表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
982/1217

空を見上げて。さーしーえー

ヾ(*・ω・*)ノ

挿し絵を追加。








          天

           ゜










銅壱:「──前を見なさい」

禍火(まがか):「──ッ……、はい!」




 やはり、(てん)(まも)(びと)を見上げ、

 それは、二度まで続き。

 しかし、妹たちは、

 三度目までには、()くなった。


 (どう)(こえ)は、思うより優しく。


 乙女が二人、空にて二身(ふたみ)を合わせ、

 まるで鳥のようになるのだ、

 見るなと言う方が、おかしかった。


 それは、(たつ)のようにも見えたし、

 それは、(くじら)のようにも見えた。


 彼女たちにも転写された色眼鏡(・・・)には、

 言語伝達(げんごでんたつ)羅列(られつ)三塊(さんかい)(うつ)り、


 それぞれ、

 神々のチャット欄、

 至高のチャット欄、

 姉妹のチャット欄、となっている。


 火の姉妹は、戦闘に苦労しながら、

 多様に感じ取ったが、


 なにより、(さき)んじる()(どう)対話(たいわ)を、

 天の視点で客観視(きゃっかんし)した事こそ、

 (もっと)もの(えき)となったのでは なかろうか。




禍火(まがか):( 基本となる隊列は、プレミオムズの人たちも、私たちと変わらない……! でも、(とな)()う人の組み合わせには、おおいに意味があるのだわ……! )




 本来、後衛(うしろ)(かま)えるはずの魔法職(マジナリー)は、

 それを守るべきであろう、

 前衛(てまえ)(やく)(はさ)まれている。


 ゴウガリオンと、ヒキハの間に、

 マジカが居ることは、必然なのである。




禍火(まがか):( 同じく兄様(あにさま)も、クマ様とユユユ様という、前衛(ぜんえい)で攻撃を防げる二人に(はさ)まれている……! 火力の高い後衛職(こうえいしょく)を、前衛職(ぜんえいしょく)がフォローするため……! )




 神の視点が、幼い戦乙女の感覚を、

 確かに(やしな)っていく。




禍火(まがか):( ユユユ様は、回復職(ヒーラーズ)にしては、特殊だが……。──っ! やはり、至高様方(しこうさまがた)にとっても、ゼルゼウルフは脅威──!! だからこそ──…… )




 もちろん、初めて、

 リアルタイム・チャット・

 ウィンドウを見るのだ。


 苦労する。戦いながらだ。


 だが──。




禍火(まがか):( あの、方々(かたがた)たちは──……

     "考え"の……──基礎となる、

     "常識"が、違う──……! )




 まだ、大人とはならぬ柔らかい思考が、

 正確に現実を"観測(オブザベーション)"する。


 "至高"のチームワークからは、

 再現可能な"目標"を。


 "神々"のチームワークからは、

 自分たちの知らない"世界"を。




禍火(まがか):( チームワークが、ある。あの(かた)たちにも……でも。私たちとは、根本的に(まな)んでこられた、学術が違う……! 全ての障害物を無視して透過する敵の影、離れた所から敵を知る(すべ)……! )




 ()る、(ゆが)んだ弾道(だんどう)

 正確(せいかく)無比(むひ)に、()(つらぬ)稲妻(いなづま)

 ()やし()くす、突然(とつぜん)(ほのお)の、(えん)──……!!!




禍火(まがか):( 仕舞(しま)い込んだ魔素(まそ)を外に出すだけで、あのような効果になるはずがない……! あの方たちは、"(ぎょ)"する、やり方を知っている……! チカラを、"技"で"(せい)"している……! )




 天に位置取(いちど)る、

 乙女同士が──合体したもの・・・!!


 未知を、現実とされる恐怖と、

 守られているという、絶対の安心感・・・!!




禍火(まがか):( 神聖に、幸運を感謝せねば、なりません……! 世界は広い、実は可能である神秘が、あるという事……! それが、味方であるという(いま)……! )


