❖- シゼノリボルヴ -❖ さーしーえー
すっっっっっげぇ誤字してました!!(^_^;)
スキル名まちがってたん(笑)
ごめぬよ(´இωஇ`).*・゜
『>>>いったい、何が出るってんだ……?』
光の、おさまりゆく中で、ぼくは思う。
学生の頃は、付き合いで、
友達がやっていたスマホのゲームを、
ちょこちょこ、やっていた事もあるさ。
さぁ、思い出せ。
皆が、バイト代を溶かしてまで、
欲しがったアイテムは、なんだ?
伝説の聖なる剣?
無敵の魔法の杖?
それとも、女の子になれる魔道具??
いや……まぁ、
わりかし身内に、
いっぱい、いる気もするけど。
ともかく、こんな派手な演出なんだ。
ぼく達には、似つかわしくない、
どっかの物語で……使い回されたかのような。
"見慣れた伝説の武器"が、
出るのだろうか──?
ぼくたちは、静かに、
神の意志を待つ。
運が、巡る────。
『→→→ははは──……!』
金色の。
むかつく微笑みが、見えた気がした。
◉
◉ ● ◉
◉
◉
◉ ● ◉
◉
「これは……なに?」
『──うそ、だ──……❖』
『────……☼』
『>>>──、──』
ぼくと、クラウンちゃんも、
さいしょは、分からなかった。
徐々に……わかる。
"弾倉"、だ。
リボルバー……って、回転する銃、あるだろ?
その……弾が、入る所だけ。
それだ。
デカい。
バケツくらいある。
それが、ふたつ──……。
『────……銃身本体は:無いようですね……☼』
『>>>どういう、ことなんだ……?』
バカでかい、回転式拳銃の、
回る所だけが──……ふたつ。
……。
もし、ぼくが廃課金勢ってヤツなら……、
決して、運営を許さないだろう。
これが……新しいカタチ?
……冗談じゃない。
武器ですら、ない。
大きさを間違えた……"部品"だ。
放心した様子のシゼツの声が、
自嘲に満ちた嘆きに変わる。
『──……み、ミックスの……、
──チャンバーだわ……❖
──はは、は……信じられない……❖』
乾いた声。
ミックス、とは……?
わからない……。
ただ……現実が、ある。
これは……ハズレだ。
たぶん……ハズレ、、、なんだ──。
後輩ちゃんが、そっと聞く。
「……シゼツ。この、ふたつの……大きな物が。何なのか、私に教えて」
『──……❖』
「お願い── 」
後輩ちゃんは、できるだけ優しく、
小さな御先祖様に聞いた。
謎の、ふたつの"弾倉"は、
コゥコゥと、
後輩ちゃんの目の前に、
浮遊している。
『──これは……❖』
ゆっくりと、さびしそうに、
シゼツは語り始める。
『──これは……第三次世界大戦の後期に運用されていた……"ミックス"って呼ばれてた"戦車"の……"換装パーツ"よ……❖』
『>>>なんだって……?』
『────戦車の:パーツと言いましたか……☼』
『──えぇ、そうよ❖ これは……ヒトゴロシの……兵器の、部品──……!❖』
シゼツは、まるで、
悪夢を見ているように思えるような。
そんな感じで……声を、ふり絞っていた。
ぼくは……器用な男じゃない。
要点だけ……聞いて見る事にした。
『>>>これは……ぼくが生きていた時代より、遥かに未来の、最新式の戦車の弾倉……。そういう事に、なるのかぃ……?』
ぼくの質問を聞いたシゼツから、
自嘲と共に、返答される。
『──最新式、ですって?❖ はは……冗談じゃないわ……❖ 私たちの国はね、大戦後期に……備蓄がスッカラカンになって。──"ミックス"のガラクタで、ゴミ箱みたいな戦車を作ったの。防御力なんか……全部、無視して。単発で……精度が高い敵国の戦車を壊すために──連射力のみに特化した、ハリボテみたいな……戦車を、ね──……❖』
「……」
『────……☼』
『>>>……』
『──私みたいな、身体が半分機械で、モノ扱いされた孤児は、たくさん、アレに乗せられたわ……❖ この、薬室弾倉だけは、マトモに造られていたけど……それを支える周辺機材や車体はハリボテだから、ちょっと連射しただけで、熱で溶けだすの……❖ 敵を倒すたびに、こっちも燃えて……。パーツを付け変えるたびに、仲間の義手が発熱して、みんな、焼け死んでったわ……❖』
「……、……」
