マイスナスキップ・ウオのゴウ
言い訳をさせてくれ(*´ω`*)
確かに活動報告で
ふにゃふにゃ警報を出して
2.5時間後に投稿するのは
おまえかばどうしたてめ
ごらんしんかよってなると思うわな
あーあ、あーぁ、かばだってそうさ
深夜に ぬっるい風呂はいりながら
まー執筆か進む、すすむ!
ブラボ? ローゲリウス倒したわ!
あ……、まだ目次絵リクエストしてますので
良ければ活動報告にドゾ(笑)(^^;)
アンティのことが、好きです。
「こっちなのです!」
「にょきり!」
「くゅくゅくゅくゅくゅくゅ」
前を歩くトドメちゃんに、
うさ丸が乗っています。
頭に、です。
手足は、しまっているようです。
うさ丸は、けっこう重い。
首、、、大丈夫かな?
カンクルも、そばをトコトコ、
歩いています。
アンティと私は後ろを歩いて、
こっそり、恋人つなぎをしています。
おてて、ニギニギです。
あったかいです。
いいだろぅー。
いつもと違う服のアンティも、
やっぱり、かわいいです。
あと、かっこいいです。
素敵です。
この敵とは、私です。
アンティも私も、
フードと帽子で、髪は隠れています。
でも実は、空間接続で、
後ろ髪は全部、接続されています。
寝ている時も、そうなのですが、
有線接続している時、
私たちは、とっても不思議な感覚です。
お互いに全てを、さらけ出して、
溶け合っている感じでしょうか。
先生や、先輩さん曰く、
コレをすると、
身体コンディションは向上するそうですが、
やっぱり簡易な意識混濁の、
可能性は高いようで、、、
特に先輩さんは、良い顔をしません。
ただ、今の所、
大きな問題は無いとも、言ってました。
むしろ、髪を繋がずに、
ストレスを感じながら別行動をしてしまうと、
二人とも、おかしくなってしまうので、
それよりは、マシです。
私もですが、たぶんアンティも、
いっていのラインを超えると、
けっこう、キレやすいほうなので、
場合によっては、
1メルトルテ離れただけでも、
変になる自信があります。
アンティに寄生しているような自分に、
死にたくなる時もありますが、
それをすると、アンティも死ぬので、
私は、だれを殺しても、生き残ります。
えへへ。
でも、アンティは、
たまに私を無茶苦茶にしてくるので、
一方的に……与えられてるだけではないって、
言いきれるのが、幸せです。
まぁ、私が無茶苦茶になれば、
アンティも、無茶苦茶に、なるのですが。
えへへ。
アンティのいない世界など、いりません。
あ、同時に死ぬので、
そんな事には、なりませんね。
よかった。
今でも、とても思いますが、
この人と、となり同士で手を繋ぐなんて、
まるで夢です。
とても、信じられません。
頑張って生きていて、
良かったと、思わない日は、ありません。
ありがと、アンティ。
アンティが、チラリと私を見ました。
髪が、ほぼ繋がっているので、
私たちは、お互いの感情を、
ブチマケ放題、食べ放題です。
えへへ……///。
アンティは、今、私を抱きしめたいようです。
いつ、やってくれても、構わないのですが。
油断すると、きゅんきゅんしてしまいます。
私が、きゅんきゅんするという事は、
アンティも、きゅんきゅんしてるという事ですが。
ぐぃ、と、繋いだ手を寄せられました。
( ……あとで、おべーてろよ……?/// )
( ……うんっ♡ )
思わず、スキップしそうになるのを、
ガマンしました。
楽しみです。
楽しみぃ……///。
『──よォー、キューちゃん▽
──52番のスクリーントーンなかった?◎▽◎』
〘++++++あなた・・・
++++++薔薇だけじゃなかったのね・・・〙
『──?❖ ローズが、どうしたの??❖』
『にょおぅううろぉおおおおろろろろおおお……!✧✧』
るんるん♪
るんるん♪
アンティと、おでかけ、たのしーなーっ♪
ガマンできずに、スキップしかけると、
トドメちゃんが、声をあげました。
「ぁ! 見えたのです!」
「にょっ!!」
「かんかーん!」
でっかい、お魚が彫り込まれた、
茶色い木の、看板です。
「 とれの海産 」
と、書いてあります。
お魚のお店のようです、じゅるり。
アンティとの、
共倒れ夜間戦闘共同作戦に向けて、
栄養は、取っておかねばなりません。
アンティが、声をあげます!
