ビッグホワイト じょう さーしーえー
ごめぬ、めちゃくちゃ短ぇ……(;´༎ຶٹ༎ຶ`).*・゜
ちと多忙中なので導入だけ先
投稿しまっす
「急に、ごめんなさい。まぁ、おかけになって」
「「──」」
王都ギルドに呼び出された羊雲姉妹は、
執務室に通されていた。
少し、ツンとする紅茶の香りが、
より、彼女たちを緊張させる。
「は、はぃ……」
「……しつれいしまーす」
ギルドマスターというのは、
どいつもこいつも、
例外なく、なかなかの曲者のはずだ。
北の、ヘンクツジジィ。
東の、わがまま聖女。
西の、荒くれ巨人。
南の、激烈お殿様。
各、王凱都市で、多様な冒険者たちを、
統べる者たちは。
多少は、イカ……、
何かの能力が突出していなければ、
抑止力、たり得ない。
では、王都の──。
全ての、中心、中央たる。
" 王都のギルドマスター "は、
────如何なる人物なのであろうか?
「お茶だけで、申し訳ないわぁ」
──ひとつ。
王都のギルドマスターは、女である。
この部屋には今、
モコモコ髪の姉妹剣士と、
ギルドマスターしか、いなかった。
「ごめんなさいねー。クッキー、切らしちゃってて」
ズシン……。
ズシン……。
「お! お構いなく……はは」
「ずすーっ……」
座らされ、お茶を飲むしかない剣の姉妹は、
正直、心穏やかではないのだろう。
座ってしまったことで、じっっっくりと。
この部屋で……話を、しなければならない。
そんな雰囲気の中にいるからである。
これなら、壁際に突っ立たされて、
必要最低限の質問を浴びせられた方が、
よっぽど、マシだったな、と姉妹は思う。
重ねて残念なことに、
王都のギルドマスターの執務室は、
ソファも一流らしく、フカフカで。
すぐに、立ち上がれそうもなかった。
(( 和やかな……取り調べの気分だな…… ))
愛想笑いと、したり顔。
姉妹の外見の反応は正反対だったが、
思っていることは、まったく一緒であった。
女剣士たちの心内を、
知ってか知らずか。
王都のギルドマスターは、彼女たちの前に、
腰を下ろす──。
「よい、しょっ──と。……あら、やだッ!」
ミシッ……ッ、パキッ……!!
ギルドマスターの座るソファが、
いや……床の方だろうか、悲鳴をあげるが、
聞こえるレディの声は、実にチャーミングである。
日々、王都の冒険者ギルドで、
激務に勤しんでいるはずにしては、
笑顔が素敵で──スタイルもいい。
美人と言って、いいだろう。
「ぅわ……ちょっと……ヒビ、入っちゃったかな?」
「「 ……、…… 」」
──だが、それでも。
その、凄まじきプレッシャーに、
なにも言えなくなる、羊雲姉妹であった。
「ほ、ホホホ……。ごめんなさいね。いつもは、アッチの頑丈な椅子のほうで仕事をしているものだから……///」
王都ギルドマスター。
ソルデ・ゴーツィン。27歳。
巨人系、特有の、
身長2メルトルテ、70セルチ。
ちょっと、大きめの女さんである。
【速報】王都のギルマスもデケぇ。(´◉ω◉).*・゜










