表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
942/1216

クレリアズと、ナトリの街。さーしーえー

◇今日のテーマ◇

旅行いきてぇ(*´ω`*)。




 (まち)(はい)って。

 素直(すなお)に、感嘆(かんたん)が出た。




「きれえー……」

「すごいねーっ!」






  〼▱ ▱

 □ 〼□▂ ▱

 ◤□〼〼 ▱       ○

 □◤□▂〼

 ■ ▃ 〼▱

 ◤〼▱

 

    ■■■■■■■■■■■■■

      ■   ☗   ■

    ■■■■■■■■■■■■■

      ■       ■ 

  M   ■       ■   M

  ▽   ■       ■   ▽

 (w)  ■       ■  (W)

 □□□  ■       ■  □□□

 □王□ ■燚■┛───┗■㵘■ □天□

 ▛▀▜■日□┛─────┗□日■▛▀▜

 ■燚■日■┛─ ─────┗■日■㵘■

 燚■日■┛─── ─────┗■日■㵘

 ■日■┛───── ─────┗■日■

 日■┛─────── ─────┗■日

 ■┛───────── ─────┗■





 目立たないように、

 私たちは正規(せいき)街門(がいもん)(くぐ)っていない。

 こちら側の"入り口"はギルド職員様、

 御用達(ごようたし)なワケなんだけど。


 こっちから入ったことを、

 (トク)したと思えるくらいには、

 見事な鳥居(とりい)だった。


 大きく、なんというか、

 自然と調和(ちょうわ)、してるのだ。


 石階段(いしかいだん)の上の、

 でっっっかい鳥居(トリイ)の両サイドには、

 カンクルが、

 ちょっとイカつくなったような、

 駒狐(フォックス)の石像たちが、ドヤ顔をキメている。



「絵に、なるわねぇ……!」

「他の街とは、全然ちがうね!」

 


 あはは、ぶっちゃけワリーんですけど、

 かんなり、観光気分だわぁ。

 ナトリすごいな……。

 (チョー)・楽しみなんだけど!



『────見事な:ものです☼

 ────箱庭のものとは:

 ────また感じ方が違いますね☼』

『>>>ははは! なぁ、後輩ちゃん。こういう道は、ぼくらの場合、()(なか)を通るんだぜ?』


〘------そうなのん??☆☆〙

〘#……! カネトキ! お前は、また……。そのような、分かりにくい冗談(ジョーク)を──くく! やれやれ……〙


「「 ?? 」」



 先輩の言ってるコトが、

 よく、分かんなかったんだケド?


 とりま、階段のド真ん中を、

 えっこら、やっこら、ふたりで(のぼ)ったった。



「アンティ、大丈夫? カンクルたち、重い?」

「だいじょぶ、だいじょぶッ。にしても、ずいぶん大人(おとな)しいわね? ──ぁ、カバンの中で、寝ているみたい♪」


「にょぷー……! Zzz……」

「くゅんゆー……Zzz」




 大鳥居(オオトリイ)(くぐ)り抜けると、

 けっこう贅沢(ぜいたく)な空間の使い方をした、

 別世界が広がっている。

 成金(なりきん)、という意味じゃないわよ?

 なんてゆーか……、

 非常に、ゆったりとした──きひひ。

 や、これもう、言葉じゃ言えなぃわな。



『────水路が:多い(まち)なのですね☼』

『>>>へぇーッ! ここだけ切り取って見たら、温泉街(おんせんがい)、って感じもするね?』


〘------おぉーっ☆

 ------ケイカツチ;ってやつのん?☆〙

〘#…………ローザよ。"景勝地(けいしょうち)"、が(ただ)しい()みだ。くく、恥をかくぞ? 精霊王(ヒューガノウン)──〙

〘------わ;わざとのんよぉ……っ!//////☆〙



 ナトリの街に入ったのは初めてだけど、

 なるほど! 建物とかの印象は、

 箱庭のタテモノの感じに、

 似通(にかよ)ったモンがあるわね!


 おぉーっ、なんだあの、五段の塔はァ!