『────シゼツ……☼』
……この子の外見年齢は、
かつての彼女の歳に、比例するはずだ。
彼女は、この若さで……だったのだろう……。
この神様は……むごい死線をくぐり抜け、
世界を印刷し直す宇宙ステーションに、
乗ることに、なったんだ。
悲しい思い出話に、花が咲く──。
『──は、は……❖ ちょうど、左右に、一門ずつあってね……❖ とっても、懐かしいわ……❖ コレのせいで、仲間も敵も、たくさん死んだ──……❖』
「……」
『──きひゃひゃ、アンティ!❖ とんでもないハズレを引いたわね!❖ これは……確かに、私の姿!❖ 私の……本質を映す、思い出のガラクタよ……❖』
「……、── 」
空中で、くるくると回る、
バカでかい、ふたつのリボルバーの弾倉。
何かに……利用は、できるだろう。
ただ……これは、
ひとりの女の子の化身としては、
かなり、むごい姿だと思う。
彼女にとっては、最大の皮肉だし、
とても、あの魔刃のような、
鮮烈な印象は、無い。
正直、ぼくは、どう反応して良いか、
わからなかった。
後輩ちゃんが、物怖じせずに、
シゼツに語った。
「あんたが、私には想像できないような、ひどい目に合ってきたのは、よく分かった」
『──……いいえ…❖ アンティ? 私ね……あなたも、たくさん頑張って来たのを、よく、知ってる……❖ 私……とっても、残念だわ……❖ よりにもよって、あの……ガラクタ戦車のパーツに、なるなんて……❖ ごめんね……? あの、黄金剣のような、綺麗な武器に、なれなくて……❖』
「ねぇ、シゼツ。この……おっきい、レンコンみたいなもの? 少し……ゴールドカラーに見えるわね?」
『──……! きひひひひっ……!❖ アンティは、面白いコト言うなぁ!❖ それ、野菜の名前でしょ……!? きひひ……❖ えっとね、熱に、すっごく強い、特殊な合金でね……ええと、どうだったかな?❖ ま! それは私の記憶から生まれたモノだし、本物と材質は、まるで違うでしょうけど──……❖』
「ふーん。ねぇ、こっちから弾丸が発射するの? この、真ん中の大きな穴は何??」
『──へっ……?❖ ええと……そぅ。そっちが前よ──❖ 四つの薬室があって……30口径の弾を、バカみたいに連射してたわ❖ 真ん中の、ぶっとい穴は──シリンダーが通ってた所よ❖ すぐに融解するから、付け替えるの大変だったなぁ……❖』
「なるほど……こぅか。こう向きだわな」
『──……?? アンティ?❖』
後輩ちゃんは、
目の前で浮遊する、
双子の金属のレンコンを、
しげしげと観察している。
……???
何してんだ? いったい。
「はぁ──。クラウン、わかる? コレさぁ……そういう事、だと思うのよね? たぶん、形状的、にさぁ──」
『────はい……?☼
────……☼
──────あ"っ!!☼』
──っ……!?
目の前の座席で、
クラウンちゃんが──ハネたッッ!
『────なるほど!!☼
────そういう事ですか!☼』
『>>>──えっ、と……???』
『──……???❖』
なんの話だ?
ぼくとシゼツは、サッパリ分からない!
「やー、クラウン。前もって確認すっけど……アンタ、自分の子供達が造った武装系デバイスのノウハウは、あらかた理解してんのよねぇー?」
『────はい:バッチリです☼
────ミャーツやニャーナが製造した:
────武装デバイスのデータは:
────すべて:私の頭の中に入っています☼』
「よっしゃ。じゃ、やっちゃう?」
『>>>ぉ、おーい、後輩ちゃん……? クラウンちゃん……?』
『──クラウンとアンティは……、
──何を、言ってるの……???❖』
奥さんと後輩ちゃんが、
何を言ってるか、サッパリ理解できない!
話は、どんとん、進んでいく。
この時、既に。
アンティには、わかっていた。
わかっていたんだ────……!!
「いやもぅ……ぜってぇーコレ、この向きで、こうする感じなのよぅぅ。よい、しょおぉ──!」
リボルバー弾倉。
巨大。
ふたつ。
シリンダーの、穴。
────差し出される、黄金の、"両手"。
『>>> ! ! ! 』
『── そっ……!? ま さ か っ !!!! ❖ 』
わ か っ た ぞ !!!