「──うさ丸っ! カンクルっ! ドロンっ!」
「──にょきっ……!!」
「──くゆっ……!!」
──シュタタ、ポスッッ──!!
素早い、良い動きで、うさ丸とカンクルは、
恐れ多くも、
アンティを、パイスラしている革のカバンに、
見事に滑り込みました。
うん、よく調教されています。
トドメちゃんが、言いました。
「し、神官さま……! なんで、うさちゃん達を、カバンに入れちゃうです?」
「ん? お刺身を扱っている お店なのに、この子たちの抜け毛とかで……迷惑がかかっては、いけないですから」
「な、なるほど! 神官さまは、気遣い名人なのですっ!」
当然です。
食堂娘にとって、
厨房に入る毛むくじゃらは、
敵なのです。
カーディフのアンティの実家に帰った時に、
ソーラさんも、
うさ丸が厨房に不用意に近寄ったら、
「あらあら、うふふ〜〜♪」と言って、
華麗なフォームで外に転がしてました。
「よし……しばらく、そこで大人しくしてな?」
「にょきっと……!」
「くゆーっ!」
モフモフチームが、
決意のこもった返事をしたので、
アンティと私、トドメちゃんは、
「とれの海産」さんに近づきます。
店先は開け放たれていて、
オープンカフェのようになっていました。
「神官さま、すみません……トドメは少し、お店の人と、お話があるのです……っ!」
「ん? ん! だいじょぶよ!」
「てらっさい?」
そう言って、トドメちゃんはトコトコ、
お店の裏口の方に回り込んで行きました。
残り物のご飯でも、貰いに行くのでしょうか。
うん、貰える物は、
貰ったほうがいいです。
最近は、そう思えるようになりました。
「あっ……! ねぇ、見て……! マイスナ……!」
「どしたん?」
アンティが、コッソリ指をさした方を見ると、
オープンカフェの真ん中に、変な台がありました。
あれは……?
まな板が設置された、キッチンみたいです!
「すっごい……! お外で、魚を さばいている所を、見れるんだわ……!」
「おーっ! それ、なんか、凄そうだね!」
魚の上手なシトメ方を覚えれば、
さらに、美味しいものが作れそうです!
がぜん、私も興味があります。ふんすっ。
私だってアンティに、
ご飯を作ってあげたい日は、あるもん。
「ごっ、ご飯の前に……さ、さきに見ていい……!?」
「かわいいかよ」
アンティ、るんるんやないかーっ。
なんでこの人、こんな可愛いんでしょうか。
「おっ、お腹、へってるだろーけど……/// いーぃ……?」
「くらくらするのは別の理由」
アンティは、たまに、こうやって、
私を殺しにかかってくるんだぜ。
いつも気が強いアンティだけど、
今の声、聞きました……?
私、耐えられんよ?
トーストを半分こしたせいで、
お腹はまだ、余裕で耐えられます。
「とことん、見ようっ」
「わ〜〜☆ マイスナ、だいしゅき〜〜☆☆」
耐えられません。
アンティと私が、しげしげと、
野外まな板キッチンに近づくと。
変な白い服を着て、さらに、
白い帽子まで被ったお兄さんが、
少し重そうな桶を、持って来ました。
魚が、中に居るみたいです。
たぱたぱ と、水音もします。
「わくわくっ……! ワクワク……♪♪」
「アンティ、私の腕だきこまないで、ぬれちゃうから」
ワクワク アンティ、かわいい。
ワクワク アンティ、かわいい。
あああああ。
これから、目の前で、
魚がバラバラに、なるのでしょうか。
あ、やはりそうです、
包丁の準備をしています。
白い帽子のお兄さんは、
まな板のステージを、
のぞきこむ私たちに、気づいたようです。
「 ── ぎょぎょ──ッ!? 」
……。
凄いビックリされました。
少し、時間が凍った気もしましたが、
しばらくして、お兄さんは、
何事も、なかったかのように、
魚さんの準備を始めました。
(……! すごいっ! " トラフグ " だわ……!)
(──! それって、毒があるヤツだよね?)