 ヤっバ……テンション上がるわね。



「あれ、のぼってみたいねーっ」

「……確かに、風景は見てみたいかも。あんまり木材は、赤くないんだね?」

「そだねーっ」


< かんらかんら……♪ (ハコ)(ニワ)にぁ、花街(はなまち)(おもむき)が、ありよるからねぇ〜〜♪ >

【 ほぉォー……! こげな(まち)が、こちら側にも、根付(ねづ)いておろぅか──── 】



 ナトリ独特(どくとく)街並(まちな)みの造形に、

 マイスナとワクワクしていると、

 サキと、ダイさんが、

 (なつ)かしそうな声を()かせていた。



< ふんむ……♪ こう見よると、少し、思い出すことも、ありよるなぁ……♪ >

【 む、さぃやな……。──か、こちらにも、花街(はなまち)なんぞ、あるんやろけぁ? 】

< かんらかんら♪ 可愛らしゅうなったもんなら、あるやも、しれんねぇ♪ >

【 ──かか! よもや、こちらにも鬼子(オニゴ)など、おるまいな? 】



 ……ふふ、少し複雑そうだけど、

 なかなか、楽しそうだ。


 この二人にも、

 私らが知らない思い出が、

 いっぱい、あるんだろーなぁ……。


 あれっ? そういえば……。


 サキと、ダイさんの故郷(こきょう)って……、


 何処(どこ)なんだっけ────?





〘#……それより、よかったのかね?〙



 先生の言葉が、

 将棋(ジョーギ)(コマ)のように、

 会話に()ち込まれる。



〘#……その服は……かえって厄介(やっかい)な事になるやもしれんぞ?〙



 あはは……。

 ま、そりゃ、そーなんですけどネ?




挿絵(By みてみん)


「言いたいことは、わかりますよぅ。でも、絵本仕様のアレよりかは、いくぶん、マシじゃーないスか?」

「あのね? アンティと、おそろいで、私は嬉しいよっ♪」



 はーいっ、私の(ヨメ)可愛(かわい)ぃ。

 となりに居るだけで幸せです。



〘#……まぁ、それは、、、そうだろうが──……〙

『>>>でもさ? あの巨乳(キョヌー)剣士(けんし)さん(たち)が、言ってたじゃん。その神官服、かなり特殊(とくしゅ)なんだろぅ?』


『────むっ!☼』

〘------ぁ;地雷ふんだのん☆〙 


『>>>いや、なんでだよ……』



 へっ、パイセン。

 かるく私たちの地雷も、()んでるぜ──。

 ま……言ってっことは、分かっケドさ……?



『>>>逆に、一部の人には、()ェ、つけられちゃうんじゃないのぉー?』


「────大丈夫だと思います」



 先輩の懸念(けねん)に、

 マイスナが言葉を(かさ)ねた。



「ナトリは、(いや)しの勇者が(おこ)した街で、回復職(ヒーラーズ)(しつ)()いですし、ポーションの技術も発達しているはずです」


『>>>? そうなのかぃ?』


「ぁ。私もソレ、ガッコーの授業で聞いた事あるかも」


〘#……それが何故(なにゆえ)、神官服が大丈夫な理由へと?〙


「3、4年前に、ナトリの街と、中央教会は、トラブルになっています」



 え!? そうなの!?

 私らが……11歳か12歳の時、くらい?



「独自の治療技術で街を守りたいナトリと、

 教会を、街の中に建てたい教会側、で、

 いざこざが、あったんです」


〘#……ナトリの(たみ)にとって……教会は、余所者(よそもの)不躾(ぶしつけ)に病院を建てにきた、という印象か〙


『>>>余計な手出しすんな、こっちでやるぜ! ……って、ケンカになったってコト? つーか……、なんでいきなり、歴史の授業に? それに、そんな街に神官服で入ったら、まずいんじゃね……?』



 マイスナは、歩きながら、

 淡々と続きを(かた)る。



「今は、双方に和解しています。どちら(がわ)有識者(ゆうしきしゃ)からも、"すぐに怪我人(けがにん)が治療できる環境なら、何でもいい"、という意見が上がったからです」


〘#……(しか)り、だな。どちらの陣営も、一部の過敏(かびん)(そう)が、過剰に反応していただけだろうと、憶測がつく〙


『>>>ぁ、ホントだ。あそこに見えるの、ちょっとモダンな感じだけど、しっかり教会じゃん!』



 見ると、赤レンガで作られた、

 教会らしきものが、確かに建っている。

 少し違和感があるけど、

 風景として見ると、ふしぎと悪くない。


 むしろ、オシャレな感じすら、ある!

