みまもりはむはむ
キリ番だ! 連投だっ!!
(ง •̀ω•́)ว+
QQさん自身は、大丈夫だと言ったけれど。
ぶっちゃけ、かなり取り乱していたので、
いったん、話し合いは、お開きになった。
近日中に、ちょこちょこ進展すると思う。
問題は……たくさんあるけど、
わたしたちは……くやしかった。
けっこー、くやしかったのだ。
(( ぶぅ…… ))
世界のてっぺんとか、
チャラ男の暗躍とか、知ったこっちゃないが。
これは、私たちが初めて失敗した、
配達依頼かもしんない。
いや、失敗じゃないやぃ!
今は……行く手段がないだけだ。
上空、100ケルガ──、
100,000メルトルテの位置にある、
神様が作ったムテキの障壁を突破し、
木の神さまに、"仮面"──を届けて、
地上へと、再配達する。
ほぉら、カンタンだー。
どちくしょう。
ふ──んだ。
(( ぶぅ…… ))
今は……できないアクション。
ぶっちゃけ……超・ふてくされていた。
具体的には、ベッドで抱き合って、
ねろねろしていた。
漢字変換か、カタカナ変換かは任す。
ふ──んだ。
(( ふむむむむむ……ふむむむむっ ))
ふて寝である。
香桜子さんの置かれた状況は、
けっこう、ヒドい。
あんな宇宙の上で。
ベッドすらない所で、200年くらい居るんだ。
もし、ウゼぇチャラ男と、
QQさんが居なかったら、
ずっと、あんなトコで、
ひとりぼっちでしょ……?
何にせよ、私なら、
耐えられなかったと思う。
想像すると正直、胸が痛んだ。
今すぐ集荷に、うかがいたい……。
でも、なんか、通れねぇんだわ。
ふざけんな。
(( ふみゅむむむむむむむ……! ))
せつなーぃ……。
お互いの体温が、なんだか逃げに感じた。
すぐにでも、助けてあげたい……。
でも、方法が、まだ、わからん……。
つーか、今のまま、
香桜子はんが地上に来ると、
世界が、死んでしまうらしいし……。
なんやねんな、ソレなぁ。
クラウンが言うには、
老朽化した木曜日ステーションが、
地上に落下しても、アウトかも、との事。
もし、地上に落ちずに、
ステーションの残骸が、
衛星軌道上を回ったとしても。
香桜子はんが消滅しちゃったら、
地上の植物系は、オール、全滅する可能性・大。
野菜も、お花も無くなったら、
この世と食堂娘は、終わりだ。
今すぐ滅ぶ訳では無いけれど──。
カウントダウンは、着実に進んでいる。
……。
あぁ。
セキニン・やばたにえん。
どうやら、食堂娘の肩に……、
割とガチめで、世界存亡の危機回避が、
オーダーされちゃってるようだった。
ふむむ。
あああ。
いや、やるって。
絶対、やるわよ。
でも、今はマイスナと、ねろねろしたい。
(( ふむみゃぁあああ〜〜〜〜……! ))
あああ!
イケたら、今すぐにでも、イクのに!
もどかしいったら……!
先輩と先輩の心中を察すると、
うっ! ってなるしぃいイイ……!!
ああぁ……。
昔のクラウンのことも、聞きたいなぁ……。
QQさん、元気、出してくれるといいけど……。
ま、ローザが旧い親友ってことだから、
励ましは、任しといたらいっかな……。
少しくらいのお酒は、大目に見ます。
でも、なんか……先生とQQさんも、
複雑そうだしなぁ……。
つーか、服装から被ってきてるし……。
ああぁ……ダメだ、ストップ。
今は、やめておこぅ。
ニンゲン、たまには何も考えずに、
ホンワカ、休憩する時間も必要だ。
ねろねろねろねろねろねろ……。
( アンティ、今度、前髪、切ってみる? )
( えっ、どしたん。急に )
( ほら、どうせ秒で伸びるし。試しに、ねっ……♪ )
( ぅ、うーん。どーしよっかなっ? )
( 切ったのちょうだい! 食べるから! )
( それさ、私もアンタの……食う流れじゃね? )
私たちの、お昼寝通信。
だいたい、いつもこんな感じです。(笑)
はむはむはむはむはむはむはむはむ。
(アンティはホントに、いいにおいで、
いいおあじだなぁ……♪)
(はぁ? あんたこっちのセリフだかんね。
きめた。今日はあと5時間このままな)
現実逃避チュウーっ。
……。
……。
ふむー。
……………ぅん?
『────えぇっ……!?☼』
クラウンが、声、出した。
うん……。
私たちも、今……気づいたわ。
「……「」……」
「 ── 」
私たちのベッドの、すぐそばに。
──銅色のメイドさん、立ってますよね??
でたあああああ((;゜Д゜))