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放たれし灰の七人 さーしーえー

さーしーえーを追加(*´ω`*)。







       也  夢  氣

       ニ  煮  ヲ

       ケ  エ  改

       リ  ル  メ

        ゜ コ   `

          ト  灰

          ト  ヲ

           ` 損

             ジ

              ゜







火縄:「母上」


灰姫:「調子はどうか」


火縄:「あまりの……(あつか)いに、ございまする。生まれし家城(やしろ)にて(とら)われ、母妹(ははいもうと)(まも)りを(かた)められるなど──」


灰姫:「ゆるせ、其方(そなた)が可愛いが故」


火縄:「父上は」


灰姫:「幾度(いくだび)(おもむ)いているようじゃ。躍起(やっき)にもなろうぞ」


火縄:「……母上。この腕に絡む、鎖だけでも……お取り(ねが)えませぬか」


挿絵(By みてみん)


灰姫:「ふむ……其方(そなた)(おさな)(うで)が、不毛(ふもう)()りし時。我が一族に悲しまぬ者は おらなんだな。しかし……ほほ。火神(ひしん)にもろうた新しい(うで)は、(いささ)か、わんぱくに火を(とも)し過ぎたの」


火縄:「は、母上……わたしは────」


灰姫:「────(かがみ)を見ぬか、ヒナワよ 」


火縄:「──……ッ!」


灰姫:「……其方(そなた)が思うより……其方(そなた)のソレは、ずっと、ひどい」


火縄:「……、……」


灰姫:「その、(おさな)(ひめ)のような、オカッパだけなら可愛いもの……。だが……毛先が白く変色し、(じゅう)()した両腕(りょうわん)は戻らず、()の半分は、絡繰(からく)りに(おか)されておる。力を……、一度に使い過ぎたな?」


火縄:「そ……、……」


灰姫:「街を(まも)るは、大義(たいぎ)。母として、嬉しゅう思う。しかし……以前の其方(そなた)なら、このような無茶はせず、引き(ぎわ)を得てはいたはず。何故、し損ねたのだ」


火縄:「……すみ、ませぬ……」


灰姫:「可愛い息子が謝ることなど無い。じゃが……その戻らぬ(うで)は、あの子達には(むご)かろう。ふむ、(つぶ)れた海老(えび)のようじゃ……」


火縄:「そ、それは、ひどいで、ござるなぁ……」


灰姫:「──」


火縄:「……母上?」


灰姫:「──()せぬ」


火縄:「──……っ!?」


灰姫:「髪は燃え、銃は壊れ、人の身に崩れつつ、しかし希望は消えぬ。我が息子の目が、まだ燃え、愉悦(ゆえつ)を捨てきれぬ」


火縄:「な、なにを」


灰姫:「……」


火縄:「──む」


灰姫:「ヒナワよ」


火縄:「は……」


灰姫:「言えぬか」


火縄:「  」


灰姫:「母にも、言えぬか?」


火縄:「な、に」


灰姫:「なにを、よびつけた?」


火縄:「     ・・ 」


灰姫:「(うたが)っておったのじゃ」


火縄:「……」


灰姫:「其方(そなた)の、我が(いと)しい殿(との)の、そのような……姿を(さら)せど、何も、解決せぬと。あの火神(ひしん)なれば、髪の()ぎは、生命(いのち)()るやもしれぬと。──じゃが」


火縄:「……」


灰姫:「──"どうやって、抜け出そうか"……! (わらべ)の時と、変わらぬ、可愛い顔をしよって……!!」


火縄:「ぅ"」


灰姫:「可能なのか?」


火縄:「……」


灰姫:「言えぬか」




      拍。




火縄:「友、を……」


灰姫:「む?」


火縄:「裏切れぬのです」


灰姫:「── 大 馬 鹿 者 っ !!」


火縄:「っ!?」




灰姫:「

      (いと) し (すく) う な れ ば

      (ぞう) (しん) も 、

      (そそ) ぐ を (いと) わ ず !!

