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ヒナメ様と、耳たぶ様。さーしーえー

なんでTシャツの審査、

ユニヘッド氏のだけ 遅せぇんだ……?^^;

まさか ユニクロさんに、

実在のバンドか なんかだと

思われてんのか……?(^ω^;);););)笑






    チ  何 () () 若  若

    ビ  共 () () が  が

    様  元 ( ) ( ) 逃  逃

    じ  気 ( ) ( ) げ  げ

    ゃ  な ( ) ( ) た  た










「 ヒ ナ メ さ ま ぁ ー ! 」


「 ヒ ナ メ さ ま ー ぁ !? 」


「 御夕餉(おゆうげ)の時間に、ございますよーぉ! 」


「 はぁ、はぁ……。おったか……? 」


「 お ら ぬ ぅ 」


「 ふぐぬぅ……ッ! こまった チビ(さま)じゃのぅ……! 」


「 いつも、何処(どこ)ぞに、お消えになるのか?? 」


「 かいもく、けんとうも、つきませぬ……! 」


「 まるで、私共(わたくしども)が探す場所を、()けるようじゃぁ……! 」


「 いやはや……。ヒナメ様は、不思議な(ちから)が、おありじゃからのぅ 」


「 し、しかし、このままでは、(シャケ)が冷めまする! 」


「 うむむ……。まぁ、いつもの事じゃ! その(ウチ)、ヒョッコリと(まい)られるじゃろぅ 」


「 やぁれ、やれ……! あの(かた)が赤ん坊の頃は、体が(よわ)ぅて、私共(わたくしども)は、心配したものじゃがのぅー 」


「 ほ、ほ♪ まったくじゃ! 数年も()たん内に、こんなにワンパクになろうとは、お天道様も、思わなんだ! 」


「「「「「 ほほほほほほ……! 」」」」」


「 しかし、大丈夫じゃろうか……。今は、客人があると聞くが……? 」


「 む、そうじゃのぅ……。本来は、あの御力(おちから)(ゆえ)()から隠されておる御身分(ごみぶん)じゃしのぅ…… 」


「 いや! その事じゃが──、のぅ! 」


「 ──うんむ! いっとう、隠すべきの審議局(しんぎきょく)は、ついぞ(ほろ)んだと聞く! 」


「 御館様(おやかたさま)と、奥方様(おくがたさま)は、そろそろ()()に出そうと、お考えのようじゃぞ! 」


「 な、なんと・・・ッッ?! 」


「 それは、まことか・・・!? 」


「 (まこと)ならば、

  めでたいことじゃあぁあ──♪♪ 」


「 ヒナワ様は、"人助(ひとだす)けの()"じゃ。城には残られぬやもしれぬ……──うんむむ! ならば、もしや、もしかすると……ヒナメ様が、この城を()ぐやもしれぬぞ!? 」


「 ほ、ほ……♪ このワンパクさなら、その元気は、ありようてな! 」


「 と、すると……じきに、(おおやけ)にも、認められるのであろうかのぅ!? 」


「 ヒナメ様が、お客人(きゃくじん)に挨拶できるなど、嬉しい事じゃあ……!! 」


「 おお、そういえば! 」


「 ……なんじゃ。(ほか)にも(なに)か、()仕入(しい)れたかぇ? 」


「 あぃな。今、御来客(ごらいきゃく)御仁(ごじん)じゃがのぅ── 」


「 ──ぉ、私共(わたくしども)も、聞き申したぇ! 」


「 どうも、ヒナワ様の御腕(おうで)を、(なお)しに参った、らしいのじゃ! 」


「 な、なんとっ?! 」


「 ままま、まことか!? 」


「 うんむ! 確かじゃ! 人払(ひとばら)いは、されてしもうたが……! 」


「 姫様(ひめさま)たちが、(わた)りにて、泣いて喜んでおったのじゃ……!! 」


「 なんの(じゅつ)か、髪も伸びに伸びたとか! 」


「 おぉ、ぉお……! なんと、喜ばしゅう……!! 」


「 そう言えば、女物(おんなもの)の着付けの場所を、聞かれたが……? 接待(せったい)なのかのぅ……? 」


「 うむ? お客人は、女子(おなご)様のようじゃ。その方々(かたがた)の、ものではないかぇ? 」


「 かく、なんにせよ、めでたきことよ・・・! 」


「 まったくじゃ! (てん)が味方に、ついたのやものぅ♪ 」


「 ……まて。私共(わたくしども)は、大切なことを、忘れておる 」


「 む? 」


「 な、なんじゃ……??? 」


「「「 ……??? 」」」




「 ヒナメ様に──(ぬっく)(シャケ)を、

  食 べ て も ら わ ね ば っ !! 」


「「「「「 おぉお・・・っ!!! 」」」」」





 ……──。





「 ひっ…… ヒ ナ メ さ ま ぁ あ ー っ !!! 」


「 お ゆ う げ の 、 じ か ん で 、ございまするぞぉおおお──!!! 」





 ドタドタドタドタドタドタ・・・!!!!!!