ぼ く に も 、
──── わ か っ た ぞ !!!
ふさわしい位置へと、
パズルのピースが噛み合った時。
アンティ・クルルは、
こう、言うのだ・・・!
「嗚呼ぁー、くそったれ。太さ的に、まっっったく問題ないわ。クラウン──? 私の腕と、このレンコンモドキ──さっさと、繋げちゃいなさい! 」
『── う で に っ 、ハ メ て 、
使 う 気 ぃ ッ ッ !? ❖ 』
旧い炎の神が、大きな声を出す!
そうだ、神様は──……!
いつも、こっちの味方をしてる!
『──むむむむむ!!?❖ むぼう、無謀よッッ!!❖ それッッ、戦車の、連射リニアカノンのチャンバーなのよっ!?❖ 人体構造に、直接・装備するなんて……! ばっ、バカげてるわ!!❖』
「いや、だって見てみなさいな、コレぇ。どぉー考えても、ちょーど、腕がピッタリ通るサイズなのよねぇー」
『──むむ、ムリムリムリムリムリムリっ……!!❖ 反動ヤバい、熱と反動ォ、ヤバぁ!!❖ だ、だいたいっ、レイドボスのドラゴン装備には、後付けのパーツは、追加で武装できない設定だったはずだし……!!❖ そのヨロイに、"さいしょのむねあて"が組み込まれてるのだって、かなぁーり!! 異常なコトなんだからねっ……!?❖ そんな、前時代的な戦争の異物なんて、ぜったい構成プログラムに、ハジかれて──……!❖』
『────そうでも:ないようですよ?☼』
『──は、はぇっ?❖』
クラウンちゃんの言う通りだ。
驚いたな……こいつァ。
後輩ちゃんが両腕を通した、
バカでかい、リボルバーの弾倉。
それを、内側から固定しようとする動きがあるんだ。
それは、なんと──、
──ドラゴンの、筋肉──……!!
──ブシュオ・・・オ──オオオオオンンン──!!!
『────現在──:両腕部の装甲の隙間から:
────クルルスーツ内部の:
────インナーマッスルが露出中です☼
────弾倉シリンダーのシャフト・ホールへと:
────癒着行動を開始しています☼』
「うわぁー、感じるわー。筋肉が、にょわーって、ハミ出てきてんわ! パーツを……内側から取り込んでる感じするわ! きっしょー!!」
『────どうやら:取り込む気:マンマンですね☼
────上手いこと:隙間に歯車機構を噛み合わせ:
────ガン・ユニットとの空間接続を試みます☼』
「ん。あと、このレンコンの内側、ギザ歯が、グルっと付いてるわ。ちょうどいぃわね。ここに歯車あてといたら、ま、たぶん、キレイに回んだろ!」
『────そうですね(笑)☼
────シリンダーシャフト跡の直径が:
────15セルチもありますから:
────余裕で回転部を組み込めるでしょう☼
────弾倉は片手につき四つ☼
────弾のサイズは76……いや:
────直径77ミルラですね☼
────ショック:アブソーバー機構も:
────ヒジの方に組んでおきます☼
────ドラゴンの筋力なら:
────この程度の射撃制動には耐えられます☼』
『──な、なんでっ……!? なぜ……私のような異物が……レイドボスのレア装備に、平然と……受け入れられるのぉぉ……???❖ たっ、たとえ、ゲームマスター権限があったとしても……ランクSの概念設定の書き換えなんて、まったく、できないはずなのにぃぃ……?????????❖』
──キュイン、キュイン、キュイン……!!
──ビチビチ、ジュバァァ────……!!
──カチカチカチ、ヴォンン────……!!
後輩ちゃんの両腕と、
双子の金属のレンコンとの、ドッキング工事!
筋肉と……歯車と、アナライズカードの流路接続!
みるみるウチに、作業は進行していく────……!
ぼくは……、
凄まじい印象の変化を感じていた!
さいしょ、見た時は、
大ハズレだと──……、
────大ハズレだと、思っていたんだ!
「まわるけ?」
『────いけます:いけます☼』
ぎゅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんん!!!!!!!!!!!
ぎゅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんん!!!!!!!!!!!
うわははははははっっ──!!!
ははははははははははははははははッッッ!!!!!
龍の筋肉と、歯車で接続された回転弾倉は、
まるで──F1マシンの!!
タイヤみてぇに、ごきげんだっっ──!!!!!