                      」


火縄:「……ッ!!」


灰姫:「其方(そなた)の良心など、知ったことか!! 軽い優男(やさおとこ)の頭など、後で下げまくるが良い!!」


火縄:「ご、ごむたいな……」


灰姫:「──それっ!! その者の姿形(すがたカタチ)、包み隠さず、母に言うが良い!!」


火縄:「ひっ、い、言えぬと申しましょうが!!」


灰姫:「えぇ──い!!! 聞き分けぬ!! でぁえ、であえぇえ──い!!!」




逢火(おうか):「「

新火(にいか): 「「

茶火(ちゃか):  「「

禍火(まがか):    「でぇええやあああー!!!」

蝶火(ちょうか):                 」」

炊火(たいか):                  」」

封火(ぷうか):                   」」



 ──しゅたたたたたたんっっっっっっ!!!!!!



火縄:「あ、ああっ……!? ぬ、ぬしたち……隠れておったでござるかっ……!?」



逢火(おうか):「あああ、あにさまァァァ──っ!!」

新火(にいか):「ほほほ、ほんとう、ですの……ッ!?」

茶火(ちゃか):「にいさまの、格好良い、お姿をぅ……!」

禍火(まがか):「もとに、もどずコトのできるっっ……!」

蝶火(ちょうか):「お知り合いの方をっっっ……!」

炊火(たいか):「お呼ばれに、なったというの、わぁあ〜〜っ!?」

封火(ぷうか):「……まさか、オンナじゃないよね?」



灰姫:「

     さ あ 吐 け 。 ヒ ナ ワ よ

                       」


火縄:「ひっ、卑怯(ひきょう)なりィィぃいいい──!!? べっ、弁護人(べんごにん)は、何処(いずこ)にござるかァァ──!?? はなせーっ!! はなちぇーっ!?!?!?」


灰姫:「ほほほ♪ 母をナめるでないわー!!!

    お前たち、やっちゃいなーっ♪」


妹炎:「「「「「「「

     そーれ♪♪♪♪♪♪♪

     こ──ちょ こちょ こちょ

     こちょ こちょ こちょ〜〜♪♪♪♪♪♪♪

                 」」」」」」」


火縄:「──やっ、やめにょぉおおおおお!?!?!?」








    炎 〜〜 数十分後 〜〜 炎



   (女姉妹にボロクソにされた若様の図)








火縄:「……ひゃ、ひどい、なりっ……(ガクッ)」






   ヒナワは、たおれた・・・

   へんじは ない

   ただの ヒナワの ようだ



      (:3_ヽ)_






灰姫:「ほうぅ……? 神官を真似(まね)て、街に入るとはなぁ。道理で、トウゼンローが気づかぬわけよ・・・!」


逢火(おうか):「ぉ、お、おんな、だって・・・」

新火(にいか):「ふぅ、うぅ、ううん・・・?」

茶火(ちゃか):「シカモ・・・フタリ、ダヨ・・・?」

禍火(まがか):「イロメ、ツカテル、ノカナ・・・」

蝶火(ちょうか):「あにさま、かっこいいから・・・」

炊火(たいか):「ぜったい・・そーユー目で、見てるヨネ・・・?」

封火(ぷうか):「ゴゴゴゴゴゴゴ……ミナノモノ、ヤリをモテ」


灰姫:「よーっし♪ ひっ捕らえて、つれてくるのじゃ──♪♪♪」




妹炎:「「「「「「「

          ぎ ょ い

               」」」」」」」







    タ   ン   っ   。








        七

        姫

         `

        花

        火

        の

        如

        ク

        散

        リ

        狩

        レ

        リ

         ゜









      .。oO( ほんまに ごめん・・・ )

   (:3_ヽ)_






((((;゜Д゜))))

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― 新着の感想 ―
[一言] 挿し絵って、ボロクソ若様じゃなかったのか… 見たかったぜ…
[一言] さーしーえー追加されたと読んで来てみてひとつ。 ママさんの着物左前になっちゃってますぜ? 洋装ならともかく和装だと死装束になっちゃいますぜ? まぁ、異世界なので問題ないっちゃ問題ないんですけ…
[良い点] 若様、魔改造されたからか火神(シゼツ)の影響が悪い方に出てるのね…。マジカ殿にバレれたら泣かれるでホンマ 妹炎が覚えやすくて助かりますわ。(BWの方はお名前がチョット… [気になる点] 糸…
2021/06/21 03:07 ズブロッカ
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