 街の雰囲気を、

 壊さないようにしてるのかな──?



「マイスナ、よく知ってるわね? 私、感心しちゃった♪」

「……//////」



 ……ん?

 なんで、照れんねん。

 きひひ、()められて、(うれ)しいんかー?



「……ぁ、アンティにね?」

「んっ……?」

「アンティに、初めて会った、(あと)に、ね……? 外の、世界に……少し、興味がわいて……」

「── 」

「ちょっと、勉強したの。だから──ね?」

「ぅ、ぅん」

「えへへ……♪ 私がすごいのは、

 アンティが、いたからだよ♪」

「っ──……!」

「……へ、へへ……♪//////」

「……ぅ、うん、そっか……♪//////」



 この天使を生んだ神は、

 いったい誰なのよ?

 よ う や っ た ・・・ !!!


 そりゃ、手ぇ、つなぐでしょ。

 あ、恋人つなぎですか、はいッッッ。



「あーんてぃ♡」

「まいすなー♡」


『>>>はっは……。仲良しなトコロ、悪ぃんだけどさぁ。けっきょく、説明になってないよーッ!?』

〘#……こ、コホン……。ナトリと教会が、仲直(なかなお)りをしてから、数年が経っている訳だな。で……どうなったのだ〙


「ぇと、マイスナ?」

「ぁっ。つまり──"きまずい"んです」


『>>>はぁ……?』



 ゴッッるぁ、先輩。

 マイスナに、ハァとか、(ナニ)ぬかしとんねん。

 (ナベ)煮沸(しゃふつ)すっぞ、ゴっルあぁ。



「たぶん、めったな事では、話しかけられないと思います」


〘#……! なるほど……デリケート、だと言うことか──〙

『>>>……??? どういう事だぃ?』



 ……実を言うと、

 私も、あんま分かってにゃかったりする。


 すると、フードの中に隠れたクラウンから、

 (あたた)かな声が聞こえた。

 



『────ふふ:理解しました☼

 ────ちょうど:人が増えて来ましたね☼

 ────反応を観測するとしましょう☼』

〘------の──ん???☆☆☆〙



「いこっ♪ アンティ!」

「──ぅッ? うんっ!」




 私たちは、仲良く手を繋いで、

 街の中へと進行した。



 




    ☗

  ◢■■■◣

 ■■■■■■■     ☗

  ■■□■■    ◢■■■◣

  ■□□□■   ■■■■■■■

 ■■■■■■■   ■■□■■

  ◥■■■◤    ■□□□■

   ■✿■    ■■■■■■■

   ■■■     ◥■■■◤

   ■■■      ■✿■

   ■■■      ■■■

  ■■■■■ /   ■■■    

w ■■焱■■/    ■■■   /**

 ■■■■■■■   ■■■■■ */ /*

           ■■淼■■ ||//*

 wwV    V ■■■■■■■\//

    ⚘ ⚘   . .⚘

┅໒ঌ   ⚘  . ⚘ .⚘⚘  ⚘

┅┅ ┅໒ঌ  V.⚘⚘      wv ⚘

┅ ┅┅ ┅ ┅໒ঌ    ⚘⚘.w

┅┅ ┅┅ ┅ ┅ ┅┅໒ঌ   ⚘⚘⚘

┅ ┅ ┅ ┅┅ ┅ ┅ ┅┅ ┅໒ঌ  ⚘⚘

┅ ┅┅ ┅ ┅ ┅ ┅ ┅┅ ┅ ┅ ┅┅ ໒ঌ



   



   

( ^_^ ;)ごめぬってば。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
百合イチャデートてぇてぇ✨(ФωФ)糖度マシマシサイクロン!!!!!✨
[気になる点] 風呂に入った後のうさ丸はしぼみますか?
[良い点] ほ~。 マイスナが語った『設定』、中々現実的で面白かったです。 一般的に小説の登場人物て喜怒哀楽が過剰に描かれがちですけど、こういう「気まずい」みたいな感覚になるのが現実的ですよね。 …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