次はゴウガさんですっ!!!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
[良い点] すき [気になる点] コップってなに?!!?!?!?! [一言] あれよな、本人たちの知らんとこで割と情報出るからこんがらがりそう
[良い点] 「」で状況を示して居るとはさすが。 [一言] pixivを見ているだけに、察せられることがある。 コップが空とは、コップ3杯も出しての飲み干していたのかな? 互いに相手のものを飲み干して…
[良い点] 姉乳の姉乳に傷が… [気になる点] アンマイってpixiv見る限りフィストでなされてるらしいけど、膜とか具体的にいつ貫通した的な裏設定有ります?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