銅壱:「次は、心の感嘆(かんたん)ですか── 」


禍火(まがか):「──ッ……!?」




 マガカは(あざ)やかに()(はず)し、

 (コケ)た岩からスライドした足は、


 その先に刺し込むように()み込まれた、

 (どう)のヨロイの足首を()ることによって、

 体勢(たいせい)(ととの)えるに(いた)った。


 指導を受ける先人の、

 自らの思考によって油断した足によって、

 善意(ぜんい)()(すす)むなど、もっての(ほか)である。


 走りつつ、

 当然、マガカは赤面した。




禍火(まがか):「殺されても、文句は言えません……」

銅壱:「わかっているなら、(よろ)しい。(うば)われる気持ちは、わかります」




 イヴの言葉には「(こころ)が」、

 という(せつ)(りゃく)されている。




禍火(まがか):「……やはり、あなた様も、義賊(ぎぞく)様方(さまがた)に……?」

銅壱:「──ふ、身を(ささ)ぐほどには」




 なるほど、力のみなく、

 "(じょう)"にて(つら)(うご)くと(さっ)し、

 マガカは、たいへん 心強く思った。


 (どう)と、青い閃光の混ざるブロンズの軽鎧(かるよろい)は、

 今は給仕服(きゅうじふく)のようなナリから変形し、

 まさに、" (どう)(しのび) "といった、

 洗練されし()()ちである。



挿絵(By みてみん)


銅壱:「つま先に中道(ちゅうどう)の意思を持ちなさい。ここは道場ではない、(たい)らではありません。重心を(つね)(しん)(とら)えるということです。どうしても無理なら、(とつ)を"球"として(とら)えなさい。手と同じく、足はソレを包み込むことができます」


禍火(まがか):「──はいっっ!!」




 (イヴ)指摘(してき)は少々、難解ではあったが、

 そこには丁寧な親切があり、

 マガカに、これが王都一(おうといち)の殺し屋と言われる、

 そんな人であるものか、

 とさえ思わせたほどである。


 (えん)(しん)(ぜん)は至高に殺され、

 横槍(よこやり)()なす火槍は、

 (まさ)に"露払(つゆはら)い"であったが、

 心・技・体、共に()(しろ)(あたた)まり、


 これぞ無理、()(つらぬ)いた、

 甲斐(かい)がある、というものである──。



 進撃(しんげき)苛烈(かれつ)(きわ)め、

 より、()の高さが気になる一同である。




禍火(まがか):( まだ行けるけど……もう少しして、街まで()(かえ)らなければ、(ゆう)が来てしまう── )




 距離が伸び、思わぬ心配を(よぎ)らす皆に、

 (よう)(かみ)より、入電(にゅうでん)する。





陽神:『────前方:120メルトルに:

    ────魔物の群れを観測☼

    ────数:7☼

    ────周囲に他の動体反応:無☼』




熊神:「()()くしたか?」

姉乳:「それで、終わり?」




 戦闘は落ち着き、まだ余力あるまま、

 7つの影は近づく。


 すべての遮蔽物(しゃへいぶう)透過(とうか)し、

 視界には、魔物たちの、

 ライトブルーに光るシルエットが、

 近づいている────。





禍火:「……! 倒れて、いる……?」





陽神:『────対象名:判明しました☼

    ────名称〖 ジラーティエ 〗☼

    ────草食個体です☼』


金神:『>>>あの、"(なみ)キリン" かぃ?』





禍火:「ジラーティエって、あの、水色の、首が長い……?」

銅壱:「頭突(ずつ)きと()りは脅威です。警戒を」



陽神:『────分析完了(アナライジング)

    ────全個体:毒汚染状態です☼』


金娘:『……! ……』





銃侍:「コミューンごと、毒にやられたでござるか」

萌殺:「マジ、総出(そうで)で、ぶっ倒れてんな。マジ不憫(ふびん)





金娘:『 ── 降下(こうか)準備(じゅんび)、たのむ 』


陽神:『────え?☼』







 (ぜん)真意(しんい)を うかがう。







金娘:『──治療(ちりょう)して、話を聞く。

      全員、攻撃はしないで。

      クラウン! 降下よ!』


銀娘:『──ウィングを滑空モードへ。

      バランサー展開します。

      おはやく── 』



陽神:『────れっ──:レディ(準備完了)……!☼』

月神:〘------Landing - sequence - ☪︎

    ------Please make sure that -

       -you have all your -

       -personal belongings -

       -with you when leaving -

       -the aircraft------✈︎ ☪︎.*・゜〙





 ごぉおおぉおおおおおお────・・・!!!







禍火(まがか):「 ──…… おりて、くる・・・! 」








 ──── 空神、地の葉に近つけり。









"

 飛行機をお降りの際は、

 お忘れ物がないように

 ご注意ください---✈☆

            "

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
[良い点] 妹ちゃん達、順応性高い! [一言] ブロンズワークスの個人レッスンて考えてみたら超贅沢ですよね。 頼み方には難があったし、まさかブロンズワークス出てくるとは思ってなかったでしょうけど、こ…
[一言] この際だし、収納歯車経由で瞬間移動着地とか。
[一言] アンマイの武装がどんどんグレードアップしてゆく… そのうちサイコなフレームでもつくんですかねぇ()
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