 ──────……。


 ────……。




 ──。












挿絵(By みてみん)


「 ……にきき♪ 」





 優しき女中(じょちゅう) (はし)()り、

 障子戸(しょうじど) (のぞ)くは、灰髪(はいがみ)巫子(みこ)よ。


 それぞれ違う色眼(いろまなこ)

 (かた)紅炎(こうえん)(かた)蒼炎(そうえん) (なり)


 (あわ)いオカッパ、まるで女子(じょじ)(ごと)く。

 小さき体躯(からだ)、有り余る(ちから)(くら)べ、(まさ)に軽く、


 今宵(こよい)も、城での冒険、また、始まれり──。




「 ふぅぅ。(シャケ)ばうかり、食うておられるか。わらわの肌が、おれんじに、なってしまうでのぅ! 」 

   

 

 おかずにケチつけ、

 不思議な(ちから)にて人避(ひとよ)け、

 数々の部屋を(わた)りし巫子(みこ)



「 あにうえが、無事であるならよいが。あねさま達が喜ぶならば、だいじ、ないとは思うが──…… 」



 とたとたと、行儀良(ぎょうぎよ)く静かに歩き。

 その気品は、まるで茶運び人形である。



「 しめた、りんごがあるぞ 」



 (どう)我道(がどう)を進みけり。

 くすね、家族を探す。



「 さいきん、あまり、かもうてくれぬでな。あの者たちのウワサ、マコトなら、よいが── 」



 兄の()ざされていた部屋は、知っている。

 たどり着くと、もぬけの(から)であった。



「 しもうた・・・! 入れかわりであったか。でも、()らぬのなら、真実やもしれぬ 」



 落ち着き、冷静な事見(ことみ)をするヒナメ。

 幼き(まなこ)は、(おろ)かではない。

 小さな愛を、(はぐく)んでいる。



「 これは、風呂(ふろ)じゃな……おしいるか 」



 やはり、ワンパクな、やんごとなき身。

 筆頭菜(つくし)のような、ひとさし指を、

 口に、くわえ(こう)ずる。



「 ぬ 」



 片付けられた部屋畳(へやだたみ)に、

 ひとつ、ポツンと、見つけたり。



「 なんじゃコレは 」



 見ると、(なめ)(がわ)の、カバン(なり)



「 ……(たう)(かわ)のようじゃ。はて……? 」



 丁寧に()われたカバンは、

 ナトリの意匠ではない。



「 ()(まち)(つく)り……客人のものかのぅ? 」



 忘れものやもしれぬ、と、

 幼き子とは思えぬ洞察(どうさつ)で当て(つらぬ)くヒナメ。



「 しかし、まっるいカバンじゃあ 」



 荷物、パンパンと()り、

 カバン、まるで焼けたラワ(むぎ)の生地の(ごと)く。



「 パンのようじゃなぁ。客人の持ち物なら、治療のくすりなど、入るのやもしれぬ 」



 すると、突然カバンの、

 ()(かわ)が、()()がりける!



 ──すぱぁん・・・!!



「  の ぁ っ !?  」



 これにはヒナメも、驚き(かく)せず。

 急に()いたカバン、未知の入口たるや──。



「 な、なんじゃ・・・なにゆえ、ひとりでに 」



 (ひら)いた革カバンの(くち)を、

 そー・・・っと、(のぞ)きにけり。




   ((         ))

     ⏜     ⏜

    |  |  |  |

    |  |  |  | 

    |  |  |  | 

    |  |━━|  |━━━━━ 

   /|  |  |  |    / 

   ━━━━━━━━━━━━━━━    



 ──── に ょ き っ と 。






「  の わ ぁ っ ・・・ っ ! 」




 ── ぺ た ん っ !



 ヒナメ、尻もちをつく。

 しかし、(おさな)き軽さ。

 痛みは皆無。




「 ・・・・・・ 」



 カバンから()()し、白き(ぼう)、ふたつ。

 フワフワである。



「 ・・・・・・? 」



 ヒナメ、凝視(ぎょうし)せり。



「 ・・・なんじゃあ、これは・・・ 」




 立ち。

 ゆるり、ゆくりと、近づく。




 ソ〜〜〜〜ーーーー────… … … ? 