『>>>───はっはははははははははwwww!!! くくひゃはっははははははははははははははははwwwww!!! くくくくくく、ば、バカじゃねぇのおおおwww!!!』
──やばいっっ!! ツボった!!!
コ レ 、
無 敵 の ウ デ じ ゃ ん !!!
「先輩ぃい!! うるさいわよぉーッッ!!」
『────カネト:うるさいですっ!☼』
『──うっ、う そ ぉ ・・・❖』
『>>>はぁ、はぁ、おもしれぇ……なんだぁ、このおかしさはァ……! はぁ、はぁ……弾でる? もう撃てるようになった?』
「ごるぁー!! アンタねぇー!! ちっとは手伝いなさいよおおおー!!」
『────嫁の後頭部付近での爆笑は:
────非推奨行動です☼ ぷんぷんっ☼
────カネトは:弾薬装填系の:
────流路の最終整備を:お願いします☼』
『>>>ははは……おっけー、了解! ふぅん、左腕が時計回りで、右腕が反時計回りだね……あ、もう、ほとんど出来てるじゃないか! 念の為、回転の風圧で、カマイタチが発生しないように調整しとこう』
「かまいたちって何?」
『────バール・モンキーの仲間のようです☼』
『>>>試し撃ちに……弾薬が、それなりに必要だなぁ。あ、たのめるかぃ? うん、そうだね、歯車製でいいと思う。装填システムは、こうして……、ん、よし、これで問題ないかな。滑らかに連射できるはずだ。ここもよし、と。微調整、終わったよー。──なぁ、シゼツ。この、バカデカいリボルバーの弾倉が、ぶっ壊れた所を、見た事があるかぃ?』
『──ぇ、えっ……!? い、いいぇ……!❖
──これだけは、とにかく、
──とっっっても、丈夫な印象があって……❖
──戦車が燃えて、車体がバラけても、
──これだけは拾って、使い回してた、かな……?❖』
『>>>──そいつはイイな! これが、きみのイメージから生まれたアイテムだとしたら──"ぜったいに壊れないモノ"という印象が、根強く反映されている可能性がある。チャンバーは、完全に両腕部に装着されたね、無機的にも、有機的にも、バッチリだ!』
「お、できたの? ナイスぅ。どする? アソコの岩、撃ってみる?」
『────とりあえず:
────直径77ミルラの弾丸を:
────片腕:33発ずつ:
────計:66発:装填しました☼』
『>>>ええっ、多くない……? 弾倉、三回転分くらいでいいだろ!?』
ぜったい、えらいことになるよ……。
「もーっ! 細かいこと言わないの!」
『────カネト:メッ、ですよ☼』
『>>>ええぇえぇ……』
嫁さんと女友達にゃ、かなわねー……。
『──あっ、あのっ、
──ほ、ホントウに、やるの……?❖』
「クラウン! まわせ、まわせ! マイスナ! 耳、おさえときな! うさ丸! アンタもよっ!」
『────全てのチェック:完了しました☼
────両腕部チャンバー:起動します☼』
『>>>照準、補佐るね』
ぎゅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんん!!!!!!!!!!!
ぎゅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんん!!!!!!!!!!!
「かまえた」
『────ガン:ファイア☼』
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────……きゅぅうううんん・・・☆
────ぷしゅうぅぅ〜〜──。
ほれみろ。
無くなったじゃないか。
『──……、……❖』
『>>>ほらぁー!! だぁーから、言ったじゃないかぁー! 弾、そんなに要らなかっただろぉー!? 見なよおっ! 岩山が、跡形も無いじゃあないかぁー! 勝手に地形なんか変えたら、まぁーた、ヒゲイドさんに怒られるよォー!?!?』
「……、……ちゅいまちぇーん……」
『────……謝罪を申請☼』
『>>>……懐かしいね、ソレ』
『──あっ、ぁ、あ、あのっ……?❖』
「もっこ試したいことあんの!! もっこ!! 試したい事あんのよ!!」
『────どうせ怒られるなら:
────トコトン:やるべきです☼』
『>>>ぅおぃ……』
『──えっ? ええっ……?❖』
ぎゅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんん!!!!!!!!!!!
﹁
消
ッ
ッ
`
印
ッ
ッ
`
拳
ッ
ッ
!!
﹂
■ ◆◆ ■■■ ◆ ■■■ ◆
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どぐおぉぉおおおおおおおおおおんんん!!!