アンティが、がぜんキラキラしています。
さすがの、スーパー食堂娘アンティも、
海の魚は、あまり見たことがないのでしょう。
木の、まな板のそばにある水の魔石が起動し、
綺麗な お水が、流れを作ります。
白い帽子のお兄さんは、包丁を構えました。
( ──…………すげぇ…… )
( ──……ほんとに、すごいね )
結果から言うと、お兄さんのワザは、
それはそれは、見事なモノでした。
魚は、生きたまま、バラバラにされていきます。
このような、見事な流れ業が、
あるものなのか、と思いました。
どうやら最初にエラから包丁を入れて、
体を動かなくしてから、斬っているよう。
でも、眼は、生きています。
こんな私でも少し、お魚さんが、
可哀想だと思ってしまいました。
自分だと思うと、なかなか、つらいです。
でも、仕方ないとも思います。
食べる側の、追求です。
かなしいですが。
この職人さんも、それは良く、
だれよりも分かっているはずです。
残酷で、洗練された芸術は、
目の前で、繰り返し行われます。
ものの数分で、三匹目に差し掛かりました。
この、お兄さんは腕の良い料理人さんに、
間違いありません。
アンティと一緒に、真剣に見ていると、
包丁の手が止まり、
お兄さんに話しかけられました。
「そのッ、……すぃゃせん、おわけぇ、神官さん方……。アンタ方が、ハラを壊しやすい生食を嫌うのも、生きたまんまネタを捌くのを嫌がるのも、理解は、できるんでさぁ……。た……ただねィ……? こいつァは、俺が……ずっと必死になって譲り受けた、誇りある業だ。だからよォウ、そんな、責めるように見られちゃあ、な……。その、どうも……やるせなくなっちまう……。どうか、ご勘弁の程、願えませんで、しょうかねェイ……?」
──これに対して。
アンティは、飛び上がるように、
返事をしました。
「
───ご、誤解ですっ!!!
そのような意図は、ありませんっ!!
」
「 ・・・ へ っ? 」
そうだぞっ!!!
言ってやれ! アンティ!!!
「確かに……残酷ですが、その洗練された業が、身が一番、旨い状態で全てを完結させることを、私は知っています。単純に……見惚れていました! 素晴らしい技術です。誓って、侮辱する意図はございません。そこだけは、どうか、誤解なされませぬよう──」
「んだんだ。んだぞーっ!」
「……ッ!? そ、そう、だったん、ですかィ……!?」
白い帽子のお兄さんは、
ずいぶんと、ホッと、したようだ。
んーまま、アンティと、続ける。
「今日は……普段あまり食べれない、お刺身を食べにきたんです。断じて、糾弾などは致しませんッッッ」
「サーモン丼と、か……カツォ……? のタタキってやつを、探してるんです」
「……!! そ、そうでしたかァ……!! あぁ、それならウチでも、やらしてもらってますよ! な、なんだァ……。いや、俺ぁ、テッキリ……! こりゃあ、余計な事を言っちまったようで……! どっ、どうも、すいやせんッ……!」
「貴方のような、志を持って料理に取り組む板前さんは、心より尊敬しています」
「い……!? いえいえいえっ……!!? おっ、俺ァまだ……! ぺーぺーで、ございますよっっ……!! つーぃ、こないだ、やっとこさ! 毒肝抜きの お許しを貰えたところでさぁッ……へへへっ……///」
お兄さんがデレた所で、
トドメちゃんが、トタトタ走って戻ってきた。
何やら袋を持っている。
「あっ、あの……! 神官さんっ! トドメは……皆の所へ、ご飯を持って帰らなきゃ、なのですよ……っ」
「──! なるほど……それは、はやく持っていってあげなきゃ、いけないわね」
「あっ、そーだね……!」
多分、トドメちゃんが貰ったのは、
ナマのお魚さんの、切り身か何かでしょう。
傷む前に、孤児院に持って帰って、
みんなで、焼いて食べるのかな?
「ケガ、治してくれて、ありがとうでした……!」
「ええ……気をつけて!」
「あまり、無茶はしちゃダメだよ」
「はいっ!」
トドメちゃんは、
魚の袋と、おっきな杖を、
器用に持ちながら、
アンティの、パイスラバッグに近づきました。
( ……うさ丸と、カンクルちゃんも、バイバイ♪ )
( にょきっと……! )
( くゆっ……!✧ )
こっそり、モフチームに挨拶したようです。
ほっこりです。
「バイバイっ、神官さんっ……!!」
トドメちゃんは、
手を振りながら、
タタタタタ────と、駆けていきました。
魚のお兄さんが、ビックリ顔で言います。
「ぉ、おでれーたな……! トドメちゃんと、どーいった、お知り合いで?」
その顔は、ちょっと、お魚さんに似ていました。
ε( ε ˙³˙)з ふぐ