     ⏜     ⏜

    |  |  |  |

    |  |  |  | ______

    |  |  |  |❨ ・・・・・ ❩

    |  |  |  |  ̄ ̄)/ ̄ ̄

    |  |__|  |

   /         `\        

       ◕  ´◕     ━━━━━          

 (      ︶︶      )   /

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━












 ()ぇ、()う。




「 ・・・・・ 」


「 ・・・・・ 」







 しげしげと見ると、


 どうも……………………………耳、、、なり。



 み み ー っ 。





「 ぃ、生きておる! 」




 ヒナメ様、おもむろに両の手を伸ばし。

 両耳(りょうみみ)、ふん(づか)み、、、──……!






 ──ギュムっ!!



「 にょおッ!? 」


「 ── ふ ん っ ! ! 」






 スポ────ぉおおおおんんん!!!



 豪快に、ひっこ()きたり!!






「 にょ、にょきっとおぉ……ッ!? 」




 すっこ()けた白物(はくぶつ)

 恐らく…………………(うさぎ)なり!!



「 な、なんと、まぁるい、(うさぎ)じゃあ・・・!! 」



 うさ丸は、両耳を持ち上げられ、

 ぷらぷら、()(あそ)んでおる。



「 にょんやぁぁー 」


「 あかい手袋を、はめておる 」


「 ──くゆーっ? 」


「 う わ ぁ っ !? 」



 見ると、残るカバンに、

 これまた小さき(けもの)()たり。



「 なんと……! キツネまで、入っておる! 」


「 く、くゅうんんっ……ッ!? 」



 ──シュタッ!



「 わ、わ! 」



 カンクル、カバンより()びい()て、

 ヒナメに可愛(かわい)く、抗議(こうぎ)せり。



「 く──ゆ──っ! くゅくゅ、

  かんかん、くゅくゆ──っ!! 」


「 にょきっと、にょんにょん……。

  にょきっとなぁー……?? 」


「 なんと珍妙(ちんみょう)な、鳴き声の、やつらじゃあ・・・! 」


「 にょんやーっ。にょきっと、にょんやぁーい! 」


「 ぬ、おろせと言うか 」


「 にょきにょき 」


「 ふむ、よかろぉ 」




 ヒナメは、何となく感じ取り、

 兎を、(たたみ)()ろしてやった。


 しかし、丸い。

 これまた、丸い。

 そして、それが動いておる。



「 (まり)に、手足が生えたようじゃあ……! 」


「 にょきっと、な……、……? 」

「 くゆっくゆー♪ 」


「 このような者たちが、押し込められて、おるとはのぅ・・・! 」



 城から、あまり出ぬ ヒナメにとって、

 このような生物とは、生まれてこの(かた)

 初めての会合である。



「 にょっきー、にょきにょき?? 」

「 くゆっ! くゅーっ、くゆっ! 」


「 なにかを、話しておる 」


「 に"ょ……。にょきっとなぁ…… 」

「 シャキシャキ、もぐもぐ 」


「 花を、食うておる! 」


「 にょんやぁー……(ぐぅ〜〜……) 」

「 くゅくゅーっ♪ 」


「 ふむ……うさぎよ。りんごを食うか? 」


「 っ! にょきっとぉうぅ♡ 」

「 かんかんーっ♪ 」



 うさ丸、美味しそうに林檎(リンゴ)を食べ、

 ヒナメ、時折(ときおり)()でにけり。


 利口(りこう)二傑(にけつ)、引っ()くなど、まるで せず。



 ヒナメは(じつ)に、堪能(たんのう)せり。




 ナデナデ、なでなで──♪





「 ふふふ♪ 可愛(かわよ)い……♪ ()いやつらじゃ……♪♪ 」


「 にょっきぃーっ♪ 」

「 くゅくゆーっ! 」





ヒナコちゃんは、ちょいと待て!!!

((o(。>ω<。)o)).*・゜

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新にょきっと♪、挿絵くゆゆっ♡です。 [気になる点] 最初、髪の色と飾りでシゼツを連想しましたが、ヒナワさんも幼子の時は女の子と間違えられてたし、普通に兄弟共に母親(シゼツ系NPCと予想…
2021/07/09 22:46 電悩過敏症
[一言] 火の赤、水の青、二つの属性を身に宿し巫子、火と水の魔力を暴発させず併せる杯の魔女、相性が良さそう。 このままお風呂に突撃しそうに思ったけど、にょきっとな」に遭遇で、足止めされたか。
[一言] おおー、どっかの(元)サイボーグ娘にそっくりー。 てか、男の子か? レベルアップしたうさ丸AA
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