バラッッ、ドカ……ごっ・・・!!!
ボロボロばらばらゴロ、ピシッ、
とずしゃぁぁぁぁア"ア"ア"んんん──……!!!
ずぅぅゥんんん・・・──。
『>>>うおぉ、つえぇー……!!』
『────威力が強化されていますね☼
────両腕に:回転促進部がありますので:
────当然といえば:当然ですが☼』
「私、気づいたのよ……。"岩山ナンテ、ソナモノ最初カラ無カタデスヨ? ハハッ☆ ……って言えば、怒られないの」
『>>>なんでカタコトなんだよ……岩の下にウサギの巣穴でもあったら、ペシャンコじゃん……』
『────苔しか生えていませんでした☼
────問題は:ありません☼ ニヤリ☼』
『>>>きみも大概、毒されているなァ!? はぁ……。でも、これなら地面に体の一部が触れていなくても、"消印拳"を乱射できそうだな……いいじゃん』
『────銃弾を:パンチと同時に:
────撃ち込む等も試してみたいですね☼』
『──こ、この人たち……バヤぃ……?、……❖』
後輩ちゃんの両腕には、
ほのかな熱を帯びた、
巨大な回転弾倉が、。
うーん、よく、似合ってやがる……。
スーパーロボに、こんなの居そうだ。
はは、なんてこった。
ぼくは、聞いてみることにする──…!
『>>>──両腕が、台風になった感想は?』
「はんっ──。大ッッ変……遺憾なんだけれども。実に──ケツの収まりがいいわ。ピッタシよ。とっても──しっくり来てる。これでもか、って くらいにね──?」
『──……! ……///❖』
はははは……!
じつに、彼女らしいや。
まるで、最初っから、
こんな腕だったようにすら、思えるな!
『────回転時のブレは:
────腕部シャフトに展開した:
────インナーマッスルによって:
────高い精度で抑えられていました☼
────高速回転させただけでも:
────素晴らしい近接武装になりそうです☼』
「──と、言う訳だわ、シゼツ?」
『──え"っ……!?❖』
「きひひ──これ、" 大ハズレ "に、見える?」
『────そ……、……//////❖』
間違いない。
こいつは……"一等賞"だ。
確実に、大当たりだッッ・・・!!!
どんな、英雄の剣よりも・・・!!
世界にある、全ての武装の中でも!!
すべからく、彼女に、相応しい──!!!
『────アンティ☼
────"新しいシゼツの武装形態"の:
────分析に:成功しました☼』
「──えっ、ホント!?」
『──こ、こんなパーツに、登録情報があるのっ!?❖』
『────表示します☼』
=====================
❖ ハンドミキサー型・追加武装 ❖
◆─ シゼノリボルヴ ─◆
\ よい! /
◉▼≦.*・゜
《SSR》ガンアーム専用・同期型〔MAX〕
《特……》
=====================
『>>>あっはははははwwwww!!! は、ハンドミキサーって……!! そっ、そーいうことじゃ、ねぇんだよぉぉおおwwww!!!』
『────そ:そんなに……面白いですかね??☼』
「見て見てぇ♡ マイスナぁ、どう? どう、コレぇー♪」
「うんっ、見てた♪ アンティの新しい腕、かっこいいねっ♡」
「に"、に"ょぉほぉおおぉぉ……、きっとなぁぁあ"ぁぁ……、……(ブルブルブルブル)」
「く………………………くゆぅん……(ぷるぷるぷーる)」
『──そ、そんな、呑気に構えてて、大丈夫なのぉ……!?❖ アンティ!? それッ、いちおーっ、戦車砲なんだよーぅ!?❖ も、もう……///❖ と、とりあえず! いったん、武装を解除して────……、、? ぁ……、あれっ……??❖』
あ、それ無理だね。
クラウンちゃんが、答えてくれる。
『────完全にヨロイと同期したので:
────解除は出来ませんよ?☼』
『──……、……何………、言ってん、の……、……?❖』
やっぱりなぁ。
「ぁ、そなのぉ?」
『>>>あー、アレだぁ。ぼくの仮面とか……クラウンちゃんの王冠と、同じような扱いになっちゃったんだよ』
『────えっ……、……ぇぇええあ"え"ぇぇえ"えええええ"え"えええ〜〜〜〜〜〜!?!?!?❖』
『────そのようですね☼
────常時解放型の:追加装備となります☼』
「ほぉー! じゃ、ヨロイ着るたびに、こうなんのね。ま、いいやっ! 軽いし?」
『────アンティ☼
────それ……片方:
────20ケルグラマくらいありますよ☼』
「なん、や、と……?」
『>>>きみ、体重かるくて、パンチしたら自分が吹っ飛びそうだったから、ちょうど良かったじゃないか!』
「ぉ、乙女の、体重、がッッ……!!?」
『>>>別に自分がデブった訳じゃないから、いいじゃないかぁー』
「総重量で40ケルグラマも増えたのよっ!? 大丈夫かなぁ……屋根の上とか、気をつけないと……」
『──えっ、えっ、えっ……何コレ!? 解除……できないのっ!?❖ うそぉ、ウソおぉっ……!?!?❖』
『────!! アンティ!!☼
────この装備ッッ:魔刃シゼツの時と同じく:
────特殊な:スキルがあります!!!☼』
「えっ!!!」
『>>>──見せてくれッッ!!』
──ヴォん……!!
