それでも私は生きている
「なぜ、そんなものを拾ってきた?」
「すごいだろう! 横転した戦車の下に挟まってたんだ!」
「難民か」
「ははは。もはや、内戦と呼ぶには複雑化しているけどね」
「まるで、クラーケンだ……チューブが触手のようだな」
「ぼくは戦争が好きだ。やりたい事をやらせてくれる」
「****め……。その死にかけを、どうするつもりだ?」
「これ以外にも、何人か繋いでる。なぁに、死んだようなもんだ。命は、かけがえは無いが、代替えがきく。そうだろ?」
「神様のつもりか?」
「ははは! 神様は、こんな崇高な事はしないさ」
「うわあああああああ!!! 悪魔人形だあああああ!!」
「亡霊が……! fuck……fuck. うルヴおォ──」
「バケモノめ……」
「きみみたいな可愛い女の子に殺されるなら、本望だな……」
「なんでなの、なんで弾が通らないの」
「たすけて……たすけ、お母ちゃん"……ヴォ── 」
「イカれてる……お前たちの国は***だ。死ね。死んでしまえ。それだけが、おまえが赦される道だ」
「ミルタは、とっくに死んだわ。探し回るのをやめて」
「泣かないのね……仲間が死んでも」
「ずっと静かに、見つめてくるの、やめろよ……!!」
「こんな鉄の体を見たら……みんな、悲しむよね」
「あなた、死ぬのが怖くないの? 今度は左腕でしょう?」
「お願い……。次の戦闘で……私を撃って……」
「お前は面白いな。感情がないようだ」
「ひどい欠損率だな……ははは。昔、母親にねだったロボットを思い出したよ」
「長生きするのは悪だ。使い捨てが、もっとも衛生的だろ?」
「うーん、芸術品だ」
「昏睡させろ。コイツなら生き延びるかもしれん」
「ふ、ふ、夢が詰まってる。ハレルヤ」
「シリンダーが13本もダメになってる。なぜ生きていたんだ? 怪物め……」
「顔だけ見れば天使だ。その白髪は……ふふ、恐怖が良い仕事をしたようだ」
「血液は、もう入れ替えてしまえ」
「ここに飛び出しナイフを仕込もう」
「バカか、脳の装甲なんて取っちまえ!」
「神様の気持ちがわかるよ」
「殺せ。そうだ。お前も、そろそろ死にたいだろ?」
「あれは……悪だ。世界を……好き勝手にされてたまるか」
「お前は、世界平和の礎だ」
「思い知らせてやれ……」
「大丈夫、ゾウ用のライフルで撃たれても、30分は稼働できる」
「くくく、そんなものは、宇宙にはないさ……」
「最後は星を見られる。贅沢だぞ?」
「……生きることを、あきらめないで」
「コイツに爆弾なんか埋め込んで、意味があるのか?」
「……きみは、勇敢だ。きみは、人間さ」
「──クソッタレが!! くそ……ふざけおって……。科学は、こんな、こんな事を……」
「……できそうなの?」
「実際にされてるの見ると、ホンット、引くよな……」
「とってあげなさいよ……世界最高の科学者、でしょう?」
『────それは:
────今カラ-当機が鑑賞予定の作品デス。
────ヤメナサい。
────はなしナさい。
────うム:ム。』
「ちょっと! アンタお酒、一缶あけたでしょう! 貴重なのよぉぉぉお……!?」
「キャキャキャキャキャ!! 元はといやー、ジュンヤのじゃねぇーか! ナーニ言ってんだぁ! けらけら! 気にすんなよ? メカっ娘ちゃん! 酒の味くれぇ覚えとかなきゃな!」
「よい名だと思うが……気に入っていないのか? 体はどうだ……? 顔が赤いぞ? 平気か? そうか……」
「ははは、にっぶいなぁー!! なぁ、ヒューガ」
「まったくよね……」
「あなたの……やり方には、反対だわ……! わかってるの!? 人の醜さを信じた、愚かなっ、やり方だわ……!!」
「ゥおい、よせって……。アタシ達は、無理強いし合っちゃいけねぇ……そうだろ?」
「様々な方法を試そう。それしか……」
「くそ……押し付けるなんて、できるものか……!!」
「クラウンは、本当に地上に降りる気なの……?」
『────可能性ヲ:信じていまスから。』
『──ぇ……?▼
──わた、死……?▼』
「あんたの笑い方、ホント、私に似てるわね?」
『────たまに現れたら:コレですか……。
────お風呂に乱入するのは:やめなさい!。』
『>>>え"、妹キャラで押し通すつもりなのかぃ……?』
〘------数奇な運命よねぇ……☪︎.*・゜〙
〘++++++ぐぅぅぅぅぅぅ・うぅ……Zzz〙
〘------のののののののの;のん☆……Zzz〙
【 ……おまん……! こ、こりゃ、たまげよった……! 】
< 泣きな、泣きな♪ みんな、助けてくれよぅで? >
{{ なんで、こうなっちゃったのかしらね? }}
【 よう、わからんかったみたいあぇ? その……序列が変わったせいで、弱体化した、とかナンとかなぁ…… 】
『C5:安定はしているようにゃ』
『C3:もうすぐドンがくるみゃ! 大丈夫みゃよ?』
『──ぐすん……❖』