=====================
❖ ハンドミキサー型・追加武装 ❖
◆─ シゼノリボルヴ ─◆
\ よい! /
◉▼≦.*・゜
《SSR》ガンアーム専用・同期型〔MAX〕
《特殊スキル》 ✕ 2
❖ 零絶 ❖ ──《RAYZETHU》
・弾倉を空撃ちすることで発動。
今までに接触した事のある死体を
ランダムで蘇生させる。
この時、使用者は必ず死亡するが、
大量の炎の魔素を取得していた場合、
そちら側から消費され、肩代わりされる。
❖ 反絶 ❖ ──《HANZETHU》
・魔刃シゼツ と同様のスキル効果。
弾倉を空にし、左右腕部・同時に四発ずつ、
計八発、空撃ちする事で発動。
この時、使用者は必ず死亡するが、
恒星レベルの炎の魔素を取得していた場合、
そちらから代用エネルギーが消費される。
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「こ、これっ……!? ヤバくない!?」
『>>>おおっ……!! "魔刃"の、イチバン気になってたスキルが、そのまま残っているじゃないかッッ!!!』
いや、つーか……!
そ、蘇生スキルだと……っ!?
そっちも、むちゃくちゃ、気になるが……!!
──"反絶"が、引き継がれているッッ……!!
これは、大きいっ!!
あれっ!? ええと……、
このスキルの能力って、何だっけ!?!?
「ヤバすぎるスキルが、増えているんですけど……」
『────エネルギー消費に比例……ですか☼
────試して……みましょうか☼』
「蘇生? アンティ、大神官さんになるのー?」
「にょきっと、にょんやぁぁあぁ……」
「くゆくーゆ、かんかん」
『>>>いや待て、これは慎重に……、……。──やっぱ、試してみるかぃ?』
『──ちょ、ちょっと!! お兄ちゃんっっ!?❖』
「これさぁ、私が弾無しで撃ったら、今までどおり、自動的にソルギアの炎から使われるってことよね?」
『────シゼツの特性を引き継いでいるなら:
────その解釈で良いと判断します☼』
「クラウン。"魔刃"の時の炎消費量を計算して、最低限の炎量だけ消費させる。小さな魔物とか、復活するかな?」
『────レディ☼
────弾の装填も:しておきます☼』
「マイスナ! もし、予想以上に大きい魔物が復活したら、ソッコーで加速するよ!」
「わかったー! 秒でコロスー!」
『──ちょっとちょっとちょっとぉお……!❖ あ、安易な行動は、ヤメたほうがっッ!?❖ 炎消費量も、前と一緒かどうかは分かんないしっ……!?❖』
「んじゃ……試しにイッパツ─── 」
『────震音探知☼』
ガサゴソ、ガサゴソ。
「お、おうい……!? あっちから、凄い音がしたよなぁッ……!?」
「あぁ……ガケでも、崩れたのかぁ??」
「もし、デカい魔物が争っているなら、ギルドに報告しなきゃな……!!」
「まるで、岩山が爆発したみたいな音だったねー!!」
「よぉし☆ 逃げっゾ☆ マイスナっ♪」
「あいあいさーっ♪」
キキキキキキキキキンン──!
ギギギギギギギュ────ン!
『──ちょ、ち"ょっと待って──ッッ!!!❖
──あなた達、、、ホントに!?❖
──それでっ、いーのぉぉお──ッッ!!?❖』
アンティ は
さいきょうの うでを
てにいれた! ●▼≦.*・゜